坂崎乙郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

坂崎 乙郎(さかざき おつろう、1928年1月1日 - 1985年12月21日)は東京都生まれの西洋美術史研究家、美術評論家早稲田大学教授。父は美術史家坂崎坦

人物・来歴[編集]

『夜の画家たち』などの著作でドイツ表現派や幻想派の画家を紹介、評論活動、執筆活動をおこなう。深井克美など無名の芸術家の紹介にも力をそそいだ。1985年9月7日に自殺した盟友鴨居玲の後を追うように同年12月21日に自殺。

略歴[編集]

著書[編集]

  • 『夜の画家たち 表現主義から抽象へ』雪華社 1960
  • マチスルオー表現主義』近代世界美術全集 第6巻 社会思想社現代教養文庫 1963
  • クレー美術出版社・美術選書 1963
  • 『ヨーロッパ美術紀行』紀伊国屋新書 1965、紀伊国屋書店 1994
  • 『母と子の美術館』朝日新聞社 1967
  • 『抽象の源流 その先駆者たち』三彩社 1968
  • 『幻想の建築』鹿島研究所出版会・SD選書 1969、新版1984
  • 『反体制の芸術 限界状況と制作のあいだで』中公新書 1969
  • 『幻想芸術の世界 シュールレアリスムを中心に』講談社現代新書 1969
  • 『鏡の前の幻想』学芸書林 1970
  • 『空間の生命 人間と建築』鹿島研究所出版会・SD選書 1971
  • 『イメージの狩人 絵画の眼と想像力』新潮選書 1972
  • 『イメージの変革 絵画の眼と想像力』新潮選書 1972
  • 『象徴の森 神秘と幻想の画家たち』読売選書 1973
  • 『終末と幻想 絵画の想像力』平凡社選書 1974
  • 『絵を読む』新潮選書 1975
  • 『現代画家論』読売新聞社 1975
  • 『絵とは何か』河出書房新社 1976、河出文庫 1983、新版2012
  • 『ロマン派芸術の世界』講談社現代新書 1976
  • 『ふたたび絵とは何か』河出書房新社 1978.9
  • 「夜の画家たち 表現主義の芸術』講談社現代新書 1978.9、平凡社ライブラリー 2000。完全版
  • ピカソを考える』講談社 1979.11
  • 『女の顔』美術公論社 1979.4
  • 『みたび絵とは何か』河出書房新社 1980.7
  • プラド美術館 絵は語る』河出書房新社 1980.12
  • 『視るとは何か』美術公論社 1980.5
  • 『画家のまなざし』創元社 1981.6
  • 『絵画への視線』白水社 1983.10
  • エゴン・シーレ 二重の自画像』岩波書店 1984.6、平凡社ライブラリー 1998

共編著[編集]

  • 『幻想の絵画』黒江光彦、瀬戸慶久共著 近代世界美術全集 第8巻 社会思想社 (現代教養文庫)1963
  • シャガール 人と芸術』高階秀爾共著 社会思想社 (現代教養文庫)1963
  • 『近代絵画の先駆者たち』坂本満、佐々木英也共著 近代世界美術全集 第1 社会思想社 現代教養文庫) 1964
  • 『現代絵画の状況』高階秀爾、中山公男共編 近代世界美術全集 第9巻 社会思想社(現代教養文庫)1964
  • 『近代彫刻』穴沢一夫、高階秀爾共著 近代世界美術全集 第10巻 社会思想社(現代教養文庫)1965
  • 『近代世界美術全集 別巻』高階秀爾、中山公男共編 社会思想社(現代教養文庫)1965
  • 『西洋の美術』野村太郎共編 社会思想社 (現代教養文庫)1968
  • 『幻想の版画』岩崎美術社 (双書美術の泉)1976

翻訳[編集]

  • リオン・フォイヒトヴァンガーゴヤ スペインの戦慄』美術出版社 1959
  • クルト・リース『ベストセラー』雪華社 1961
  • 『パウル・クレー』草月出版部 1963
  • クレー『水彩と素描』美術出版社 1963
  • マルセル・ブリヨン『幻想芸術』紀伊国屋書店 1968
  • パウル・クレー『造形思考』土方定一菊盛英夫共訳 新潮社 1973
  • O.ビハリ・メリン『現代芸術の冒険』宝木範義共訳 鹿島研究所出版会 (SD選書)1974
  • ウェルナー・ホフマン『グスタフ・クリムト ウィーン世紀末芸術』河出書房新社 1977.4
  • エルヴィン・ミッチ『エゴン・シーレ画集』リブロポート 1983.8
  • マルク・エド・トラルボー『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』河出書房新社 1992.9

脚注[編集]