地上デジタル音声放送

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地上デジタル音声放送(ちじょうデジタルおんせいほうそう)とは日本2003年から2011年まで行われていた、地上波によるデジタルラジオである。通称、地上デジタルラジオ(ちじょうデジタルラジオ)・デジタルラジオBSデジタルラジオと混同しないときのみ)・地デジ地デジテレビと混同しないときのみ)。

2003年10月10日、実用化試験放送が東京地区大阪地区で開始。2010年6月30日に大阪で、2011年3月31日に東京でそれぞれ終了。

代わってV-Low帯[1]に使用周波数を変更してISDB-TSBによるマルチメディア放送i-dioとして2016年3月1日より実用化されている。

概要[編集]

従来の地上波ラジオの特徴に加え、ノイズのない高音質な音声・多チャンネル放送・5.1サラウンド放送や文字・静止画簡易動画を含むデータ放送、リアルタイム投票などの双方向性機能が特徴。移動体・携帯型端末での受信時にもノイズの少ないクリアな音声で受信できた。一方、専用の受信機が必要であるとともにその受信機も限られたものしか発売されなかったという問題点もあった(後述「受信機」も参照)。

2003年10月10日に実用化試験放送を開始して2011年7月以降の本放送開始を目指していたが、使用する周波数を変更してマルチメディア放送へ転換を行うことを理由として2011年3月31日をもって放送終了。デジタル方式の音声放送の実用化試験放送を目的としているため、映像は簡易動画という位置づけとなっていた。

地上アナログテレビジョン放送とは異なり、従来のアナログラジオ放送(AM・FM・短波放送)は地上デジタルラジオ本放送開始以降も継続して放送される予定だった。これは災害時の情報伝達手段として従来のアナログ方式のラジオ放送が重要視されていたためであり、デジタルラジオ放送は従来のラジオ放送の置き換えではなく4番目の新しいラジオ放送という位置づけになっていた。またデジタルラジオの普及を推進するため、マスメディア集中排除原則の対象ではなかった。

方式[編集]

日本の地上デジタルテレビ放送ISDB-Tを拡張したISDB-TSBを採用していた。1セグメントの占有周波数帯域は467kHz、伝送速度は4つの変調方式のうち移動体に適した方式で 280kbps圧縮方式MPEG-2 AAC。中継局を同一周波数で使用できるSFNが使用できた。

テレビが13セグメントでUHF帯を使用するのに対しラジオでは1または3セグメント(規格上は最大13セグメントまで連結可能)を1単位として利用し、VHF帯の7チャンネル(190.214286MHz)を8セグメント(91〜98チャンネル)に分けて使用した。

年表[編集]

  • 1998年10月00日 - 総務省の地上デジタル放送懇談会で、地上デジタル放送の推進が検討された。
  • 2000年11月00日 - 放送普及基本計画に地上デジタル音声放送が追加された。
  • 2003年09月26日 - デジタルラジオ推進協会に、東京・大阪地区の予備免許を交付。
  • 2003年10月10日 - 東京・大阪地区において、VHF7chで実用化試験放送を開始。
  • 2005年05月20日 - 総務省のデジタル時代のラジオ放送の将来像に関する懇談会で、報告書案にて2006年から本放送を開始する案を答申。
  • 2005年010月31日 - エフエム東京、TBSラジオ&コミュニケーションズ、文化放送、ニッポン放送、J-WAVEの5社が、デジタルラジオ事業会社「マルチプレックス・ジャパン」の発起人会を設立。
  • 2006年09月 - 割り当てられる周波数が不確定になったため、マルチプレックス・ジャパンの発起人会を解散[2]。2006年中の本放送開始は見送りに。
  • 2006年09月21日 - 専用受信機Prodia PIX-DR050-P00(ピクセラ製)を、評価機として先行発売。
  • 2006年12月08日 - 携帯電話型端末のW44S(KDDI ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)発売。民生品の端末として、初めて発売される。
  • 2007年03月09日 - パソコン接続型チューナーPIX-ST050-PU0(ピクセラ)発売(ただし、ワンセグテレビチューナーの機能の一部)。
  • 2007年06月17日 - 携帯電話型端末の契約台数が100万台に達する[3]
  • 2007年06月27日 - 総務省の情報通信審議会で、VHF7chが自営通信に割り当てられたため、2011年以降の本放送が困難になる。
  • 2008年03月31日 - サービスの方向性の違いから、エフエム東京エフエム大阪が放送休止。
  • 2008年09月29日 - TBSラジオデジタル・文化放送プラスニッポン放送DIGITALにて、地上波AMラジオのサイマル放送開始。
  • 2010年06月30日 - マルチメディア放送の実現を目指し東京での実用化試験放送に人的資源等を一元化するため、大阪での実用化試験放送を終了。
  • 2011年03月31日 - 東京での実用化試験放送を終了。全てのサービスを終了。

計画の変遷[編集]

実用化試験放送[編集]

デジタルラジオ推進協会免許人・運営者となり、2003年10月10日から東京タワー(800W)と生駒山(240W)から共にテレビVHF7chの周波数で8セグメント使用して放送された。2007年2月19日より東京タワーの出力が800Wから3倍の2.4kWに増力された。

本放送計画[編集]

本来の計画[編集]

当初の本放送開始は2011年7月25日地上アナログテレビ放送終了後の予定であった。試験放送はVHF帯の4MHz分(東京・大阪地区ではアナログテレビの7chに相当する帯域)を8セグメントに分割しすべてのセグメントを社団法人デジタルラジオ推進協会に割り当てていた。

テレビ兼営の民間放送には、テレビと同じチャンネル番号(リモコンキーID)が割り当てられる可能性もあった。

前倒し計画[編集]

地上波デジタル音声放送の本放送開始は本来2011年の地上アナログテレビ放送終了後の予定だったが、海外ではすでにデジタルラジオ放送が開始されていることや2006年度から携帯端末向けデジタルテレビ放送(ワンセグ)が始まることになったため、日本におけるデジタルラジオの普及を懸念し、総務省は2004年9月に「デジタル時代のラジオ放送の将来に関する懇談会」を開催した[4]。そして、2005年5月に懇談会の中間答申で、ラジオも当初の計画を5年前倒しして試験放送を停止し2006年に本放送を始めること、VHFの7chを8個のセグメントに分割しNHKに1セグメントを割り当て残りの7セグメントを全国で1つだけの民間免許主体(マルチプレックス事業会社)が受け持つこと等が報告書としてまとめられた[5]

2005年10月31日、この中間答申を受け、エフエム東京、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、J-WAVEの5社が、全国で地上デジタルラジオ放送を提供するマルチプレックス事業会社「マルチプレックスジャパン」の発起人会を設立[6]。2006年には民生用初のデジタルラジオ受信機(KDDIの携帯電話・W44S、2006年12月発売)が登場した。

計画では2006年の東京・大阪に続き、2008年頃までには札幌の一部(札幌は現在7、8チャンネルとも使用されていないため札幌市内の共聴で7、8チャンネルとも使用されており障害対策を考えるサービスエリアは極端に狭くなることが指摘されていた)・仙台静岡の一部(静岡・浜松両地域で放送するものの、静岡市周辺の当初の放送エリアはかなり狭い計画だった)・名古屋広島福岡地区で開始する予定だった。

前倒しの見送り[編集]

しかし、VHF帯の空き周波数帯に利用希望者が殺到している[7]などの理由で周波数帯の割り当てが不確定になり[8]、地上波における受託放送事業者の役割を果たすマルチプレックスジャパンの発起人会も2006年9月に解散[9][10]

総務省の2011年以降の周波数割当プランも不透明になり、2006年内の本放送開始は見送られた[11]

試験放送終了と本放送中止[編集]

周波数再編議論[編集]

2007年6月28日、デジタルラジオ推進協会は実用化試験放送で使用しているVHF7chで、2011年以降も継続して放送することが困難になったと発表した[12]。前日の27日に総務省の情報通信審議会で、同chを含む170~202.5MHzが自営通信に割り当てられたためである。

デジタルラジオなどテレビジョン放送以外の放送に割り当てられる周波数が、VHF帯の90~108MHz(V-low)と207.5~222MHz(V-high)になり、デジタルラジオ推進協会は同帯域を利用したデジタルラジオ放送を目指すことになった。

2局の試験放送終了[編集]

エフエム東京は実用化試験放送の開始当初から有料ダウンロードサービスの実現に向けて3セグメント放送・データ放送を行うなど、積極的に地上デジタル音声放送のけん引役をつとめていた。しかし有料放送を行うためには現行の無料放送の免許を返上した上で新たな免許を取得する必要があった。一方免許を持つデジタルラジオ推進協会は、総務省によって地上アナログテレビ放送の廃止に伴う周波数帯域の割り当てプランの見直しが行われている事情から、新たな免許を得られる保証がないため消極的であった。

この姿勢の違いが原因となり2008年3月にエフエム東京とこれに同調したエフエム大阪が、協会の正会員Aの退会届けを提出(チャンネルを持たない正会員Bへの変更を希望したが、協会は正会員Aからの退会を拒否)し2008年3月31日26時をもって放送を休止した。リスナーへの放送休止の告知期間はわずか1週間程度で、また退会を表明してから3ヵ月間は放送を行うという協会の規定にも反していたことからリスナーへの責任を問う声もあった[13][14]

マルチメディア放送への転換[編集]

2008年7月に総務省の「携帯端末向けマルチメディア放送サービスなどの在り方に関する懇談会」の報告書が発表され、地方ブロック向けの放送はV-Lowとなり、現在の帯域の割り当てが無くなることが確実になったため、地上デジタル音声放送を行っている関東のラジオ局6社(TBSラジオ文化放送ニッポン放送ベイエフエムエフエムナックファイブ横浜エフエム放送)が同年8月6日関東デジタルラジオ放送企画合同会社を、関西のラジオ局4社(朝日放送毎日放送大阪放送FM802)が8月11日に近畿ブロック・デジタルラジオ準備会を設立。また同年10月6日には関東デジタルラジオ放送企画LLCと近畿ブロック・デジタルラジオ準備会が共同でデジタルラジオ全国連絡協議会を設立し、マルチメディア放送の帯域確保・事業化スキームの検討・事業計画を立案する主体としてデジタルラジオ推進協会と協力して活動することになった。

2009年2月20日に、VHF Lowバンド(90〜108MHz。日本のアナログテレビジョン放送の1から3チャンネルに相当)におけるISDB-Tsb方式の地方ブロック向けマルチメディア放送・新型コミュニティー放送の実現とその普及・運用規定の策定を目的としたVHF-LOW帯マルチメディア放送推進協議会(VL-P)が主要AM・FM局など14社(地上デジタル音声放送を行っている・行っていた事業者、三井物産YRP研究開発推進協会 狭域デジタル新型コミュニティ放送準備委員会など)により設立された。

試験放送終了[編集]

2009年8月、使用していた周波数帯域が警察無線消防無線に割り当てられることが総務省情報通信審議会で決定した。

実用化試験局の免許は2011年7月24日に失効するが2010年10月5日、実用化試験放送による一定の成果を挙げたことや残る検証作業が2010年度内に終了することなどにより、実用化試験放送の終了は2011年3月31日に前倒しされた[15][16]

終了後の動き[編集]

実用化試験の終了後、2012年6月には福岡で、2012年7月には逗子・葉山で、それぞれV-Lowマルチメディア放送に係る実験試験局に予備免許が与えられている。この実験は福岡の試験局が2014年3月まで、逗子・葉山の試験局が2013年3月まで[17][18][19]。その一方、V-Low帯は世界的にはFM放送で利用されておりすでに受信機も発売されていることから都市部におけるAM放送の難聴対策としてV-Low帯をFM放送に使うことが望ましいのではないかという意見もあり、総務省は2013年2月22日に「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」を設置して今後の方針について話し合った[20][21]

2013年3月21日、日本民間放送連盟はV-Low帯へのマルチメディア放送への業界全体での一斉進出を断念[22]。この時点で引き続きマルチメディア放送(i-dio)の実現を目指すエフエム東京・エフエム大阪などのFM局陣営と、通常のFM波を利用しての受信改善(FM補完中継局を参照)に舵を切ったAM局陣営と分裂する格好となり、2013年7月には「VHF-LOW帯マルチメディア放送推進協議会」が解散した。

その後もエフエム東京陣営はV-Low帯マルチメディア放送の放送に向けて行動を続け、2016年3月1日にi-dioのサービス名称で放送を開始している。

実用化試験放送チャンネル[編集]

地区[編集]

エリア 実用化試験局 コールサイン 終了日(最終日) 都道府県[* 1][23][24] 都道府県[* 2]
東京地区 東京実用化試験局 JOAZ-FM 2011年3月31日 東京都埼玉県 千葉県神奈川県
大阪地区 大阪実用化試験局 JOBZ-FM 2010年6月30日 大阪府奈良県 京都府兵庫県
  1. ^ 都道府県庁が受信エリアに含まれる都道府県。
  2. ^ 都道府県庁は受信エリアに含まれないが一部が含まれる都道府県。

終了時のチャンネル[編集]

各地区の実用化試験放送終了時点(東京は2011年3月31日、大阪は2010年6月30日)。

ch 放送局 番組提供者 ch
番号
チャンネル名称 編成
[* 1]
ネット
[* 2]

91 NHK 日本放送協会 9101 NHK AMサ
92 DR@TOKYO 92 東京放送ホールディングス 9202 OTTAVA 独自
9203 TBSラジオデジタル AMサ
93 DigiQ+N93 文化放送 9302 超!A&G+ 独自
9303 文化放送プラス AMサ  
94 エリア・ショーケース エリア・ショーケース 9401 DRP大阪 [* 3]
95 D-JOLF ニッポン放送 9501 Suono Dolce 独自
9502 ニッポン放送DIGITAL AMサ  

91 NHK 日本放送協会 9102 NHK 独自
92 DRP大阪 朝日放送
毎日放送
大阪放送
FM802
DRP大阪
9201 DRP大阪
93 9301 [* 4]
94 9401
95 9501
  1. ^ 番組編成の概要。
    AMサ:AMラジオのサイマル放送。
    独自:大半が独自編成。ただし一部にAMラジオのサイマルや遅延あり。
  2. ^ インターネットでのサイマル放送をしていた局。いずれも、実用化試験放送終了にともない、インターネットラジオ局に移行した。
  3. ^ 大阪地区の一部番組を放送。
  4. ^ タイムシフティングチャンネル。92チャンネルと同一内容の遅延放送

早期に撤退した企業[編集]

実用化試験放送終了前に撤退した企業。全て2003年10月10日の放送開始時より参加。

撤退時期 企業 ch

2006年03月31日 日経ラジオ社 92
2006年11月30日 メガポート放送
ラジオ日本
J-WAVE
94
2007年03月31日 テレビ朝日 93
2008年03月31日 伊藤忠商事 94
2009年03月31日 横浜エフエム放送
ベイエフエム
92
エフエムナックファイブ 93
? ソニー
ソニーコミュニケーションネットワーク
95
ジャパンエフエムネットワーク 98

?
(2006年4月以降か)
エフエム京都
関西テレビ放送
京都放送
讀賣テレビ放送
Kiss-FM KOBE
プロムナード
ラジオ関西
92
|
95

各チャンネルの歴史[編集]

東京96チャンネル、大阪96・98チャンネルは使用局なし。

東京91チャンネル[編集]

東京92チャンネル[編集]

  • 2003年10月10日 - 「DR@TOKYO92」として、TBSラジオ・横浜エフエム放送・ベイエフエム・日経ラジオ社の4社で放送開始。9201「DR@TOKYO92」
  • 2006年03月00日 - 日経ラジオ社撤退。
  • 2007年03月05日 - 9202「OTTAVA」プレ放送開始。
  • 2007年04月01日 - 9201「ハマセグ/digitalBay」に改称、週の前半を横浜エフエム放送が、後半をベイエフエムが担当。TBSラジオが独立し、9202「OTTAVA」放送開始[25]
  • 2008年09月29日 - 9203「TBSラジオデジタル」新設、地上波の一部番組のサイマル放送を開始。
  • 2009年03月31日 - 横浜エフエム放送、ベイエフエムが撤退した為、9201「ハマセグ/digitalBay」が放送終了。
  • 2011年03月31日 - 実用化試験放送終了に伴い、9202「OTTAVA」・9203「TBSラジオデジタル」閉局。

東京93チャンネル[編集]

  • 2003年10月10日 - 「Digi Q+N 93(デジキューン93)」として、エフエムナックファイブ・文化放送・テレビ朝日の3社で放送開始。9301「Digi Q+N 93」
  • 2007年04月00日 - テレビ朝日撤退。
  • 2007年04月02日 - 9301「UNIQue the RADIOに改称。
  • 2007年09月03日 - アニラジ専門チャンネルとして、9302「超!A&G+創設。
  • 2008年09月29日 - 9303「文化放送プラス」新設、地上波の番組のサイマル放送を開始。
  • 2008年10月06日 - 9302「超!A&G+」で、簡易動画放送を開始。
  • 2009年03月31日 - エフエムナックファイブが撤退(番組編成の関係上、4月5日まで放送)し、文化放送の単独運営となる。
  • 2009年10月04日 - 9301「UNIQue the RADIO」が放送終了。
  • 2011年03月31日 - 実用化試験放送終了に伴い、9302「超!A&G+」・9303「文化放送プラス」閉局。

東京94チャンネル[編集]

  • 2003年10月10日 - 「DAZ94」として、J-WAVE・メガポート放送・アール エフ ラジオ日本の3社で放送開始。
  • 2006年11月00日 - 全社撤退・放送休止。
  • 2007年04月00日 - 伊藤忠商事が95チャンネルから移行。94「DiGiPiCO!」・9401「DiGiPiCO!」として放送開始。
  • 2008年03月31日 - 伊藤忠商事撤退し、放送終了。
  • 2008年06月16日 - DRPが9401「エリア・ショーケース」を放送開始。
  • 2011年03月31日 - 実用化試験放送終了に伴い、9401「エリア・ショーケース」閉局。

東京95チャンネル[編集]

  • 2003年10月10日 - 「D95(ディー ナインティファイブ)」として、伊藤忠商事・ソニー・ソニーコミュニケーションネットワークの3社で放送開始。9501「D95」
  • 時期不詳000000 - ソニー・ソニーコミュニケーションネットワーク撤退。
  • 2006年10月00日 - ニッポン放送が98チャンネルより移動し、伊藤忠商事と2社で放送。
  • 2006年12月01日 - 「D95」(伊藤忠商事)が移動し9502「D95」に。9501「LFX mudigi創設。
  • 2007年04月02日 - チャンネル名「D-JOLF」に改称。9502の伊藤忠商事が94チャンネルに移動。9501「Suono Dolce」に改称。9502「JOLF+新設。
  • 2008年09月29日 - 9502のチャンネル名を9502「ニッポン放送DIGITAL」に改称し、地上波の番組のサイマル放送を開始。
  • 2011年03月31日 - 実用化試験放送終了に伴い、9501「Suono Dolce」・9502「ニッポン放送DIGITAL」閉局。

東京97チャンネル[編集]

  • 2006年12月01日 - エフエム東京が98チャンネルより移動。9701「TOKYO FM1」9702「TOKYO FM2」放送開始。9703「TOKYO FM3」新設。
  • 2007年04月00日 - 本格的な実用化試験放送[26]を開始。9701「ENERGY 701」(アグレッシブライフスタイルチャンネル)・9702「MAGIC 702」(ハイクオリティチャンネル)・9703「NEWS」(ニュースチャンネル)に改称。
  • 2008年03月31日 - 26:00をもって放送休止。有料ダウンロードサービスを行いたいエフエム東京と消極的な協会側との姿勢の違いから対立し、突然の放送休止に至った[27][28]。チャンネルは廃止されず維持したまま放送休止となっていた[29]
  • 2009年10月頃00 - 番組表からの削除を確認。

東京98チャンネル[編集]

  • 2003年10月10日 - 「Digital Radio 98 The Voice」として、ニッポン放送・エフエム東京・ジャパンエフエムネットワークの3社で放送開始。9801「mudigi」9802「TOKYO FM1」9811「TOKYO FM2」。9811で3セグメント放送を実施。
  • 2006年10月00日 - ニッポン放送が95チャンネルに、エフエム東京が97チャンネルに移動し、送信停止。

大阪91チャンネル[編集]

  • 2003年10月10日 - 「NHK・VICS」として、NHK・道路交通情報通信システムセンターの2社で放送開始。9102「NHK・VICS」。なお道路交通情報通信システムセンターは、独立データ放送のみの参加。放送内容は、東京発と同じ。
  • 2007年04月02日 - 道路交通情報通信システムセンター撤退、9102「NHK」に改称。
  • 2010年06月30日 - 実用化試験放送終了に伴い、9102「NHK」閉局。

大阪92–95チャンネル[編集]

大阪97チャンネル[編集]

  • 2006年12月00日 - 「fm osaka」として放送開始。3セグメント放送。9701「fm osaka1」(音楽番組シーン)、9702「fm osaka2」(ハイクオリティー音楽番組)、9703「fm osaka3」(ニュース専門)。
  • 2007年04月00日 - TOKYO FMと同様に本格的な実用化試験放送を開始。9701「ENERGY 701」9702「MAGIC 702」9703「NEWS」に改称。
  • 2008年04月01日 - 放送休止。TOKYO FMと同様に、チャンネルを維持したまま放送休止となっている。
  • 2009年10月頃00 - 番組表からの削除を確認。

受信機[編集]

専用受信機は評価機のみで、民生機では携帯電話とパソコン用ワンセグチューナの一部機種で受信可能だった。

ただし、一部のチャンネルは2007年よりインターネット上(チャンネルの公式サイトやkikeruツールバーなど)でサイマル配信をしていたので、放送を受信せずとも聴取できた。

専用受信機[編集]

Prodia(PIX-DR050-P00)ピクセラ)のみ。2006年9月21日出荷、評価用として限定100台が販売された。

ピクセラ2006年5月に専用携帯端末を発売すると2005年12月発表したが、地上デジタルラジオの本放送開始が(5年前倒し案の)計画通り実施されず同製品の機能評価が完了していないためと発売を延期[30]。その後9月に法人向け限定のデジタルラジオ評価用としてProdiaが発売された[31]。デジタルラジオに加えワンセグ、アナログFMラジオにも対応。後に正式に発売された。

携帯電話[編集]

地上デジタルラジオ対応の携帯電話端末は、auKDDI沖縄セルラー電話)からのみ発売されていた。

機種 メーカー 発売日(最速)
W44S ソニー・エリクソン 2006年12月08日
AQUOSケータイW51SH シャープ 2007年03月10日
W51T 東芝 2007年02月09日
W52T 2007年02月16日
W52H 日立製作所 2007年06月07日
W54T 東芝 2007年07月28日
W56T 2008年02月01日
W54S ソニー・エリクソン
W54SA 三洋電機 2008年02月07日
Cyber-shotケータイW61S ソニー・エリクソン 2008年05月03日
W61SA 京セラ
(SANYOブランド)
2008年04月17日
W63SA 2008年07月04日

これらはすべてCDMA 1X WIN端末で、デジタルラジオに対応した機種は必然的にワンセグ放送も受信できる。またカタログには「デジタルラジオは実用化試験放送にて提供しております。(2011年7月終了予定)」と記載されているため、もし本放送に移行したらどうなるかは「正式に話を聞いていないためコメントできないが、決定した場合はメーカーと協力して対応するしかない」とコメントしていた[32]

パソコン用チューナ[編集]

いずれもUSB接続型のパソコン用ワンセグチューナの機能の一部で、デジタルラジオも受信できた。

DRMについては設定されていないがメーカー各社が著作権保護機構を装備しており、デジタルオーディオ出力(S/PDIFBluetoothのオーディオ系プロファイル、USBオーディオデバイス、IEEE 1394オーディオデバイスなど)へのデジタルラジオの出力は制限される場合が多かった。画像についても同様。

PIX-ST050-PU0ピクセラ
2007年3月9日同社オンラインストアでのみ発売
デジタルラジオ受信用ソフトウェアはまだサンプル版で、製品には同梱されておらず、別途同社Webサイトからダウンロードした。また専用ソフトウェアは著作権保護機能の都合上、Windows Vistaのみ対応していたが、その後Windows XPにも対応した。録音はできなかった。
MonsterTV 1DR(SK-MTV1DR)エスケイネット
2007年5月25日出荷開始
受信用ソフトウェアはワンセグと一体型で、Windows XPにも対応している。デジタルラジオの手動録音・予約録音もできたが、録音を再生するには録音時と同じパソコン・同じチューナが必要である。
CaptyTV Mobile PIX-ST061-PU0(ピクセラ)
2007年7月28日出荷開始
上記ST050のWindows/MacOS両対応版。Windows用のデジタルラジオ受信ソフトは付属、MacOS用のデジタルラジオ受信ソフトはダウンロード提供。
これテレ CG-3SGTRコレガ
2007年7月21日出荷開始
ピクセラのチップセットを使った製品で、受信用ソフトウェアもピクセラのStationMobileのカスタマイズだった。伸縮式の外部アンテナが付属。iEPGには未対応。録画予約対応。
高感度版ちょいテレ DH-KONE/U2Rバッファロー
2007年10月下旬発売
ちょいテレファミリー。高感度290mmアンテナ、高感度外部アンテナ(3mのケーブルが付属)、F型コネクタ変換アダプタが付属。受信ソフトは「PCastTV for ワンセグ」。対応OSはWindows XP/Vistaのみ。
高感度版ちょいテレ DH-KONE4G/U2DS
2008年4月下旬発売
上記とほぼ同仕様で内蔵メモリ4GBを搭載し、内蔵メモリへ録音できた(同機を他のPCで使用しても録音を聴ける)。製品自体はMacintoshにも対応しているが、デジタルラジオはWindows用のソフトウェアでしか聴けない。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 90メガヘルツ - 108メガヘルツまでの、従来VHF1 - 3チャンネルに割り当てられていた周波数のこと。
  2. ^ デジタルラジオ計画が白紙に 在京民放ラジオ局5社
  3. ^ auのデジタルラジオ対応機種、100万台突破 ケータイWatch
  4. ^ サービスが始まったデジタルラジオの現状
  5. ^ デジタルラジオを放送する事業会社の設立を発表
  6. ^ デジタルラジオ事業会社設立へ 民放各局が発起人会
  7. ^ 2011年以降のVHF帯はどうなる? 始まる通信・放送の「争奪戦」
  8. ^ asahi.com デジタルラジオに逆風 06年本放送、白紙に
  9. ^ 社団法人デジタルラジオ推進協会 「第9回東京放送番組審議会議事概要」
  10. ^ FACTA online デジタルラジオでこけたFM東京
  11. ^ デジタルラジオの「2006年後半 本放送開始」が不透明に
  12. ^ デジタルラジオ、’11年以降に現行機で受信できない恐れ
  13. ^ 文化通信.com TFM、DRP正会員A退会申し出でデジラジ撤退/ユビキタス特区注力へ
  14. ^ 第14回東京放送番組審議会 議事概要 - 社団法人デジタルラジオ推進協会
  15. ^ 社団法人デジタルラジオ推進協会 これからのデジタルラジオ
  16. ^ 社団法人デジタルラジオ推進協会 デジタルラジオ実用化試験放送の終了について(2010年10月5日 (PDF)
  17. ^ 「実用化のための最終検証の場」と位置づけ、福岡のV-Lowマルチメディア放送実証実験で予備免許 - ITPro 2012年6月27日
  18. ^ V-Lowマルチメディア放送に係る実験試験局に予備免許 - 九州総合通信局
  19. ^ V-Lowマルチメディア放送で逗子・葉山実験局に免許 - ITPro 2012年7月26日
  20. ^ V-Low帯はいよいよ動き出すか - ITPro 2013年1月9日
  21. ^ ラジオのデジタル化、全国規模での実施困難 - 読売新聞 2013年2月23日
  22. ^ (報道発表)V-Lowマルチメディア放送に関する検討結果について日本民間放送連盟 2013年3月21日。2016年2月20日閲覧
  23. ^ 東京受信エリアの目安
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  25. ^ ITmedia +D LifeStyle TBS、クラシック中心のデジタルラジオ局を開局
  26. ^ ITmedia +D LifeStyle エフエム東京、デジタルラジオの本格放送を開始
  27. ^ 文化通信.com - 特集:ラジオ最前線 TFM突然のデジタルラジオ休止に業界衝撃
  28. ^ FM東京のデジタルラジオ休止にみる免許運用の実態
  29. ^ 文化通信.com - TFMデジラジ休止余波/リスナーへの責任問う声、JFN「寝耳に水」
  30. ^ ピクセラワンセグ/デジタルラジオ/FMラジオの3波対応モバイル受信機の発売を延期いたします。
  31. ^ ピクセラデジタルラジオ/ワンセグ/FMラジオの3波対応モバイル受信機(Prodia)を、デジタルラジオ評価機として先行発売いたします。
  32. ^ デジタルラジオ、'11年以降に現行機で受信できない恐れ - 情報通信審議会答申を受けて。「同帯域での継続が困難」 - AV watch

関連項目[編集]

外部リンク[編集]