在日台湾人
| 在日臺灣人 | |
|---|---|
| 総人口 | |
| 5万6724人(2017年12月)[1] | |
| 居住地域 | |
| 東京・横浜・大阪・神戸他、日本各地 | |
| 言語 | |
| 台湾語・中国語・日本語・英語 | |
| 宗教 | |
| 仏教・道教・キリスト教 |
在日台湾人(ざいにちたいわんじん)は、日本に在住する台湾出身者および中華民国籍者である。
目次
概要
人数
2017年12月現在、日本に中長期に滞在している民間の台湾人は5万6724人(上位7位)である。そのうち永住者及び特別永住者の台湾人は2万2127人であり、それ以外の台湾人が3万4597人である[1]。この他に90日以下の短期滞在や外交官が5万9145人居る。台湾にルーツを持つ人々を含めた総数は10万人以上とみられる[2]。
年代
在日台湾人の男女比は30対70であり、圧倒的に女性が多い。年代的には20代(1万1607人)と30代(9561人)が多い。世界平均と比べると50代(18%)や60代(11%)の比率は5%以上高く、40代以下の比率が僅かに低い[1]。
在留資格
在日台湾人の4割(41%)は就業制限のない永住者(2万1044人)や定住者(1582人)である[1]。制限のある在留資格としては留学7788人(5位)、技術・人文知識・国際業務4990人(6位)、ワーキング・ホリデー2199人(2位)が多い[1]。在日外国人の中で比較すると経営601人(6位)と転勤535人(8位)、教授185人(10位)や文化活動107人(6位)、インターシップ94人(1位)や宗教89人(8位)、研究65人(6位)や高度専門職17人(5位)も多い[1]。
地域
在日台湾人の居住地域は関東地方(63%)、近畿地方(19%)、中部地方(9%)が多い[1]。
家族
在日台湾人の家族の同伴率(3%)は世界平均(6%)より低い[1]。日本人の配偶者の在日台湾人は9%で世界平均(7%)より高く、4131人(7位)居る[1]。
歴史
日本のすぐ南にある台湾は、1895年~1945年の日本の台湾統治により、現在に至るまで密接な往来がある。このため日本に居住したり、帰化したりした台湾人は多い。第二次世界大戦後は、台湾独立運動を支持して国民党政府に警戒され、金美齢のように事実上の亡命状態だった台湾人もいる。
「在日台湾人」という呼称はあくまで便宜上のもので、中華民国籍者の中には中華民国統治時代の中国大陸から日本へ渡って来た華僑(およびその子孫)も少なからず存在している。彼らについては地域としての台湾とは全く関係がない。
2000年代
2006年の在日台湾人は4万863人だったが、2009年に台日特別パートナーシップが始まり、2010年には4万4432人に増加した[3]。
2010年代
2000年代前半から台湾正名運動が始まり、そのせいか日本でも2012年7月の在留カード制度導入に伴い、中華民国国籍保有者は「台湾」と表記されるようになった[4]。
2017年6月4日、新たな在日台湾人団体「全日本台湾連合会」(全台連)が発足し、設立パーティーには蔡英文総統からも祝辞が寄せられた[5]。
在日台湾人の一覧
中華民国籍
- 王貞治 (プロ野球選手・監督。母親は日本人、中華民国籍の日漢ハーフ。中華民国籍を持っているが同国で生活したことは無く、一般的な日本人と同じく日本で生まれ育った。父親は浙江省の出身であり、地域としての台湾とは縁もゆかりもない)
- 王理恵 (王貞治の次女。父と同じく中華民国籍を持っているだけで、地域としての台湾とは縁もゆかりもない)
- 呉新亨 (プロ野球選手、プロ野球審判員、日本名 : 萩原寛)
- 林以文 (実業家・政治家、台湾の僑選立法委員2期、惠通企業社長、ヒューマックスグループ創業者)
- 李合珠 (実業家・政治家、台湾の僑選立法委員2期、日本中華聯合總会会長、東京大飯店創業者、紺綬褒章受章者)
- 王立誠 (囲碁棋士)
- 王銘琬 (囲碁棋士)
- 林海峰 (囲碁棋士)
- 張栩 (囲碁棋士)
- 楊嘉源 (囲碁棋士)
- 謝依旻 (囲碁棋士)
- 許世楷 (政治家・元台湾駐日代表)
- 辜寛敏 (企業家・政治家)
- 黄文雄 (評論家)
- 欧陽菲菲 (歌手)
- 大豊泰昭 (元プロ野球選手)
- インリン・オブ・ジョイトイ (タレント)
- のーでぃ (モデル)
日本国籍
- 呉百福 (安藤百福、インスタントラーメンの開発者)
- 呉昌征 (プロ野球選手)
- 邱永漢 (作家)
- 翁倩玉 (ジュディ・オング、歌手)
- 荘勝雄 (プロ野球選手)
- 陳舜臣 (小説家)
- 郭源治 (プロ野球選手)
- 金美齢 (評論家)
- 林瑞祥 (実業家、ヒューマックスグループ会長、藍綬褒章受章者)
- 劉壇祥 (味千ラーメン創業者、現社長・重光克紹の父、台湾の高雄県の美濃出身、戦後日本に帰化した台湾系日本人、日本名 : 重光孝治)
- 劉克紹 (味千ラーメン現社長、日本名 : 重光克紹)
- 舞川あいく(モデル、写真家、タレント、本名 : 呉亜郁)
日台ハーフ
- 一青窈 (歌手)
- 一青妙 (女優・歯科医師・エッセイスト、一青窈の姉)
- 余貴美子 (女優)
- 金城武 (俳優)
- 蓮舫 (参議院議員)[6]
- 嶋野蘭 (タレント)
- 川島茉樹代 (タレント)
- チャン・リーメイ (女優・声優)
- 観月ひなの (元AV女優)
- 渡辺直美 (お笑い芸人)
- 中間淳太 (俳優)
関連項目
関連文献
- GHQ占領期における在日台湾人の出版メディアと言説空間何義麟、『日本台湾学会報』17号、2015
- 戦後日本における台湾人華僑の苦悩何義麟、『大原社会問題研究所雑誌』 №679、2015
- 戦後在日台湾人の法的地位の変遷何義麟、『現代台湾研究』 第45号、2014
- 「在日台湾人」と日華断交何義麟、2012年度交流協会招聘研究者研究報告書、公益財団法人交流協会、2013
- 帝国臣民から在日華僑へ楊子震、『日本台湾学会報』14号、2012
- 第二次世界大戦前後の日本における台湾出身者の定住化の一過程黄嘉琪、『海港都市研究』3号、2008
- 日本における台湾人の国籍表記に関する法的問題清河雅孝、『産大法学』40巻3・4号、2007
- 林建良「在日台湾人の国籍記載について」、『明日への選択』(発行・日本政策研究センター)2001年9月号
脚注
- ^ a b c d e f g h i “統計局 在留外国人統計(旧登録外国人統計)” (2018年). 2018年3月27日閲覧。
- ^ “「中国人」に抵抗も 在日台湾人が新組織 「台湾優先、団結第一という旗を高く掲げる」”. 産経新聞朝刊. (2017年6月5日)
- ^ “都道府県別本籍地別外国人登録者(その1 中国)”. 法務省 統計局 (2010年). 2015年12月3日閲覧。
- ^ 日本在留外国人の「在留カード」制度が7月9日から実施 台湾週報2012年5月7日 中華民国(台湾)外交部
- ^ “「中国人」に抵抗も 在日台湾人が新組織 「台湾優先、団結第一という旗を高く掲げる」”. 産経新聞朝刊. (2017年6月5日)
- ^ 民進党の蓮舫氏が台湾籍の除籍手続き完了 「発言に一貫性がなくご迷惑をかけた」
外部リンク
- 日本華僑サービスセンター(中華民国政府が各華僑関連団体の連携強化発展のために設立)
- 琉球華僑総会
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