土屋恵一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

土屋 恵一郎(つちや けいいちろう、1946年12月23日 - )は、日本の法学者、演劇評論家。明治大学学長、明治大学法学部教授。教務理事。専門は法哲学観世文庫理事。北京大学日本文化研究所顧問。

人物[編集]

東京都墨田区向島出身。1969年明治大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。中村雄二郎のもとでハンス・ケルゼンジェレミ・ベンサムなどの研究をするかたわら、能を中心とした演劇研究の「橋の会」に参加し、身体論とりわけ舞踏・舞踊・ダンスについての評論があり、1990年『能 現在の芸術のために』で芸術選奨新人賞受賞。芸術選奨選考委員。

一時はベンサムを通して独身論を試みていたが、本人は婚姻している。法哲学については、主流の法哲学とは一線を画した研究をおこなっている。『正義論/自由論』は宮崎哲弥によって、分かりにくい比喩で余計分かりにくくしていると評された[1]岩波書店との関係が深く、能楽界に人脈が豊富である。

著作[編集]

単著[編集]

  • 『社会のレトリック 法のドラマトゥルギー』新曜社 1985
  • 『能 現在の芸術のために』新曜社 1989 のち岩波現代文庫、「能、世阿弥の現在」角川ソフィア文庫  
  • 『元禄俳優伝』岩波書店 1991  のち岩波現代文庫 
  • 『ダンスの誘惑』青土社 1992
  • 勅使河原蒼風河出書房新社 1992
  • 『独身者の思想史 イギリスを読む』岩波書店 1993
  • 『ベンサムという男 法と欲望のかたち』青土社 1993 「怪物ベンサム 快楽主義者の予言した社会」講談社学術文庫
  • 『正義論/自由論 無縁社会日本の正義』岩波書店 1996 のち現代文庫
  • 『ポストモダンの政治と宗教』岩波書店 1998
  • 『処世術は世阿弥に学べ!』岩波アクティブ新書 2002  
  • 『能、ドラマが立ち現れるとき』角川選書 2014
  • 世阿弥 風姿花伝』NHK「100分de名著」ブックス 2015

聞き書き[編集]

共著[編集]

  • 『知の橋懸り—能と教育をめぐって』中沢新一との共著 明治大学出版会 2017

[編集]

  1. ^ 宮崎『「自分の時代」の終わり』104P