園田寿

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園田 寿(そのだ ひさし、1952年12月20日[1] - )は、日本法学者弁護士。専門は刑法、サイバー法。関西大学大学院法学研究科修士課程修了。不正アクセスや有害情報などのネットワーク犯罪についての研究で著名。熊本県出身。

略歴[編集]

学説[編集]

児童ポルノ禁止法について批判的な立場を採る。同法が少女の人身売買を抑制したことには積極的な意義を認めつつ、性の自己決定権や表現の自由を侵害しかねない強硬的な運用は慎むべきだと立言する。立法論としては、具体的な被害者の存在しないアダルトゲーム成人向け漫画の作成・流通を規制するための改定に反対しており、児童の定義を現行の18歳未満から16歳未満に引き下げるべきであると提言している。松文館裁判では弁護側証人として出廷した。

業績[編集]

誌名に続く数字は号、数字とカッコ内数字がある場合は巻(号)。

論文[編集]

  • 園田寿「詐欺罪の諸問題」(刑法雑誌39(3)、日本刑法学会、2000年)
  • 園田寿「陳列概念の弛緩―「アルファーネット事件」控訴審判決(大阪高裁判決平成11.8.26)」(現代刑事法2(3)、現代法律出版、2000年)
  • 園田寿「最新判例研究 FLMASK(エフエルマスク)リンク事件(大阪地方裁判所平成12.3.30第二刑事部判決)」(捜査研究49(5)、東京法令出版、2000年)
  • 園田寿「刑法が「動く」「聞こえる」「見える」」(大学時報49(274)、日本私立大学連盟、2000年)
  • 園田寿「Key Word ストーカー」(法学教室239、有斐閣、2000年)
  • 園田寿「コンピュータ法学最前線(8)教師こそが最良のマルチメディア」(法学教室242、有斐閣2000年)
  • 園田寿「インターネットと刑法」(刑法雑誌41(1)、日本刑法学会、2001年)
  • 園田寿「サイバー犯罪条約」(現代刑事法3(9)、現代法律出版、2001年)
  • 園田寿「インタビュー 電脳倫理(サイバー・エシクス)の確立を急げ!」(第三文明494、第三文明刊行会、2001年)
  • 園田寿「情報化社会と人権」(部落解放480、大阪部落解放研究所、2001年)
  • 園田寿「デジタル・プライバシーの危機」(部落解放研究143、部落解放・人権研究所2001年)
  • 園田寿「サイバースペースと刑法」(法学教室244、有斐閣、2001年)
  • 園田寿「サイバー犯罪条約」(ノモス13、関西大学法学研究所、2002年)
  • 園田寿「デジタル化された個人情報」(法学セミナー47(7)、日本評論社、2002年)
  • 園田寿「住基ネットの危険性」(ヒューマンライツ180、部落解放・人権研究所、2003年)
  • 園田寿「児童買春における「不正勧誘行為」の処罰化について」(現代刑事法5(3)、現代法律出版2003年)
  • 園田寿「ネットワークセキュリティの刑事法的保護」(法律時報75(2)、日本評論社、2003年)

翻訳[編集]

  • 金基中・園田寿(訳)「情報支配社会における電子住民カードの意味とその危険性(抄訳)」(関西大学法学論集51(4)関西大学法学会、2001年)
  • 金鐘鉄・園田寿(訳)「大韓民国の住民登録制度」(関西大学法学論集51(4)、関西大学法学会、2001
  • ソウル特別市瑞草区庁・園田寿(訳)「韓国の住民登録制度」(関西大学法学論集51(4)、関西大学法学会、2001年)
  • 呉英根・園田寿(訳)韓国におけるコンピュータ・インターネット犯罪の対策と問題点」(ノモス13、関西大学法学研究所、2002年)

著書[編集]

  • 『解説 児童買春・児童ポルノ処罰法』(日本評論社、1999年) ISBN 4-535-51216-7
  • 『ハッカーvs.不正アクセス禁止法』(日本評論社、2000年) ISBN 4-535-51236-1

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.324

外部リンク[編集]