国鉄C21形コンテナ

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国鉄C21形コンテナ
C21形コンテナ(C21-8326)
C21形コンテナ(C21-8326)
全長(内寸法) 3,658mm (3,526mm)
全幅(内寸法) 2,438mm (2,330mm)
全高(内寸法) 2,350mm (2,065mm)
荷重 5t
内容積 17.0m3
自重 1.3t
扉位置 片側妻面
製造初年 1974年(昭和49年)
形式消滅年 2006年(平成18年)
製造メーカー 富士重工業東急車輛製造
製造数 14,000個
外面色 黄緑6号+青22号帯、他
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国鉄C21形コンテナ(こくてつC21がたコンテナ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1974年(昭和49年)から1976年(昭和51年)まで製造した、鉄道輸送用12ft長5t積み有蓋コンテナである。

概要[編集]

C21-50029(簡易通風改造されたJR貨物九州支社所有の個体)

1970年(昭和45年)に試作された、5t積み12ft長の2種コンテナC94形では、上下隅にツイストロック式の金具が設置されていたが、量産形式のC20形では採用を見送った。その後、コンテナ主要基地でクレーン自動荷役を行う計画が出たため、1974年(昭和49年)にC20形を基に上部四隅にツイストロック式のクレーン用の吊り金具を備えて、構造強化を図った本形式が登場した。

14,000個が、富士重工業および東急車輛製造で製造された。しかし、荷役設備が対応できなかったためクレーン自動荷役は失敗に終わり、C20形コンテナと同様に運用されるようになった。1977年(昭和52年)から吊り金具の無いC20形が再び製造されている。

本形式を基に、内部に保冷パネルを追加して簡易保冷コンテナとしたC95形が開発された。

1983年(昭和57年)にC20形と共に、荷役の効率化のため片側面に扉を設けた「二方開き」のC30形へ、数百個が改造された。

1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化に際しては、12,801個が日本貨物鉄道(JR貨物)に引き継がれ、継続使用された。数百個が簡易通風仕様の50000番台へ改造された(詳細はC20形の項目を参照)。その他にも側面の半分を撤去して無蓋化改造された個体もある。

その後、18D形19D形などの新形コンテナの登場により、他形式コンテナへの改造や廃棄が進み、2006年(平成18年)度に全廃された。

構造[編集]

C20形コンテナクレーン自動荷役用に改良したもので、上部四隅にツイストロック式の吊り金具付きとするとともに、鴨居等の構造が強化された。片側妻扉のみの一方開き。外法寸法は高さ2,350mm、幅2,438mm、長さ3,658mm、自重1.3t。内容積は17.0m3

塗装は、当時の標準色である黄緑6号「コンテナグリーン」を地色とするが、側面の帯はC20形の白色に対し、区別のため青色(青22号)となっている点が異なる。屋根上の対角2ヶ所にコンテナ番号の下3桁を標記している。

参考文献[編集]

  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
  • 吉岡心平「RM LIBRARY 122 国鉄コンテナのすべて(下)」2009年、ネコ・パブリッシングISBN 978-4-77705265-3

関連項目[編集]