国鉄ホキ5300形貨車

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国鉄ホキ5300形貨車
基本情報
車種 ホッパ車
運用者 日本国有鉄道
所有者 日本鋼管
製造所 日本車輌製造
製造年 1961年(昭和36年)
製造数 20両
消滅 1971年(昭和46年)
常備駅 浜川崎駅
主要諸元
車体色
専用種別 焼結鉱
軌間 1,067 mm
全長 8,750 mm
全幅 2,720 mm
全高 2,655 mm
ホッパ材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
荷重 30 t
実容積 21.9 m3
自重 16.2 t
換算両数 積車 4.5
換算両数 空車 1.6
台車 TR41C
車輪径 860 mm
軸距 1,650 mm
台車中心間距離 4,900 mm
最高速度 65 km/h
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国鉄ホキ5300形貨車(こくてつホキ5300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍したホッパ車である。

概要[編集]

本形式は、1961年(昭和36年)2月27日に日本車輌製造にて20両(ホキ5300 - ホキ5319)が製造された焼結鉱専用の30t私有貨車である。焼結鉱を専用種別とする形式は、本形式のみである。この焼結鉱とは製鉄原材料であり、輸送時の温度は公称50 - 60℃であった。このため本形式は熱対策が施されている。車体は内板、断熱材、外板の3重構造でありこれらは細かい間隔でボルト止めされた。このボルトがリベットの様にも見えるため、古い設計による車の様に見えた。各標記類は、他車であれば車体に直接標記する所、専用のプレートを使用して車体より距離をおいて設置された。

所有者は、日本鋼管(現在のJFEエンジニアリング。本形式車が全車廃車後に社名変更。)の1社のみであり、常備駅は東海道本線浜川崎駅であった。運用区間浅野 - 浜川崎間のみの限定使用であった。

1ロットのみの製造であったため形態の変化のない形式であった。荷役方式は、上入れ、自重落下側開き式の下出し方式である。台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。

全長は8,750mm、全幅は2,720mm、全高は2,655mm、台車中心間距離は4,900mm、実容積は21.9m3、自重は16.2t、換算両数は積車4.5、空車1.6である。

車体塗色はで、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて最高速度65km/hの指定車となり、識別のため記号に「ロ」が追加され「ホキ」となり黄1号の帯を巻いている。

1970年(昭和45年)5月26日に8両(ホキ5312 - ホキ5319)が廃車となった。

1971年(昭和46年)12月28日に最後まで在籍した12両(ホキ5300 - ホキ5311)が廃車となり形式消滅した。製造より約11年という短い期間であった。

参考文献[編集]

  • 鉄道公報
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
  • 吉岡心平『RM LIBRARY 151 無蓋ホッパ車のすべて(上)』(ネコ・パブリッシング、2012年)ISBN 978-4-7770-5322-3

関連項目[編集]