国立中山大学

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国立中山大学
National Sun Yat-sen University
公式校章
大学設置 1980年
創立 1924年
学校種別 国立
設置者 中華民国教育部
本部所在地 台湾高雄市鼓山区蓮海路70号
キャンパス 西子湾キャンパス
東沙諸島
学部 文学部
理学部
工学部
社会科学部
管理学部
海洋科学学部
研究科 文学大学院
理学大学院
工学大学院
社会科学大学院
管理学大学院
海洋科学大学院
ウェブサイト 国立中山大学公式サイト
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国立中山大学(こくりつちゅうざんだいがく、英語: National Sun Yat-sen University、公用語表記: 國立中山大學)は、台湾高雄市鼓山区蓮海路70号に本部を置く台湾国立大学である。1980年に設置された。

なお現在、台湾のパブリック・アイビー台湾総合大学システムの一校。愛称は西子湾・高雄中山大学。

概観[編集]

大学図書館の庭

大学全体[編集]

国立中山大学は海洋学および経営学を特徴とするな研究集約型大学であり、それの中核を形成するを大量の研究センターと政府系シンクタンクの研究者、全国最高クラスの大学院とも言われている。

中山の名の由来
本学の創設提唱者は元中山大学の同窓生達とモスクワ中山大学の卒業生の蒋経国総統。「中山」の名は、孫文の号からの命名である。
モットー
「博学、審問、慎思、明辨、篤行」

伝統および特色[編集]

名門大学中では少数精鋭、6学部・約70の研究センター(東沙諸島の研究拠点含む)を擁している。歴史的に、台湾の電子掲示板文化と生物海洋学コースの発祥地、産官学連携の伝統があり、特に国家海洋政策と南台湾の産業との共同研究が際立っている。現在、教育部のトップ大学計画に採択されている、全学の一部の評価は国立台湾大学(旧帝大)にも匹敵する。

歴史の中で、すべての中山大学は国家建設要員の養成を目的に設立した。現役教員と卒業生が官僚公務員になる比率が高いのも特徴といえる。大学院修了者が多くのCEOと政治家、20数人の国会議員を輩出している。

教育および研究[編集]

数学分野が群を抜いて強いが、商業マネージメント社会科学海洋学光エレクトロニクス等々も全国で上位3位に入る等、また国際認証 (AACSB、IEET)を獲得しています。これらの特徴に基づいて、キャンパスという環境と相まって、「台湾のUCSD」「OISTの大きめバージョン」とも言われている。[1][2]タイムズ・ハイアー・エデュケーションでは、世界第351-400位、アジア第62位、台湾第6位。[3][4]

沿革[編集]

1924年、新国家建設に人材育成は不可欠と考えた孫文(孫中山)により、広東高等師範学校広東公立法科大学広東公立農業専門学校を統合し、国立広東大学を開校した。1925年に孫文が病死すると、その功績を記念し翌年正式に国立中山大学と改称した。

国共内戦の結果、1949年中国共産党により大学は接収されてしまう。その後台湾での復校を望む声が高まり1979年に国立中山大学設立準備室が設けられ、翌年復校、孫文の誕生日である11月12日に開校式典が行われた。

なお現在、中国広東省にも分裂の名残を窺わせる同名の大学がある。

孫文によって設立された「文武両学府」
創立 再建
中山大学 1924年に中国広州 1980年に台湾高雄市
黄埔軍官学校 1924年に中国広州 1950年に台湾高雄県

年表[編集]

校歌[編集]

鄒魯/詞 陳洪/曲(試聽

中華文化 源遠流長
吾校矗立 蔚為国光
国父手創 遺沢餘芳
三民主義 儀行四方
民国基礎 大同梯航
莘莘学子 済済一堂
学以致用 不息自強
発揚光大 貫徹主張
懿歟勉旃 勿墮勿忘

組織[編集]

組織は学部の下に研究センター、大学院研究科、学科で構成されている。中国語版の正確なリストを参照のこと。

海洋科学学部
海洋科学学部
海洋科学学部
海洋科学学部
海洋科学学部
海洋科学学部

学部・大学院研究科[編集]

文学部・文学大学院
  • 中国文学科
  • 外国語文学科
  • 音楽科
  • 劇場芸術学科
  • 芸術管理研究科
  • 清代学術研究センター
  • 哲学研究科
  • 外語語文トレーニングセンター
  • 中国語教育中心
理学部・理学大学院
  • 化学科
  • 物理学科
  • 生物科学科
  • 応用数学科
  • バイオ医学研究科
工学部・工学大学院
  • 電機工学科
  • 機械機電工学科
  • 情報工学科
  • 材料光電工学科
  • 材料科学研究科
  • 環境工学研究科
  • 光電工学研究科
  • 通信工学研究科
  • 半導体テクノロジー研究センター
  • 電信研究センター
管理学部・管理学大学院
  • 財務管理学科
  • 情報管理学科
  • 企業管理学科
  • 人材資源管理研究科
  • 公共事務管理研究科
  • コミュニケーション管理研究科
  • 医療管理研究科
  • 中小企業研修センター
  • 都市発展環境計画研究センター
  • 都市研究・地方開発研究センター
  • 金融管理研究センター
  • 中国人生活スタイル研究センター
  • 直販学術研究開発センター
海洋科学学部・海洋科学大学院
  • 海洋資源学科
  • 海洋環境工学科
  • 海洋生物研究科
  • 海洋地質科学研究科
  • 海底技術研究科
  • 海洋物理研究科
  • 海洋事務研究科
社会科学部・社会科学大学院
  • 中山学術研究科
  • 政治学研究科
  • 大陸研究科
  • 中国及びアジア太平洋研究科(元大陸研究科と中山学術研究科を合併)
  • 経済学研究科
  • 教育研究科
  • 政治経済学科
  • 社会学科
  • 教職養成研究センター
  • 台湾研究センター
  • 東南アジア研究センター
  • 世論調査研究センター
  • 国際NGO研究センター
  • 国際労働資源政策研究センター

研究拠点[編集]

2017年現在、NSYSUには68の研究センターがあり、最も重要な主要センターを含む以下のものがあります:

トップレベル
  • Asia Pacific Ocean Research Center
  • Electronic Commerce and Internet Society Research Center
  • Large-scale multi-antenna system Research center
  • Functional Crystalline Amorphous Complex Research Center
  • Medical Science and Technology Center
  • Centre for Humanities Innovation and Social Practices
全学レベル
  • Sun Yat-sen Research Center for Social Science
  • Multidisciplinary and Data Science Research Center (MDSRC)
  • Management Studies Research Center
  • Engineer Technology Research & Promotion Center
  • Frontier Center for Ocean Science and Technology
  • Center for the Humanities

日本研究センター[編集]

財団法人交流協会(現:日本台湾交流協会)、学術界及び民間の努力により、国立中山大学は2010年6月21日に南台湾で唯一の日本研究センターを設置し、台湾の日本研究を強化し、研究者に意見交換・交流のチャンスを提供することなどを図っている。

李登輝政府研究センター[編集]

退任総統の名前を冠した大学の学術部門として台湾で初めて設置され、2017年2月からは国立中山大学李登輝政府研究センターが正式に発足される。李登輝退任総統の政策や思想などについて研究が進めるほか、南方政策のシンクタンク的役割を担うことを期待するとした。さらに、公共政策に関する指導者を育成。[5]

教員[編集]

管理棟

歴代学長[編集]

氏名 上任
初代 李煥 (第12代行政院長首相に相当する。) 1980
第2代 趙金祁 1984
第3代 林基源 1987
第4代 劉維琪 1996
第5代 張宗仁 2002
第6代 楊弘敦 2008
第7代 鄭英耀 2016

主な出身者[編集]

中国語のリスト
有名な政治家
立法委員(国会議員)

施設とキャンパス[編集]

西子湾[編集]

キャンパスの一部
大学のトンネル
大学のウィンドサーフィン

自然豊な、世界で屈指の野生動物生息地、海岸と山に囲まれたの天然要塞の地形のキャンパスはを擁する[6]、「台湾一のキャンパス」とも言われている[7]。その特徴は:

自然環境:山地生態系海洋生態系サンゴ礁
人造建物:海水浴場トンネル、市立史跡

アクセス[編集]

西子湾駅が近く、西子湾キャンパスから徙歩10分。

裕仁皇太子駐蹕之処[編集]

東沙諸島[編集]

附属学校[編集]

TCUS-台湾総合大学システム[編集]

Taiwan Comprehensive University System:

姉妹校[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯22度37分29秒 東経120度15分58秒 / 北緯22.62472度 東経120.26611度 / 22.62472; 120.26611