国民民主党 (日本 2018-)
| 国民民主党 | |
|---|---|
|
国民民主党本部が入居する三宅坂ビル | |
| 代表 | 玉木雄一郎 |
| 代表代行 |
大塚耕平 古川元久 |
| 幹事長 | 平野博文 |
| 参議院会長 | 大塚耕平 |
| 成立年月日 | 2018年5月7日[1] |
| 前身政党 |
民進党※ 国民党[注 1] |
| 本部所在地 |
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 三宅坂ビル北緯35度40分44.2秒 東経139度44分34.7秒 / 北緯35.678944度 東経139.742972度 |
| 衆議院議席数 |
36 / 465 (8%) |
| 参議院議席数 |
22 / 242 (9%) |
| 地方自治体議員数 |
758 / 32,715 (2%) |
| 党員・党友数 |
76,596人 (2018年7月31日現在[5]) |
| 政治的思想・立場 |
改革中道[注 2][11][12][13] 共生主義[11][12][14] 環境主義[7][12] 持続可能な開発[11] 地域主権[7][11] 政治改革・行政改革[7][11] 立憲民主主義[7][11] 国民主権[11] 平和主義[7][11][12] 国際協調主義[7] 原発ゼロ[7][9][10] 核兵器廃絶[7][11][12] |
| 公式サイト | 国民民主党公式WEBサイト |
| シンボル |
国民民主党ロゴ |
| 法人番号 | 8010005002280 |
| ※ 法規上は1996年結成の民主党、1998年結成の民主党および民進党と同一政党 | |
国民民主党(こくみんみんしゅとう、英: Democratic Party For the People[注 3][15])は、日本の政党。公式的な略称は国民党(こくみんとう)[9][16][17]、英語略称はDPFP[15]。報道時には通称として、国民党のほか[18]、国民または国民民主が使用される[注 4]。また参議院では会派の略称を民主としている[26]。
2018年5月、民進党、国民党 (希望の党における一部[27])[注 5]両党が合流し、手続き上は民進党が党名変更する形で結党された。
目次
党名[編集]
合流協議の始まった2018年4月当初、民進・希望両党の議員から新党の名称に「民主党」を推す声が根強く存在したが[28]、すでに公式略称を「民主党」で届出ている立憲民主党側が不快感を示したことや、また立憲民主党の略称と重複する件について総務省が難色を示したため断念した[29]。4月23日に両党が開いた会合では、「国民党」、「国民民主党」、「改進党」、「共和党」[30]、「中道民主党」、「民生党」[31]、「未来民主党」、「日本民主党」、「平和民主党」、「経済民主党」[32]、「立憲自由党」[33]などの案が出たほか、希望の党の若手議員らが党名として「新党ゼロ」を提案しプロモーションビデオを製作するなどした[34]。翌24日には両党幹部による新党協議会で党名を「国民民主党」とすることが決定した[35]。
党史[編集]
前史[編集]
小池百合子東京都知事が、2017年7月に行われた東京都議会議員選挙で自ら率いた地域政党・都民ファーストの会が圧勝したことを受け、衆議院の解散総選挙へ向けての流れに乗り、同年9月に国政政党「希望の党」を結成した。この希望の党には、当時の民進党を離党・除籍となった細野豪志、長島昭久ら保守系議員が結党に参加しており、彼らを中心に9名の国会議員が集まり政党としてスタートを切った。
衆議院解散を前に、当時の民進党代表であった前原誠司は小池代表との会談により、民進党の希望の党への合流が取り沙汰され[36]、解散当日の9月28日、民進党は党として次期総選挙への公認候補を擁立せず、希望の党へ公認を申請、事実上希望の党へ合流することを前原が提案し、了承された。
しかし、その後小池が党の政策と一致しない候補を排除する趣旨の発言を行った[37]ことから、一部の民進党議員が反発。枝野幸男党代表代行はリベラル系議員の新たな受け皿として「立憲民主党」を結成[38]し、岡田克也元党代表、野田佳彦前首相のように無所属で選挙戦を戦う事を選択する候補も出て、民進党内の分裂に至った。
同年10月22日に行われた第48回衆議院議員総選挙では、党代表である小池が「都政に専念する」ことを理由に同選挙へ立候補しなかったことや、小池自身の言動の影響[39]もあってか、公認候補235名のうち小選挙区で18議席、比例代表で32議席の50議席の獲得に留まり、野党第一党は54議席を獲得した立憲民主党となった。
選挙の結果を受けて、小池に対する責任論が噴出し[40]、その後行われた共同代表選挙で玉木雄一郎が党の共同代表に選出された[41]が、小池は程なくして共同代表から退き、党代表は玉木に一本化された[42]。
一方、参議院議員が残留した民進党では、党所属議員が希望の党公認として選挙戦で戦い惨敗したことや党分裂を招いた責任を取り、前原が党代表を辞任[43](その後、希望の党へ入党)。その後行われた党代表選挙では大塚耕平が無投票で後任の党代表に選出された。
党代表がそれぞれ交代したことで、2017年末に民進党側が立憲民主党・希望の党との統一会派結成を求めたが、衆院選からの一連の経緯で希望の党に不快感を持つとされる立憲側の拒否[44][45]や民進党内からも異論が噴出し、蓮舫元党代表など一部議員の立憲民主党への移籍を招くこととなった[46]。一方、希望の党側は統一会派結成に前向きな構えを見せたが、安全保障や憲法に関する見解の違いから松沢成文参議院議員団代表ら保守系議員の反発を招き、希望の党側も分裂を招きかねない状況で燻り続け[47]、翌2018年に入ると統一会派結成を見送る状況となった[48]。
その後、同年3月に民進党・希望の党の両党が合流したうえで新党を結成する構想が表面化[49]し、4月に入ると新党結成への両党の協議が本格化、同月26日に民進党・大塚代表と希望の党・玉木代表が合流による新党「国民民主党」結成の合意書に署名した。これを受けて、希望の党側は玉木代表ら新党参加組と松沢ら保守系メンバーの分党を決定。松沢ら5名は別の新党を結成して「希望の党」の名称を引き継ぐこととなった[50]。
一方で、両党の一部議員から「立憲民主党を軸とする野党再編を目指す」立場から、2党のみでの性急な新党結成に対する反発が強く、新党結成発表に前後して特に民進党側からは小川敏夫ら複数の参議院議員や、民進党籍を持つ無所属の会の大半が新党への不参加を表明し民進党を離党、一部議員は立憲民主党へ入党した[51]。希望の党側も分党した松沢ら5名のほか、細野、長島ら結党メンバーの多くは新党に参加せず、立憲民主党との連携を重視する大串博志らも不参加となった[52][53]。
新党結成の手続きとしては、まず「希望の党」を解党し、玉木ら新党合流組が「国民党」、松沢らが(新)「希望の党」をそれぞれ結党する形で分党し、このうち玉木らの「国民党」が結党間もなく民進党に合流の上、民進党側が「国民民主党」へ党名を変更する方式を取ることとなった[54]。従って、国民民主党は法規上1996年結成の民主党(いわゆる「(旧)民主党」)、1998年結成の民主党、民進党と同一政党の流れを汲むこととなる。
結党[編集]
2018年5月7日、党設立大会を東京都のホテルで開催[55]。党参加国会議員は衆議院39人、参議院23人の計62人で、5月6日時点の民進党53人、希望の党54人の両党合計107人の約58%に留まり、立憲民主党の63人を下回って野党第1党の座には届かなかった[55]。また、民進党代表の大塚耕平、希望の党代表の玉木雄一郎が共同で代表に就任することが承認された[55]。代表任期は9月末までで、9月に代表選挙を実施する予定。幹事長に希望の党幹事長の古川元久が就くなどの役員人事も決定[55]。民進党、希望の党との相違点として総務会の設置が決まり、総務会長は平野博文が務める。
同日、衆参各院事務局に会派変更も届け出た[56]。衆議院では民進党系会派が「無所属の会」、希望の党の会派が「希望の党・無所属クラブ」であったが、「国民民主党・無所属クラブ」に変更。参議院では、民進党会派だった「民進党・新緑風会」から「国民民主党・新緑風会」に改称した。さらに同日、民進党は国民民主党への党名変更を総務大臣に届け出た[1]。
大塚耕平・玉木雄一郎共同代表時代[編集]
5月14日、結党後の最初の世論調査(JNN)で支持率が0.8%だったことについて玉木雄一郎は「ゼロでなくてよかった。選挙を経験していない政党だから、本当の意味での信任を得ていないと思う」と述べた[57]。
5月27日、玉木共同代表が党会合で、国民民主党を中心とした政権交代を2022年・2023年をめどに実現したいとの目標を発表した[58]。「5年ほどのスパンで地道に力を付け、政権を担える固まりをつくる」と述べ、同時に「これからの日本を見据えた堂々たる政策集団として、党を育てたい」と強調した。
「対決より解決」を掲げており、政府与党に徹底抗戦の姿勢の立憲民主党と路線対立があると産経新聞に報じられた[59]。
7月18日の党総務会の中で、合流後初の代表選挙を行うことが決められ、8月22日告示・9月4日投開票のスケジュールで行われることや、基本的なルールは旧民主党→民進党のものを踏襲するも新しいルールとして、立候補に必要な推薦人を「所属国会議員20人」から「所属国会議員数の15%にあたる10人+それと同数の地方議員」に改めることも決定[60]。
8月22日、2018年国民民主党代表選挙が告示され、玉木雄一郎共同代表と津村啓介衆議院議員の2名が立候補を届け出た[61]。
同日、柚木道義衆議院議員が「党が掲げる対決より解決路線によって野党の分断がますます加速した」と野党共闘に対する党のスタンスに異議を唱え離党届を提出したが、党執行部は「代表選挙告示・立候補受付開始の直前に行われた行為は党の名誉・信頼を傷つけ、党の結束を乱す背信行為」として離党届を受理せず、柚木を除籍(除名)処分とした[62][63]。同党から除籍(離党)した国会議員は結党以来初となった。
9月2日、中央省庁の障害者雇用水増し問題について、同党が雇用義務に反して1人も障害者を雇用しておらず、ハローワークへの報告も怠っていたことが発覚した。代表の玉木は、それまで安倍政権の隠蔽体質の現れであり、障害者に対する裏切り行為であると批判していた[64]。
9月4日、代表選挙が投開票され、玉木共同代表が津村衆院議員を204-74で下し、代表続投が決定[65]。
玉木雄一郎代表時代[編集]
9月11日、新執行部の人事が発表され、焦点となっていた幹事長人事では、玉木新代表の側近である古川元久前幹事長の続投を見送り、平野博文元官房長官を新しい幹事長に起用。古川は代表代行として処遇し、代表選で玉木と争い敗戦した津村啓介元内閣府政務官を副代表に抜擢[66]。
10月9日には、参院議員会長選挙が告示。現職の大塚耕平党代表代行の他に立候補の届け出がなく無投票で再選が決まった[67]。
10月11日、立憲民主党と国民民主党、それに両党の支持母体である連合が、来年の参院選に向け、一人区をはじめとする選挙区の候補者について野党間で調整する必要性を確認する覚書を交わしたことが判明[68]。
10月15日に今井雅人衆議院議員が、同19日には長浜博行参議院議員が離党届を提出。党は同22日に長浜の会派退会を承認したことから参議院でも野党第2会派に転落した[69]。なお、両名は11月21日付で除籍処分とした[70]。
明けて2019年になると、1月15日に伊藤俊輔衆議院議員が離党届を提出、立憲民主党会派「立憲民主党・無所属フォーラム」への入会を届け出ており[71]、さらに無所属の会から13人中9人が立憲民主党会派に入会したことで、立憲民主党との勢力差が広がりつつある状況であった[72]
同月22日夕方、玉木代表と自由党の小沢一郎代表が東京都内のホテルで会談し、両党の合流へ向けての方針に合意したことが伝えられた[73]。
政策[編集]
綱領[編集]
綱領に以下の内容を掲げた[11]。
- 基本理念
- 私たちは、「自由」「共生」「未来への責任」を基本理念とします。
- 「公正・公平・透明なルールのもと、多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会」「誰もが排除されることなく、互いに認めあえる共生社会」「未来を生きる次世代への責任を果たす社会」を理想とします。
- この理念の下、穏健保守からリベラルまでを包摂する国民が主役の改革中道政党を創ります。
- 私たちは、民主主義を守り、現在と未来の課題を着実に解決し、国民全世代の生活を向上させます。国を守り、国際社会の平和と繁栄に貢献します。
- 私たちの立場
- 私たちは、「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立ちます。
- 私たちは、一人一人がかけがえのない個人として尊重され、多様な価値観や生き方を認め合いながら、共に生きていく国を育んでいきます。
- 私たちのめざすもの
- 私たちは、「人への投資」を重視し、公正な再分配によって理不尽な格差をなくし、持続可能な経済を確立します。
- 私たちは、少子高齢化や過疎化を克服し、安心の社会保障を実現します。
- 私たちは、子どもと若者、孤立して生きざるを得ない人々、社会的マイノリティ、障がいのある人々、非正規雇用で働く人々等、声の届きにくい人々に寄り添います。
- 私たちは、地域主権改革を進め、豊かさが実感できる、自立した活力ある地方にします。
- 私たちは、政官財のしがらみをなくし、政治と行財政の改革を誠実に実行します。
- 私たちは、立憲主義と国民主権・基本的人権・平和主義を断固として守り、国民と共に未来志向の憲法を構想します。
- 私たちは、専守防衛を堅持し、現実的な安全保障を築きます。
- 私たちは、開かれた国益と広範な人間の安全保障、恒久平和と核兵器廃絶をめざします。
組織[編集]
地方組織[編集]
政党助成法上では民進党が党名変更する形で設立されているため、同党の地方組織を引き継いでいる[74]。旧希望の党で事実上唯一の地方組織であった希望の党愛知県連は、2018年5月12日に国民民主党に合流する方針を決めた[75]。一方で新党への移行を巡り、無所属での活動や立憲民主党への入党を希望する地方議員の離党が相次ぎ[76][77]、一部の県では旧民進党系地方議員の受け皿として「新政あいち」(愛知県)、「三重新政の会」(三重県)、「千葉民主連合」(千葉県)などの地方政治団体が設立された[78][79]。大塚共同代表は7月5日の記者会見で、旧民進党の地方議員約1500人のうち、約半数にあたる約800人が国民民主党に参加したと発表した[80]。
党員・サポーター[編集]
党員・サポーター制度は民進党のものをほぼそのまま引き継いでいる[16][81]が、党員の党費は民進党時代の6,000円から4,000円へと値下げされた[82]。2018年7月31日時点での党員・サポーター数は7万6596人であり、旧民進党時代の23万6131人から3分の1の数となった事が報じられた[5]。
役職[編集]
歴代代表一覧[編集]
役員[編集]
| 役職 | 氏名 | 衆参別 | 出身政党 |
|---|---|---|---|
| 代表 | 玉木雄一郎 | 衆議院 | 希望の党 |
| 代表代行 | 大塚耕平 | 参議院 | 民進党 |
| 古川元久 | 衆議院 | 希望の党 | |
| 副代表 | 渡辺周 | 衆議院 | 希望の党 |
| 大島敦 | 衆議院 | 希望の党 | |
| 津村啓介 | 衆議院 | 希望の党 | |
| 田名部匡代 | 参議院 | 民進党 | |
| 幹事長 | 平野博文 | 衆議院 | 民進党 |
| 幹事長代行 | 増子輝彦 | 参議院 | 民進党 |
| 幹事長代理 | 吉良州司 | 衆議院 | 希望の党 |
| 総務会長 | 小林正夫 | 参議院 | 民進党 |
| 両院議員総会長 | 柳田稔 | 参議院 | 民進党 |
| 国会対策委員長 | 原口一博 | 衆議院 | 民進党 |
| 国会対策委員長代行 | 山井和則 | 衆議院 | 希望の党 |
| 選挙対策委員長 | 岸本周平 | 衆議院 | 希望の党 |
| 組織委員長 | 足立信也 | 参議院 | 民進党 |
| 政務調査会長 | 泉健太 | 衆議院 | 希望の党 |
| 政務調査会長代行 | 後藤祐一 | 衆議院 | 希望の党 |
| 男女共同参画推進本部長 | 徳永エリ | 参議院 | 民進党 |
| 政治改革推進本部長 | 古川元久 | 衆議院 | 希望の党 |
| 行政改革推進本部長 | 大島敦 | 衆議院 | 希望の党 |
| 常任監査 | 大島九州男 | 参議院 | 民進党 |
| 会計監査 | 近藤和也 | 衆議院 | 希望の党 |
| 役員室長 | 小熊慎司 | 衆議院 | 希望の党 |
| 参議院会長 | 大塚耕平 | 参議院 | 民進党 |
| 参議院幹事長 | 榛葉賀津也 | 民進党 | |
| 参議院国会対策委員長 | 舟山康江 | 無所属 | |
| 参議院政審会長 | 田名部匡代 | 民進党 |
- 備考
希望の党(国民党)出身者は一部を除き第48回衆議院議員総選挙に際して、当時の民進党代表前原誠司の方針に従って民進党から希望の党に移籍したメンバーである。原口、平野および篠原孝の3名は民進党籍を有しながら同選挙では「無所属」として候補・当選し、民進党系会派「無所属の会」に所属していた。舟山は会派「国民民主党・新緑風会」所属の無所属議員である。
党勢[編集]
衆議院[編集]
| 選挙 | 当選/候補者 | 定数 | 得票数(得票率) | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 選挙区 | 比例代表 | ||||
| (結党時) | 39/- | 465 | 離党-3 | ||
参議院[編集]
| 選挙 | 当選/候補者 | 非改選 | 定数 | 得票数(得票率) | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 選挙区 | 比例代表 | |||||
| (結党時) | 23/- | - | 242 | 離党-1 | ||
所属国会議員[編集]
院内会派所属の党外国会議員[編集]
- 衆議院議員(「国民民主党・無所属クラブ」に所属)
- なし
- 参議院議員(「国民民主党・新緑風会」に所属)
支持団体[編集]
労働組合[編集]
旧民進党を支援してきた日本労働組合総連合会(連合)傘下の労働組合のうち、UAゼンセンや自動車総連、電力総連、JAMなど、改憲を容認する旧同盟系の産業別労働組合は改憲に前向きな国民民主党を支持している[85] 。
市民連合[編集]
2017年の第48回衆議院議員総選挙を前に民進党が分裂し希望の党への合流を進める中、民進党・日本共産党・社会民主党・自由党と連携していた安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(以降、市民連合)は、「安保法制を容認する希望の党と共闘することはない」と共闘を否定[86]。
そして、希望の党から分党した「国民党」が母体の民進党とともに国民民主党を結党した3日後に発表した表明「『あたりまえの政治』を求めて」の中でも、自公安倍政権に加え、2017年の民進党の希望の党合流の経緯に対して改めて批判的に言及するとともに、「これからも立憲民主党、日本共産党、社会民主党、自由党とさらに意見交換や政策協議を重ねるとともに(後略)」[87]と、共闘対象の筆頭には立憲民主党の名を挙げる一方で、国民民主党については連携政党から除外していた。
しかし、2018年9月24日に党本部で開かれた新執行部発足後初となる全国幹事会で執行部側は、幅広い野党の結集を目指す考えとして第25回参議院議員通常選挙に向けた日本共産党との選挙協力について市民連合を仲介役とする方針を示した[88] 。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 新「希望の党」(代表:松沢成文)の分党による暫定的な新党。民進党がこれを吸収合併する形をとる[2][3]。「国民党」は合流までの「中継ぎ」としてわずか1日で消滅するが、そのまま国民民主党の略称として使用される。
- ^ 「改革中道政党」について大塚代表(当時)によれば、様々な課題を現実的に改革・解決していくうえで、民主主義的な手法を徹底して守り前進していく姿勢と精神を表現した言葉だという[6]。なお、国民民主党が発表した基本政策の前文[7]や一部の報道[8][9][10]では「中道改革政党」と表記されている。
- ^ 当初は National Democratic Party(略称NDP)が検討されたが、党内から「ナチス(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei 略称NSDAP)を連想させる」「右派政党と誤解される」との批判が出たので、Democratic Party For the People(略称:DPFP)に落ち着いた[15]。
- ^ 例えば、2018年新潟県知事選挙に際し、自民、公明両党が支持した花角英世の当選を伝える新聞記事では、対立候補の池田千賀子について「立憲、国民、共産、自由、社民推薦」と表記するもの[19]と、「立憲民主、国民民主、共産、自由、社民推薦」と表記するもの[20][21]があった。その他の記事の題名または文中でも、国民と表記した例[22][23]、国民民主と表記した例[24][25]が確認される。
- ^ 正確には参加する一部のメンバーが暫定的に「国民党」を結成してからの合流。別途注釈参照のこと。
出典[編集]
- ^ a b “政治資金規正法に基づく政治団体の届出事項の異動の届出” (プレスリリース), 総務省, (2018年5月8日)
- ^ 国民党、国民民主党、希望の党…1週間で3つの新党誕生!? 国民党はわずか1日の存在 産経ニュース 2018年4月26日22:45配信
- ^ 国民民主党の裏で...1日で消えた「国民党」 超短命政党、何のために? JCASTニュース 2018年5月8日18:12配信
- ^ “【国民民主党代表選挙の有権者数に関する公告”. 国民民主党. 2018年8月27日閲覧。
- ^ a b 民進党→国民民主党で党員・サポーターが7割減 産経ニュース (2018年07月31日) 2018年7月31日閲覧。
- ^ 【大塚耕平共同代表インタビュー】 国民民主党が目指す改革中道政党とは - 国民民主党 (2018年7月5日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 基本政策 - 国民民主党 (2018年5月7日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ 国民民主党 旗揚げ 野党第2党に 日本経済新聞. (2018年5月7日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ a b c 東京新聞新党は「国民民主党」 希望、民進政治(TOKYO Web) 東京新聞. (2018年4月25日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ a b 穏健保守からリベラルまでを包摂、ABC政策…原口代表代行、泉国対委員長が語る「国民民主党」の新しさとは AbemaTIMES. (2018年5月9日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 綱領 - 国民民主党 (2018年05月07日) 2018年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e 私たちの理念と政策の方向性 - 国民民主党 (2018年7月9日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ 国民・玉木雄一郎共同代表インタビュー 共産党に「自衛隊容認」要請、来夏参院選見据え (1-2ページ) ZAKZAK. (2018年8月1日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ 結党宣言 - 国民民主党 (2018年05月07日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ a b c 英語名はDPFP=国民民主:時事ドットコム 時事通信社 (2018年4月27日). 2018年5月18日閲覧。
- ^ a b “規約” (プレスリリース), 国民民主党, (2018年5月7日) 2018年8月31日閲覧。
- ^ 新党名は「国民民主党」に決定 民進と希望の新党 朝日新聞デジタル 2018年4月24日16:30配信
- ^ 国民党兵庫県連発足へ 民進から県議ら20人程度合流、13人態度保留 産経デジタル 2018年5月15日10:58配信
- ^ 新知事でも「柏崎刈羽再稼働」が難しい理由 東洋経済オンライン 2018年6月13日5:00配信
- ^ <新潟知事選>原発再稼働は再出馬「信問う」 当選の花角氏 毎日新聞 2018年6月11日22:38配信
- ^ <新潟知事選>自公支持の花角英世氏が初当選 毎日新聞 2018年6月10日22:41配信
- ^ 国民・大塚氏「おかしさ、追及を」 加計学園の回答に 朝日新聞デジタル 2018年6月8日11:48配信
- ^ 国民・玉木氏「候補者、男女半々で男臭くない政党に」 朝日新聞デジタル 2018年6月10日20:52配信
- ^ 国民民主・大塚氏「政治とは給与明細そのものだ」 朝日新聞デジタル 2018年6月15日0:16配信
- ^ 野党6党派、選択的夫婦別姓法案を共同提出 野田聖子総務相は距離置く姿勢 産経新聞 2018年6月14日18:26配信
- ^ 参議院会派名一覧表示の案内(第196回国会):参議院 2018年5月11日閲覧。
- ^ 朝日新聞掲載「キーワード」 コトバンク. 2018年10月1日閲覧。
- ^ “【民進・希望合流】新党名案「民主党」不採用へ 立憲民主党略称との重複を問題視”. 産経新聞. (2018年4月16日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “民進党:新党名「民主党」使わず 大塚代表が幹部に説明”. 毎日新聞. (2018年4月20日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “希望と民進:新党名に「国民党」案 協議会で検討”. 毎日新聞. (2018年4月24日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “【民進・希望合流】:「新党ゼロ」など浮上…きょうにも党名決定”. 産経新聞. (2018年4月24日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “安保法「撤回含め見直し」=新党名24日にも決定-民・希”. 時事通信. (2018年4月23日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “希望の党と民進党 新党結成に向け基本政策を了承”. テレビ朝日. (2018年4月23日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “幻の提案「新党ゼロ」 希望の1年生議員「僕らの現実」”. 朝日新聞. (2018年4月24日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “希望・民進新党、党名「国民民主党」に”. 日本経済新聞. (2018年4月24日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ 小池氏が「希望」結成 民進、合流へ調整 - 日本経済新聞 2017年9月27日
- ^ 衆院選2017:希望、排除の論理 小池氏「全員受け入れ、さらさらない」 民進、広がる反発 - 毎日新聞 2017年9月30日
- ^ 枝野氏、新党「立憲民主党」結成を表明 - 日本経済新聞 2017年10月2日
- ^ 希望の党・小池百合子代表「厳しい結果。私の言動に問題があった」 - 産経新聞 2017年10月13日
- ^ 希望・小池百合子代表「私は都政に邁進する」 改めて衆院選不振を謝罪 - 産経新聞 2017年10月25日
- ^ 希望の党共同代表に玉木雄一郎氏を選出 - 産経ニュース 2017年11月10日
- ^ 希望・小池代表が辞任=後任に玉木氏 - 時事通信 2017年11月14日
- ^ 民進党の前原誠司代表が辞任表明 - ハフポスト 2017年10月27日
- ^ 民進、統一会派申し入れ 立民「希望込みは拒否」 - 日本経済新聞 2017年12月26日
- ^ 民進党「新党結成」構想はやはり不発に終わる - 東洋経済オンライン 2017年12月27日
- ^ 【野党ウオッチ】蓮舫氏に続く民進離党ドミノの予感…立憲民主・枝野幸男代表の高笑いが聞こえる!? - 産経ニュース 2018年1月11日
- ^ 【希望の党分裂】松沢成文氏ら「分党」正式提案 執行部は古川元久幹事長に一任、難航も - 産経ニュース 2018年2月7日
- ^ 民進、希望との統一会派結論見送り 反対続出、分裂含み 衆院側は立民と協議へ - 産経ニュース 2018年1月11日
- ^ 民進と希望が新党模索、岡田氏らの対応再び焦点 - 讀賣新聞 2018年3月5日
- ^ “国民民主党、来月7日旗揚げ=60人規模、岡田氏ら不参加”. 時事通信. (2018年4月26日) 2018年4月26日閲覧。
- ^ 【国民民主党結成】重鎮続々離党…「野党第一党」のもくろみも外れ満身創痍の船出 - 産経ニュース 2018年5月7日
- ^ 国民民主党参加者、不参加者、新「希望の党」参加者一覧 - 産経ニュース 2018年5月7日
- ^ 国民民主党結成 両議員一問一答 原口氏、大串氏 - 佐賀新聞ニュース 2018年5月8日
- ^ 【民進・希望合流】国民党、国民民主党、希望の党…1週間で3つの新党誕生!? 国民党はわずか1日の存在 - 産経新聞 2018年4月26日
- ^ a b c d “新党:国民民主党62人参加 「野党第1党」に届かず”. 毎日新聞. (2018年5月7日)
- ^ “参院会派:「国民民主党・新緑風会」に変更”. 毎日新聞. (2018年5月7日)
- ^ 国民民主党、JNNの支持率が0.8%。玉木共同代表「支持率、ゼロではなくてよかった」 - 朝日新聞 2018年5月14日((ハフポスト)
- ^ 「20年代前半に政権交代」 国民・玉木氏が意欲 - 日本経済新聞 2018年5月27日
- ^ 【野党ウオッチ】「一人も閣僚のクビ取れず…」今国会、野党の戦果ゼロ? 立憲民主と国民民主は対立激化 - 産経新聞 2018年7月26日
- ^ 国民民主党代表選9月4日に 電子投票の導入を検討ANNNEWS(テレビ朝日) 2018年7月18日
- ^ 国民民主党代表選、玉木氏と津村氏の一騎打ちに讀賣新聞 2018年8月22日
- ^ 第16回総務会を臨時開催 - 国民民主党 2018年8月21日
- ^ 国民民主党、柚木道義氏を除名 離党届受理せず - 産経ニュース 2018年8月22日
- ^ 国民民主職員数、障害者雇用義務満たさず 玉木共同代表、政権批判していたが… 産経新聞 2018年9月2日
- ^ 国民民主党・玉木新代表 野党連携を重視 日テレNEWS24 2018年9月4日
- ^ 【国民民主党役員人事】幹事長に平野博文氏 津村啓介氏は副代表に 党役員人事案を了承 産経新聞 2018年9月11日
- ^ “国民民主党参院会長に大塚耕平氏が無投票再選”. 産経新聞 (2018年10月9日) 2018年10月13日閲覧。
- ^ 立憲・国民と連合、参院選へ覚書 「選挙区で調整必要」朝日新聞 2018年10月11日
- ^ “立憲民主、参院でも第1会派 元民進の藤末氏は自民会派入り”. 産経新聞 (2018年10月22日). 2018年10月22日閲覧。
- ^ “国民民主党:今井、長浜氏の除名決定「重大な反党行為」”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2018年11月21日) 2018年11月21日閲覧。
- ^ 立憲、無所属9人の会派入り了承=国民離党の伊藤氏も - 時事ドットコム 2019年1月15日
- ^ “無所属の会9人が立憲民主党会派に合流へ 岡田克也氏ら入会届を提出”. 産経新聞. (2019年1月15日) 2019年1月15日閲覧。
- ^ 自由党と国民民主党が合流へ 小沢氏と玉木氏が大筋合意 - 朝日新聞デジタル 2019年1月22日
- ^ “国民党、国民民主党、希望の党…1週間で3つの新党誕生!? 国民党はわずか1日の存在”. 産経新聞 (2018年4月26日). 2018年7月7日閲覧。
- ^ “国民愛知県連:来月設立 希望・民進合流 立憲と連携強調”. 毎日新聞 (2018年5月13日). 2018年7月7日閲覧。
- ^ “東北の旧民進地方議員 国民民主入り6割止まり 参院選へ視界開けず”. 河北新報 (2018年7月14日). 2018年7月16日閲覧。
- ^ “民進新潟県連が国民へ移行 党員・サポーターの95%離党へ”. 産経新聞 (2018年6月30日). 2018年7月16日閲覧。
- ^ “国民民主党:結党 地方、依然「共闘」探る 新政あいち軸に再結集”. 毎日新聞 (2018年5月8日). 2018年7月7日閲覧。
- ^ “野田前首相が地域政治団体「千葉民主連合」設立 国会議員は小西洋之参院議員と2人”. 産経新聞 (2018年6月11日). 2018年7月7日閲覧。
- ^ “国民民主党:地方議員慰留に躍起 民進からほぼ半減 来春統一選”. 毎日新聞 (2018年7月6日). 2018年7月7日閲覧。
- ^ “民進党規約” (プレスリリース), 民進党, (2016年3月27日) 2016年3月27日閲覧。
- ^ “党員・サポーター登録について” (プレスリリース), 国民民主党, (2018年5月23日) 2018年7月31日閲覧。
- ^ “国民民主党 役員一覧”. 国民民主党(dpfp)公式WEBサイト (2018年9月11日). 2018年9月12日閲覧。
- ^ “2018年5月8日 両院議員総会資料 国民民主党 役員一覧”. 国民民主党(dpfp)公式WEBサイト (2018年5月8日). 2018年5月8日閲覧。
- ^ 「連合『憲法』新たな火種 ゼンセン 改憲推進見解で」 読売新聞. 2018年9月23日付朝刊、13版、4面。
- ^ 立憲野党との共闘 力強く-市民連合 希望の党と共闘せず しんぶん赤旗. (2017年9月30日) 2018年9月26日閲覧。
- ^ 「あたりまえの政治」を求めて-「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の声明 しんぶん赤旗. (2018年5月11日) 2018年9月26日閲覧。
- ^ 「国民、共産との協力 『市民連合』仲介役に」 読売新聞. 2018年9月25日付朝刊、13版、4面。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 国民民主党公式WEBサイト
- 国民民主党 (@DPFPnews) - Twitter
- 国民民主党 - Facebook
- DPFP (dpfp2018) - Instagram
- 国民民主党 - 公式YouTubeチャンネル
| ||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||