国民民主党 (日本 2020-)

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日本の旗 日本政党
国民民主党
代表 玉木雄一郎
代表代行 前原誠司大塚耕平
幹事長 榛葉賀津也
成立年月日 2020年9月11日[1]
前身政党国民民主党(一部)
本部所在地
〒102-0093
東京都千代田区平河町2-5-3
衆議院議席数
7 / 465   (2%)
(2020年9月11日現在)
参議院議席数
8 / 245   (3%)
(2020年9月13日現在)
政治的思想・立場 「改革中道」
公式サイト 新・国民民主党 - つくろう、新しい答え。
シンボル Kokumin Minshutō Logo.png
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国民民主党(こくみんみんしゅとう)は、日本の政党。「改革中道」を掲げる政党である[2]

2020年9月11日に、(旧)国民民主党の国会議員で(新)立憲民主党の結党に参加しなかった議員により設立された[3]。略称は「民主党[4] [注 1]

概要[編集]

(旧)国民民主党(旧)立憲民主党などとの合流協議をめぐり分裂し、結果的に新党の結党に参加しなかった13名の議員によって設立された国政政党である。(旧)国民民主党の綱領を受け継ぐなど共通点も多いが、法令上は新規に設立された別の政党である[注 2]

党史[編集]

前史[編集]

2017年第48回衆議院議員総選挙をきっかけに分裂した民進党はその後、立憲民主党国民民主党およびいずれの党にも所属しない旧民進党系無所属議員グループに分かれた。

2019年10月30日、立憲民主党の枝野幸男代表は国民民主党の小沢一郎に呼び掛け、両党の合流について意見交換を行った[6][7]。同年暮れから2020年初頭にかけて、両党幹事長と両党党首がそれぞれ協議を重ねるが、合意には至らなかった。

2020年7月15日から合流に向けた協議が再開する[8]。合流新党には立憲民主党と旧民進系無所属議員の大半が参加する意向を示した一方、国民民主党内では反対意見も一定数あり、8月11日に国民民主党代表の玉木雄一郎は合流賛成派と反対派で党を分割する「分党」を行うと表明。自身も消費税減税や憲法改正などの政策不一致を理由に合流新党に加わらない意向を示した[9][10]

同年8月24日、立憲・国民両党が解党した上で両党と無所属議員らが合流した新党を結成する方向で一致した[11]

同年9月8日に国民民主党の総務会が行われ、玉木が要求していた合流不参加者の分党を了承。国民民主党は11日付で分党に伴い解党し14日に総務省に届け出[12]平野博文を代表とする[13]合流新党結成までの間の暫定的な新党「民主党」と玉木ら合流不参加者による「国民民主党」に分かれることとなり、総務会では玉木側が引き続き「国民民主党」の名称を使用することも了承した[14][15]。なお届出上では「民主党」は同日に解党を届け出た旧立憲民主党[16]とともに即日解散する形となった[17]

結党[編集]

2020年9月11日、(旧)国民民主党は新「国民民主党」と暫定政党「民主党」に分党され、14日に総務省に解党を届出、15日に設立大会を開くこととなった[18]。新「国民民主党」の代表には、玉木のほか、前原誠司を推す声もあったが[19]、11日に新党参加者で協議した結果、玉木の代表就任を全会一致で決め、年内に改めて都道府県議会議員・自治体議員・党員・(党友的な)日本国籍有するサポーターらも含めた代表選を実施する予定とした。同日、新党に参加表明をしていた増子輝彦参議院議員はこの方針に反発し不参加に転じ、新「国民民主党」は衆参13人での結成となった[3]

9月12日、無所属の舟山康江参議院議員が入党を表明[20]。9月13日、合流新党に参加しなかった旧国民民主党の西岡秀子衆議院議員が入党を表明[21]。これにより参加人数は15人になった。

9月14日、参議院で立憲民主党、社民党などとの統一会派を解消し、労組出身の無所属議員と会派「国民民主党・新緑風会」を再結成[22]。増子は会派を離脱し無所属となった。会派の略称は旧国民民主党単独会派時代と同じ「民主」を使用する[23]。 一方衆議院では統一会派を維持した[24]

9月15日、都内で設立大会が開かれ、幹事長に榛葉賀津也、政調会長に舟山康江が就任するなどの人事が承認された[25]

党勢[編集]

衆議院[編集]

選挙 当選/候補者 定数 得票数(得票率) 備考
選挙区 比例代表
(結党時) 6/- 465 入党+1

参議院[編集]

選挙 当選/候補者 非改選 定数 得票数(得票率) 備考
選挙区 比例代表
(結党時) 7/- - 245 入党+1

所属議員[編集]

衆議院議員
前原誠司
京都2区、衆9
古川元久
愛知2区、衆8
岸本周平
和歌山1区、衆4
玉木雄一郎
香川2区、衆4
山尾志桜里
愛知7区、衆3
浅野哲
比例北関東、衆1
西岡秀子
長崎1区、衆1
参議院議員
2022年改選 足立信也
大分、参3
小林正夫
比例、参3
舟山康江
山形、参2
伊藤孝恵
愛知、参1
矢田稚子
比例、参1
2025年改選 大塚耕平
愛知、参4
榛葉賀津也
静岡、参4
浜野喜史
比例、参2

院内会派所属の党外無所属国会議員[編集]

衆議院議員[編集]

参議院議員[編集]

派閥[編集]

旧国民民主党時代より存続しているグループ前原グループの事実上解散、階グループ立憲民主党参画もあり、民社協会のみとなっている。党所属の無派閥議員の中にはそれらのルーツを持つ者も少なくない。[26]

役職[編集]

代表[編集]

歴代代表一覧[編集]

代表 在任期間
1 玉木雄一郎 2020年(令和2年)9月11日 -

党役員[編集]

2020年9月15日現在[25][27]

役職 氏名 衆参別
代表 玉木雄一郎 衆議院
代表代行 前原誠司 衆議院
大塚耕平 参議院
幹事長 榛葉賀津也 参議院
政務調査会長 舟山康江 参議院
政務調査会長代理 西岡秀子 衆議院
国会対策委員長 古川元久 衆議院
選挙対策委員長 岸本周平 衆議院
憲法調査会長 山尾志桜里 衆議院

支援団体[編集]

民主党や民進党を支援してきた連合は、2020年09月17日に「立憲民主党を連合総体として支援する」との基本方針を決めたものの、国民民主党との連携にも含みを持たせている[28]

旧国民民主党を支援していた6つの産業別労働組合のうち、電力総連電機連合の2つの団体の組織内国会議員が新国民民主党に参加した[14]。旧国民民主党解党後の各組織の国会議員の帰属先は以下のとおり。

団体名 組織内議員 肩書 所属政党
電力総連 小林正夫 国民民主党
浜野喜史 国民民主党
電機連合 浅野哲 国民民主党
矢田稚子 国民民主党
UAゼンセン 田村麻美 無所属
川合孝典 無所属
自動車総連 古本伸一郎 無所属
礒崎哲史 無所属
濱口誠 無所属
基幹労連 なし -- --
JAM なし -- --

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 新・立憲民主党も略称を「民主党」としたため[5]、略称が重複することとなった
  2. ^ (旧)国民民主党は、法令上は(旧)民主党民主党民進党(旧)国民民主党のように名称を変更するなどした同一政党である。そのため、(旧)国民民主党の法令上の設立年は(旧)民主党が結成された1996年である。

出典[編集]

  1. ^ 総務省への届出は2020年9月14日
  2. ^ 国民民主党について
  3. ^ a b 新「国民民主党」は玉木代表が「続投」 産経新聞 2020年9月11日
  4. ^ “国民民主党規約” (プレスリリース), 国民民主党, (2020年9月15日), https://new-kokumin.jp/pdf/kiyaku.pdf 
  5. ^ “新「立憲民主」の綱領・規約要旨”. 日本経済新聞. (2020年9月15日). https://r.nikkei.com/article/DGXMZO63861060V10C20A9PP8000?s=4 2020年9月15日閲覧。 
  6. ^ “立憲、年内合流を模索 「吸収」警戒の国民には賛否両論”. 毎日新聞. (2019年11月26日). https://mainichi.jp/articles/20191126/k00/00m/010/254000c 2019年12月9日閲覧。 
  7. ^ “枝野・立憲代表:枝野・立憲代表が狙う 年内にも新党=ジャーナリスト・鈴木哲夫”. 毎日新聞. (2019年11月27日). https://mainichi.jp/sunday/articles/20191125/org/00m/010/002000d 2019年12月9日閲覧。 
  8. ^ “新党「立憲民主党」案 合流協議、国民に提示”. 毎日新聞. (2020年7月16日). https://mainichi.jp/articles/20200716/ddm/005/010/105000c 2020年8月11日閲覧。 
  9. ^ “国民民主が分裂へ 玉木代表が表明”. 日本経済新聞. (2020年8月11日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62519900R10C20A8PP8000/ 2020年9月12日閲覧。 
  10. ^ “国民民主分党へ、立民と一部合流 玉木代表不参加「基本政策違う」”. 共同通信. (2020年8月11日). https://this.kiji.is/665855149483426913 2020年9月12日閲覧。 
  11. ^ “合流新党結成へ基本合意に署名 立憲、国民と無所属グループ「政権交代一翼担う」”. 毎日新聞. (2020年8月24日). https://mainichi.jp/articles/20200824/k00/00m/010/162000c 2020年9月12日閲覧。 
  12. ^ “政治資金規正法に基づく政治団体の届出” (プレスリリース), 総務省, (2020年9月14日), https://www.soumu.go.jp/main_content/000706836.pdf 2020年9月16日閲覧, "○政治団体の名称 国民民主党" 
  13. ^ “政治資金規正法に基づく政治団体の届出” (プレスリリース), 総務省, (2020年9月14日), https://www.soumu.go.jp/main_content/000706832.pdf 2020年9月16日閲覧, "○政治団体の名称 民主党 ○代表者の氏名 平野 博文" 
  14. ^ a b “国民民主、玉木新党の14人と分党 方針確認 連合一体的支援は困難に”. 毎日新聞. (2020年9月8日). https://mainichi.jp/articles/20200908/k00/00m/010/202000c 2020年9月12日閲覧。 
  15. ^ “国民民主分党へ 合流組と「玉木新党」資金配分”. 時事ドットコム. (2020年9月8日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2020090801018 2020年9月12日閲覧。 
  16. ^ “政治資金規正法及び政党助成法に基づく政党の解散の届出” (プレスリリース), 総務省, (2020年9月14日), https://www.soumu.go.jp/main_content/000706849.pdf 2020年9月16日閲覧, "〇政党の名称 立憲民主党" 
  17. ^ “政治資金規正法及び政党助成法に基づく政党の解散の届出” (プレスリリース), 総務省, (2020年9月14日), https://www.soumu.go.jp/main_content/000706852.pdf 2020年9月16日閲覧, "〇政党の名称 民主党" 
  18. ^ “国民民主党が解党 立憲は14日に 玉木氏「それぞれの場で、新しい答えを」”. 毎日新聞. (2020年9月11日). https://mainichi.jp/articles/20200911/k00/00m/010/186000c 2020年9月12日閲覧。 
  19. ^ “「玉木新党」も代表選実施 前原氏推す声も 15日結党 十数人規模”. 毎日新聞. (2020年9月2日). https://mainichi.jp/articles/20200902/k00/00m/010/226000c 2020年9月12日閲覧。 
  20. ^ 舟山康江参院議員が新「国民民主党」に参加 「現実的で偏らない正直な政治ができる」 芳賀参院議員は協力体制継続”. FNNプライムオンライン (2020年9月12日). 2020年9月16日閲覧。
  21. ^ “【速報】西岡氏 新「国民」に”. 長崎新聞. (2020年9月13日). https://this.kiji.is/677750390214149217?c=39546741839462401 2020年9月13日閲覧。 
  22. ^ “新立憲・国民、参院会派は別々”. 時事通信. (2020年9月14日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091401101&g=pol 2020年9月16日閲覧。 
  23. ^ 参議院会派名表示の案内(第202回国会)”. 参議院 (2020年9月14日). 2020年9月16日閲覧。
  24. ^ “野党4党、首相指名選挙で枝野氏に投票 共産は22年ぶり他党首に”. 毎日新聞. (2020年9月16日). https://mainichi.jp/articles/20200916/k00/00m/010/270000c 2020年9月16日閲覧。 
  25. ^ a b “新「国民民主党」15人参加し設立大会 幹事長に榛葉氏、政調・舟山氏”. 産経新聞. (2020年9月15日). https://www.sankei.com/politics/news/200915/plt2009150037-n1.html 2020年9月17日閲覧。 
  26. ^ 民社協会では浅野西岡矢田を指す。旧凌雲会では伊藤大塚岸本玉木古川前原山尾を指す。
  27. ^ “新「国民民主党」発足 政調会長代理・西岡氏(長崎1区)「現場の声聞く」”. 長崎新聞. (2020年9月16日). https://this.kiji.is/678765064666072161?c=39546741839462401 2020年9月17日閲覧。 
  28. ^ 立憲民主支援を明記 国民との連携にも含み―連合基本方針2020年09月17日公開 2020年09月19日確認

外部リンク[編集]