四万川ダム

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四万川ダム
四万川ダム
所在地 群馬県吾妻郡中之条町大字四万
位置 北緯36度41分47秒
東経138度46分53秒
河川 利根川水系四万川
ダム湖 奥四万湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 89.5 m
堤頂長 330.0 m
堤体積 516,000
流域面積 28.4 km²
湛水面積 32 ha
総貯水容量 9,200,000 m³
有効貯水容量 8,600,000 m³
利用目的 洪水調節不特定利水
上水道発電
事業主体 群馬県
電気事業者 群馬県企業局
発電所名
(認可出力)
日向見発電所
(1,000kW)
施工業者 大成建設佐藤工業間組
着工年/竣工年 1980年/1999年
出典 [1]
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四万川ダム(しまがわダム)は群馬県吾妻郡中之条町四万地先、利根川水系四万川に建設された重力式コンクリートダムである。堤高の89.5メートルは群馬県が運営するダムとしては最も高い[2]。国土交通省の地域に開かれたダムに指定されており[3]、西洋の城を想起させるデザインが施されている[4]監査廊は見学者のために整備されており、予約制ではあるものの見学が可能[4]

沿革[編集]

群馬県による「四万川総合開発事業」の一環として四万川には既に砂防発電を目的に中之条ダムアーチ式コンクリートダム。高さ42メートル。群馬県管理)が建設されていたが、四万川・吾妻川流域の治水・利水を行う為に最上流部に1980年(昭和55年)より建設が開始された。ダムは洪水調節不特定利水四万温泉郷や太田市、その他地域への上水道供給・ダム直下の日向見発電所における最大1,000キロワットの水力発電を目的とした多目的ダム補助多目的ダム)であり[5]、19年の歳月を掛け1999年(平成11年)に完成した。

奥四万湖[編集]

 奥四万湖
コバルトブルーを呈する奥四万湖

ダムは四万温泉街の直上流にあって、周辺は公園として整備・開放されている。ダムを真下から見上げることができ、その佇まいは壮観であるが、特筆すべきはダムによってできた人造湖・奥四万湖である。奥四万湖の湖水は酸性であるために魚が見られない[6]。そのため、透き通ったコバルトブルーで[6]、山の緑と湖の青のコントラストは、人造湖でありながら天然湖のような様相を見せる。下流の中之条ダムによってできた四万湖もまたコバルトブルーの湖水である。

出典[編集]

  1. ^ 発電所名およびその認可出力は吾妻発電事務所管内(2) - 群馬県ホームページ
    それ以外の項目は四万川ダム - ダム便覧(いずれも2015年3月1日閲覧)による
  2. ^ 群馬県内のダム一覧”. 群馬県. 2015年3月1日閲覧。
  3. ^ 四万川ダム~地域に開かれたダム~”. 群馬県. 2015年3月1日閲覧。
  4. ^ a b ダムの秘密調査団 2013, p. 47.
  5. ^ 四万川ダムの役割”. 群馬県. 2015年3月1日閲覧。
  6. ^ a b ダムの秘密調査団 2013, p. 46.

参考文献[編集]

  • ダムの秘密調査団 『すごい! 日本のダム 巨大建造物の魅力と仕組みに迫る!』 PHP研究所、2013年7月3日ISBN 978-4-569-81304-2

関連項目[編集]

外部リンク[編集]