四ヶ所麻美

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四ヶ所 麻美
基本情報
本名 四ヶ所 麻美
階級 フライ級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1979-10-17) 1979年10月17日(44歳)
出身地 東京都板橋区
スタイル 右ボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 8
勝ち 5
KO勝ち 3
敗け 3
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四ヶ所 麻美(しかしょ あさみ、女性、1979年10月17日 - )は、東京都板橋区出身の元プロボクサーフラッシュ赤羽ボクシングジム所属。階級はフライ級

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2002年の女子アマチュアボクシング解禁とともに、競技に参加する。第1回東京都大会で後のWBC世界王者小関桃とスパーリング。

2003年から2007年まで全日本アマチュア5連覇を達成。2003年はフライ級だったが、2004年以降はライトバンタム級でエントリーし、2005年は決勝で後の世界王者好川菜々を退ける。

国際大会では2003年と2005年のアジア選手権に出場し、2大会連続で3位。

プロデビュー[編集]

2008年にJBCプロ公認となりB級合格。後楽園ホールで行われた旗揚げ興行「G Legend」でプロデビュー戦。元JWBC2階級王者の藤本りえに2-0で敗れる。

10月13日、後のWBA王者山口直子を5回TKOで退け初勝利。

2009年4月13日、世界ランカーの呉修ヒョンを3-0で退け連勝。

東洋太平洋王座獲得[編集]

10月12日、OPBF女子フライ級初代王座決定戦に挑む。同年富樫直美がもつWBCライトフライ級王座に挑戦したOA・ゴーキャットジムと対戦し、8回TKOで退け王座獲得[1]

2010年6月14日、マルネージェ・ベラーノを相手に防衛戦を行い、オープンスコアで三者三様となるほど苦戦しつつ、3-0判定で初防衛。

12月8日、張有珍を9回レフリーストップのTKOで退け2度目の防衛に成功。

2011年5月16日、真道ゴー相手に3度目の防衛戦を行うが、0-3判定で敗れ王座陥落。

世界王座挑戦[編集]

2011年8月27日、メキシコに乗り込み、トラスカラ州ウアマントラのプラザ・デ・トロスにてマリアナ・フアレスの持つWBC女子世界フライ級王座に初挑戦。試合は3者とも王者にフルマークをつける0-3判定で完敗。

引退[編集]

世界挑戦失敗後は試合出場がないまま、2012年末付けで引退届を提出[2]

戦績[編集]

  • プロボクシング:8戦 5勝 3KO 3敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2008年5月9日 敗北 6R 判定0-2 藤本りえ(協栄) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2008年10月13日 勝利 5R 1:59 TKO 山口直子(白井・具志堅スポーツ) 日本の旗 日本
3 2009年4月13日 勝利 6R 判定3-0 呉修炫 大韓民国の旗 韓国
4 2009年10月12日 勝利 8R 0:46 TKO OA・ゴーキャットジム タイ王国の旗 タイ OPBF女子フライ級王座決定戦
5 2010年6月14日 勝利 10R 判定3-0 マルネージェ・ベラーノ フィリピンの旗 フィリピン OPBF女子フライ級タイトルマッチ
6 2010年12月8日 勝利 9R TKO 張有珍 大韓民国の旗 韓国 OPBF女子フライ級タイトルマッチ
7 2011年5月16日 敗北 10R 判定0-3 真道ゴー(クラトキ) 日本の旗 日本 OPBF女子フライ級タイトルマッチ
8 2011年8月27日 敗北 10R 判定0-3 マリアナ・フアレス メキシコの旗 メキシコ WBC女子世界フライ級タイトルマッチ
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獲得タイトル[編集]

  • 東洋太平洋女子フライ級

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
2009年創設
初代OPBF東洋太平洋女子フライ級王者

2009年10月12日 - 2011年5月16日

次王者
真道ゴー