喜入駅
喜入駅 | |
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![]() 駅舎 | |
きいれ Kiire | |
◄中名 (2.6 km) (3.8 km) 前之浜► | |
所在地 | 鹿児島県鹿児島市喜入町7108 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 指宿枕崎線 |
キロ程 | 26.6 km(鹿児島中央起点) |
電報略号 | キイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
577人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)5月20日 |
備考 |
無人駅 駅集中管理システム(Smart Support Station)採用[1] |
喜入駅(きいれえき)は、鹿児島県鹿児島市喜入町にある、九州旅客鉄道(JR九州)指宿枕崎線の駅である。駅アイコンは鹿児島市観光農園グリーンファームを模した杉の木とログハウスのデザイン。
普通列車のうちおよそ半数は当駅で鹿児島中央駅方面に折り返す。当駅を境にしてこれより以南ではワンマン列車の精算方式が変わる(当駅以北はすべて駅精算、以南は指宿駅と山川駅・西頴娃駅の駅員配置時間帯を除きすべて車内精算)。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線(他に構内鹿児島中央寄りの乗越え転てつ器で本線に接続している非営業用の留置線が1本あり、こちらは主に保守車用留置用となっている)を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎側ホーム(1番線)の中ほどには、1980年代のCTC(列車集中制御装置)運用開始まで使用していた構内踏切に付帯する収納式階段を埋設した跡が残っている。
当駅での折り返し列車は原則として1番線で発着するため、同列車が待機中には通常は1番線に発着する指宿方面の下り列車が2番線に入る。なお2017年3月ダイヤ改正以前は、下り方面行き特急「指宿のたまて箱」が全便1番線で発着したため、同列車と当駅で交換する当駅折り返し列車については2番線に入線していた。
JR九州サービスサポートが駅業務を行う業務委託駅(POS端末設置駅)であったが、2020年5月30日より駅遠隔案内システム(Smart Support Station)「ANSWER」の導入に伴い無人化された[1]。SUGOCAの利用が可能であるが、SUGOCAカード販売やSUGOCA定期券の取扱いは行わず簡易チャージ機によるチャージのみ可能。SUGOCA(鹿児島エリア)の利用可能範囲は当駅までで、当駅以南(前之浜駅・指宿駅方面)は利用できない。自動券売機は現金(紙幣は1,000円のみ)のみ対応で電子マネーは使用できない。
当駅終着の最終列車は夜間滞泊を行わず、鹿児島中央駅まで回送する。
のりば[編集]
1・2 | ■指宿枕崎線 | (上り) | 谷山・鹿児島中央方面 |
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(下り) | 指宿・枕崎方面 |
入場券について[編集]
有人駅時代には、駅名が喜を入れると書くため、縁起が良いということで、POS券に朱色の祈念スタンプを押した記念入場券を発行していた[2]。記念スタンプは8種類あり、新年や合格祈願にあわせて入場券を買い求める人がいた[2]。また当駅は2007年にJR九州が2007枚限定で販売した七福きっぷの7駅にも入っている。
利用状況[編集]
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
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2002 | 811 | |
2003 | 781 | |
2004 | 803 | |
2005 | 762 | |
2006 | 765 | |
2007 | 740 | 1,489 |
2008 | 736 | 1,482 |
2009 | 720 | 1,446 |
2010 | 717 | 1,446 |
2011 | 707 | 1,426 |
2012 | 695 | 1,402 |
2013 | 715 | 1,441 |
2014 | 650 | 1,317 |
2015 | 670 | 1,351 |
2016 | 627 | |
2017 | 593 | |
2018 | 586 | |
2019 | 577 |
駅周辺[編集]
- 鹿児島市役所喜入支所(旧・喜入町役場)
- 喜入郵便局
- 道の駅喜入
- JX喜入石油基地(最寄り駅は中名であるが、ビジネス客はタクシーが常駐している当駅を利用することが多い)
- 鹿児島市立喜入小学校
- 鹿児島市立喜入中学校
駅周辺の交通[編集]
路線バス
鹿児島交通 喜入駅東バス停(観光地の知覧方面へのバス停であるが「あいばす」のバス停と異なり当駅から150m程離れている。写真は当駅改札前のバスのりば案内板)
- 知覧
- 道の駅喜入
- 指宿いわさきホテル
鹿児島市コミュニティバス「あいばす」喜入駅前バス停
歴史[編集]
- 1934年(昭和9年)5月20日 - 鉄道省が開設。
- 1971年(昭和46年)2月1日 - 貨物営業廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる。
- 2012年(平成24年)12月1日 - ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる[4]。
- 2020年(令和2年)5月30日 - 駅遠隔案内システム(Smart Support Station)「ANSWER」の導入に伴い無人化[1][5]。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c “指宿枕崎線の一部駅への「スマートサポートステーション」導入日が決定しました。” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2020年4月27日), オリジナルの2020年4月27日時点におけるアーカイブ。 2020年4月27日閲覧。
- ^ a b “「喜び入る」縁起入場券 アイデア駅長、最後の押印”. 南日本新聞. (2020年5月29日). オリジナルの2020年5月30日時点におけるアーカイブ。 2020年5月30日閲覧。
- ^ 駅別乗車人員上位300駅(令和元年度)、2020年9月7日閲覧
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ “指宿枕崎線の一部駅が「スマートサポートステーション」に変わります” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2019年9月30日), オリジナルの2020年4月27日時点におけるアーカイブ。 2020年4月27日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 喜入駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
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