善波峠

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国道246号標識
善波峠
PKG-KV234N2 Kanachu I14 Route246 Zemba pass.jpg
善波峠付近の国道246号
所在地 神奈川県伊勢原市秦野市
位置
山系 大山弘法山
通過する交通路 Japanese National Route Sign 0246.svg国道246号(新善波トンネル)
旧国道246号(善波隧道)
Project.svg プロジェクト 地形
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善波峠(ぜんばとうげ)は、神奈川県伊勢原市と同県秦野市との間に位置するである。

概要[編集]

秦野盆地と東側の金目川沿い低地の境界でもある。近年においては自動車交通などを担う国道246号が峠の交通を成しているが、矢倉沢往還時代からの旧来の峠道も現存しており、国道246号の旧道をやや北側に入る細い峠道が相当する。この峠道は徒歩や自転車などで通行が可能である。

秦野市側は眺望が利き通過すると急に視界が開け、天候の良いときは富士山が見事な姿を見せる。

国道246号には新善波トンネルが、その南側の旧道には善波隧道が供用されており、それぞれ峠の交通を成している(後述)。

天候がよければトンネルの向こうに富士山が見える


トンネル[編集]

善波隧道(起点側)
新善波トンネル(起点側)

峠を短絡するための道路トンネルとして、1928年(昭和3年)に善波隧道(ぜんばずいどう)が、1963年(昭和38年)8月に新善波トンネル(しんぜんばトンネル)が供用されている[1]

善波隧道(旧善波トンネル)[編集]

善波隧道(旧善波トンネル)は、国道246号の旧道にある全長158mのトンネルである。幅員は5.5m、高さは3.7mである[1]

1965年(昭和40年)9月2日の夕方、秦野市に住む当時17歳の「準一少年」がバイクで善波峠を走行中、カーブを曲がりきれなかった対向車のトラックと正面衝突し、翌未明に亡くなるという事故が起きた[2]。事故後、隧道周辺で少年の霊が現れるとの噂が数多く囁かれるようになったが、それを聞いた両親は1966年(昭和41年)、無事故の祈りを込め善波峠に『もう死なないで 準一』と書かれた看板と菩薩像を建立した[3]。なお、看板は1989年(平成元年)に撤去されている。

新善波トンネル[編集]

新善波トンネルは、国道246号にある全長260mのトンネルである。幅員は13.5m、高さは4.5mあり[1]、両側2車線が確保されている。

位置情報

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 平成16年度道路施設現況調査(国土交通省)
  2. ^ 毎日新聞 1966年5月10日 「魔の善波峠に菩薩像 無事故の祈り込め 息子失った(名字)さん」 ※(名字)は、当該新聞記事では実名である。
  3. ^ スーパーミステリーマガジン 「ムー」 194号

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 善波峠(観光スポット情報) - 秦野市観光協会