善名称院

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善名称院
Zenmyoshoin hondo.jpg
所在地 和歌山県伊都郡九度山町九度山1413
位置 北緯34度17分26.7秒
東経135度33分34.95秒
座標: 北緯34度17分26.7秒 東経135度33分34.95秒
山号 伽羅陀山
宗派 高野山真言宗
本尊 地蔵菩薩
創建年 寛保元年(1741年
開基 大安上人
正式名 伽羅陀山 善名称院
別称 真田庵
札所等 中部尼寺巡り 第20番
法人番号 5170005004702
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善名称院(ぜんみょうしょういん)は、和歌山県九度山町にある高野山真言宗の寺院。真田昌幸信繁の蟄居時代の草庵跡と伝わる場所であるが、諸説ある。和歌山県の史跡に指定。別称は真田庵(さなだあん)。牡丹の名所としても知られ、城郭風の本堂八棟造も有名である。

概要[編集]

寛保元年(1741年)に大安上人が、真田昌幸の庵跡と伝承のあるこの地に、地蔵菩薩を安置した一堂を創建したのが始まりである。

慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いで西軍に属して敗れた真田昌幸信繁父子は、女人禁制高野山(蓮華定院)に配流の身となった。しかし、妻を連れていたために九度山に移され蟄居生活を送ったとあるが、理由には諸説ある。善名称院には、その庵の址があったと伝わるが、庵は遍照寺の近くにあったという説など、諸説がある。後世、真田親子の講談が人気となり読まれ、訪れる人も増え観光化され、別称・真田庵と呼ばれるようになり、資料館なども併設、開館された。平成28年(2016年)のNHK大河ドラマ・『真田丸』の放送に合わせ、北へ100mの地点に九度山・真田ミュージアムが開館している。

境内[編集]

  • 真田地主大権現 - 真田家の宝物である毘沙門天と真田三代の御霊を合祀。
  • 雷封じの井 - 信繁が真田屋敷に落ちたを井戸に封じ里人を救ったと伝わる。
  • 伝・真田昌幸の墓碑
  • 伝・真田家臣一族の墓碑

行事[編集]

真田宝物資料館[編集]

真田昌幸・信繁の九度山での生活をテーマに、信繁が愛用したと伝えられる槍先や鎧兜などの武具や書状、肖像画などが数多く展示されている。また、当時の真田家の生活を支えた真田紐高野紙製造用具なども展示されている。

  • 入場料 - 大人200円
  • 開館時間 - 8時~17時

真田の抜け穴[編集]

真田古墳

善名称院の約200m東に、昔から地元の人々に「真田の抜け穴」と伝わっていた穴がある。また、その穴から善名称院までを真田氏の造った抜け穴と長い間信じられてきたが、しかし、昭和28年(1953年)に行われた発掘調査によって、古墳時代後期(4世紀)に造られた横穴式石室を持つ円墳であることが判明した。真田との関係性は無いが縁の地という事で、真田古墳と名づけられた。

交通[編集]

関連項目[編集]