命どぅ宝

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命どぅ宝(ぬちどぅたから)とは、沖縄語で「命こそ宝」という意味の言葉。主として沖縄反戦平和運動スローガンとして用いられる。

沖縄県出身の画家作家山里永吉(1902年-1989年)[1]1932年昭和7年)に書いた戯曲『那覇四町昔気質』[2]が原典とされ、同戯曲の幕切れに「いくさ世(ゆ)もしまち みろく世(ゆ)もやがて 嘆(なじ)くなよ臣下(しんか) 命(ぬち)どぅ宝」(戦争が終わり、平和が訪れるだろう。悲しむのはもういいからみんな命を大切にしなさい。)という琉歌を詠む台詞がある[3]。この琉歌の作者は同戯曲を書いた山里永吉とも、同戯曲の舞台で尚泰王を演じていた俳優の伊良波尹吉ともされる[4]

沖縄戦を舞台とした「命どぅ宝 ― 響け平和の鐘」と題する反戦劇は、戦争を訴える演劇として中学校の文化祭などをはじめ、県内さまざまな場所で演じられている。

また、伊江島には「命どぅ宝の家」という建物がある。

脚注[編集]

  1. ^ 沖縄コンパクト事典”. 琉球新報 (2000年7月23日). 2011年12月2日閲覧。
  2. ^ 琉球処分を描いた作品。
  3. ^ 仲程昌徳 「首里城明渡し 小論」(2008年3月). 2011年12月2日閲覧。
  4. ^ 「命どぅ宝」異聞/クリントン演説に疑問/大城立裕”. 琉球新報 (2003年3月1日). 2011年12月2日閲覧。

関連項目[編集]