元は1914年(大正3年)に天野工場で製造された三河鉄道の8 t 積木造有蓋緩急車ワブ50形(ワブ51 - ワブ54)である。同時期に製造された木造有蓋車ワ200形とは寸法などに類似点がある。またワ200形から改造された有蓋緩急車ワブ60形はほぼ同型になるが、車体構造がワブ50形が木造車体、ワブ60形は鉄骨木造車体であり、ワブ60形の方が約0.4 t 重い。1941年(昭和16年)に三河鉄道が名古屋鉄道に合併すると名古屋鉄道に引き継がれ、その後の改番によりワフ80形(ワフ81 - ワフ84)に改番される。