吉村智洋
吉村智洋 | |
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福島12R優勝後(2023年7月16日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府河内長野市 |
生年月日 | 1984年12月26日(39歳) |
血液型 | O型 |
騎手情報 | |
所属団体 | 兵庫県競馬組合 |
所属厩舎 | 飯田良弘(園田) |
勝負服 | 胴黒、袖赤 |
初免許年 | 2002年 |
免許区分 | 平地 |
吉村 智洋(よしむら ともひろ、1984年12月26日 - )は、地方競馬の園田競馬場飯田良弘厩舎所属の騎手。地方競馬教養センター騎手課程第75期生。
息子の吉村誠之助はJRAの2024年度騎手免許試験に合格した。騎手として2024年3月にデビューしている[1]。
来歴
[編集]2002年3月31日付で地方競馬騎手免許を取得。同年4月17日第2回園田競馬2日目第1競走アラ系F4組3歳一般戦ヤマノファイナルで初騎乗(11頭立て9番人気10着)。同年5月8日第4回園田競馬1日目第2競走アラ系F5組3歳一般戦をヤマノファイナルで優勝(11頭立て7番人気)し、初勝利。
2003年8月20日、第1回姫路競馬2日目第8競走生野銀山特別(サラ系B22組3歳以上)をリキアイコスマーで優勝(11頭立て1番人気)し、地方競馬通算20勝を達成。兵庫県競馬の規定により減量騎手を卒業した。
2004年3月22日、第18回全日本新人王争覇戦出場(12人中7位)。
2005年8月12日、第9回名古屋競馬4日目第11競走第11回東海クイーンカップをハツネドオゴで優勝(12頭立て5番人気)し、重賞初制覇。同年9月18日、第4回阪神競馬3日目第11競走第23回関西テレビ放送賞ローズステークスでハツネドオゴに騎乗(15頭立て15番人気15着)し、中央競馬初騎乗。同年地方競馬通算100勝達成。
2007年5月17日、第4回園田競馬6日目第3競走F1二組3歳一般戦をサンペールウルトラで優勝(11頭立て3番人気)し、2166戦目で地方競馬通算200勝達成[2]。
2010年1月3日、第20回園田競馬3日目第10競走第52回新春賞をキーポケットで優勝(11頭立て5番人気)し、地元兵庫での重賞初制覇。同年2月22日第17回福山競馬4日目第10競走北陸・東海・近畿・中国地区交流第2回デイリースポーツ杯福山牝馬特別も同馬で優勝(10頭立て1番人気)した。同年7月27日第7回園田競馬3日目第6競走C2 3歳以上一般戦をセンバヅルで優勝(12頭立て3番人気)し、4504戦目で地方競馬通算400勝達成。
2016年4月12日、園田競馬第6競走をスカイノフーサンで勝利し、地方競馬通算1000勝を達成した[3]。
2017年1月4日付で勇退した橋本忠男厩舎から、1月5日付で飯田良弘厩舎へ所属変更。
2018年は296勝をあげて、初めて兵庫と地方全国リーディングジョッキーとなり、NARグランプリ2018最優秀勝利回数騎手賞を受賞した[4]。
2019年6月6日、園田競馬第10競走の第20回兵庫ダービーにおいて、3番人気のバンローズキングスに騎乗して優勝。ダービージョッキーの栄冠を手にした。この年は334勝を挙げ、兵庫県競馬における年間最多勝記録を更新した[5]。
2020年2月25日、園田競馬第4競走C2三組条件戦をメイショウユウシンで優勝(9頭立て1番人気)し、14866戦目で地方競馬通算2000勝を達成[6][7]。また12月16日には、園田競馬第6競走をエイシンアンヴァルで勝利して年間335勝を達成。前年に引き続き、兵庫県競馬における年間最多勝記録を更新した[5]。
2022年は349勝をあげ、2度目の地方競馬全国リーディングジョッキーとなり、NARグランプリ2022で最優秀勝利回数騎手賞を受賞した[8]。
2023年1月11日、園田競馬にて兵庫県競馬の1日最多勝記録となる7勝をあげた[9]。同月17日には姫路競馬第11競走寒風特別をヒロシゲサンライズで制し、地方競馬通算3000勝を達成。7月16日には、福島競馬場の第1競走でオーキッドロマンスに騎乗して勝利し、2005年のローズステークスでの中央初騎乗から58戦目にして初勝利を挙げた[10]。後に最終競走でもフィンガークリックに騎乗し勝利し、中央初勝利と同日のうちに2勝目を挙げることとなった[11]。この年は地方競馬で335勝をあげ前年に続き地方競馬全国リーディングとなる。
2024年9月4日、園田競馬10Rをウインレゼルヴで勝利し、通算3500勝(2万252戦目)を達成した[12]。
地方通算成績は19687戦3334勝・2着2711回・3着2280回・勝率16.9%・連対率30.7%/中央競馬92戦2勝・2着4回・3着4回(2024年2月8日現在)
主な騎乗馬
[編集]- ハツネドオゴ(東海クイーンカップ)
- キーポケット(新春賞、福山牝馬特別)
- エルウェーオージャ(兼六園ジュニアカップ)
- コスモピクシー(園田チャレンジカップ)
- コスモハレルヤ(コウノトリ賞)
- エイシンニシパ(岐阜金賞、新春賞4回、はがくれ大賞典3回、兵庫大賞典、姫山菊花賞)
- サラヒメ(園田プリンセスカップ)
- トゥリパ(兵庫若駒賞、のじぎく賞)
- リリコ(園田プリンセスカップ)
- スーパージェット(ロータスクラウン賞)
- ナナヨンハーバー(兵庫クイーンカップ)
- バンローズキングス(兵庫ダービー)
- エキサイター(兵庫若駒賞)
- イチライジン(園田ジュニアカップ)
- ナリタミニスター(金沢スプリントカップ、園田チャレンジカップ、ゴールド争覇、兵庫ウインターカップ)
- ラジアントエンティ(園田プリンセスカップ、ラブミーチャン記念)
- シェナキング(菊水賞、MRO金賞)
- エンリル(兼六園ジュニアカップ)
- シェダル(摂津盃)
- エコロクラージュ(園田オータムトロフィー、楠賞)
- コパノフィーリング(兵庫ゴールドカップ)[13]
- イケノシイチャン(フォーマルハウト賞)
- スマイルミーシャ(園田ジュニアカップ、のじぎく賞、兵庫ダービー、園田オータムトロフィー、園田金盃、コウノトリ賞)[14]
- ニシケンボブ(ゴールドジュニア)
- シンメデージー(西日本クラシック)
- アエノブライアン(九州大賞典)
脚注
[編集]- ^ 吉村誠之助騎手の父は兵庫・吉村智洋騎手「将来一緒に乗れることを楽しみにしています」日刊スポーツ、2024年2月6日配信・閲覧
- ^ 兵庫の吉村智洋騎手、通算200勝達成 - netkeiba.com
- ^ “吉村 智洋 騎手 地方競馬通算1,000勝達成”. 園田・姫路競馬場 (2016年4月12日). 2016年4月15日閲覧。
- ^ 「【NARグランプリ】最多勝の園田・吉村は連続受賞に意欲」『サンケイスポーツ』2019年2月25日。2019年2月25日閲覧。
- ^ a b “【地方競馬】吉村智洋騎手が今年も兵庫の年間最多勝記録を更新する335勝目!”. netkeiba.com 2020年12月16日閲覧。
- ^ “吉村智洋騎手 地方競馬通算2,000勝達成”. そのだけいばひめじけいば (2020年2月25日). 2020年2月25日閲覧。
- ^ 「【地方競馬】兵庫の吉村智洋騎手が通算2000勝を達成 「一鞍一鞍がんばっていきます」」『netkeiba.com』2020年2月25日。2020年2月25日閲覧。
- ^ “「NARグランプリ2022」表彰馬・表彰者決定!!~年度代表馬はイグナイター~”. 地方競馬全国協会 (2023年1月17日). 2024年1月6日閲覧。
- ^ “吉村智洋 騎手 1日7勝を達成(園田・姫路競馬新記録)”. 園田・姫路競馬場 (2023年1月11日). 2023年1月14日閲覧。
- ^ 「兵庫の名手・吉村智洋騎手がJRA初勝利「この歳で初勝利を祝ってもらえるとは…素直にうれしいです」」『サンケイスポーツ』2023年7月16日。2023年7月16日閲覧。
- ^ 「吉村智洋騎手が福島12Rも制して きょう2勝達成」『サンケイスポーツ』2023年7月16日。2023年7月16日閲覧。
- ^ “【園田競馬】吉村智洋が3500勝 「小牧太さんが帰ってきてレースが楽しくなってきた」 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “コパノフィーリング”. netkeiba.com. 2023年1月14日閲覧。
- ^ “スマイルミーシャ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年9月12日閲覧。