NEMU RESORT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
合歓の郷から転送)
NEMU RESORT
合歓の郷の空中写真(2008年)
出典:『国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」(配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス)
施設情報
前身 ヤマハリゾート合歓の郷
事業主体 三井不動産
管理運営 伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社
面積 300万m2
来園者数 280,119人(2009年)[1]
開園 1967年
所在地 517-0403
三重県志摩市浜島町迫子2692番地3
位置 北緯34度17分50秒 東経136度47分35秒 / 北緯34.29722度 東経136.79306度 / 34.29722; 136.79306座標: 北緯34度17分50秒 東経136度47分35秒 / 北緯34.29722度 東経136.79306度 / 34.29722; 136.79306
公式サイト www.nemuresort.com ウィキデータを編集
テンプレートを表示

NEMU RESORT(ネムリゾート)は三重県志摩市浜島町迫子にある、リゾートホテルレクリエーション施設からなる総合リゾート施設である。

当初はヤマハリゾート合歓の郷(ねむのさと)としてヤマハリゾートによって開発・運営していたが、2007年三井不動産に売却され、2015年10月に「NEMU HOTEL & RESORT」へ改称し、さらに2017年10月に「NEMU RESORT」へ再改称した。運営は三井不動産リゾート完全子会社の伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社(株式会社合歓の郷と株式会社鳥羽国際ホテルを統合)が行う。敷地面積は300万m2あり、浜島町にある大崎半島の大部分を占める。

沿革[編集]

浜島町迫子#大崎半島の開拓も参照。

当初は現在の大崎半島ではなく、志摩郡大王町登茂山(ともやま)に建設する計画であったが、近畿日本鉄道(近鉄)が既に開発計画を持っていたため、現在地になった[2]

宿泊施設[編集]

2つの施設がある。

HOTEL NEMU[編集]

  • HOTEL NEMU(旧称:ホテル合歓) - 客室60室、レストラン、温浴施設「KIYORA」、ショップ等

アマネム[編集]

温浴施設(KIYORA)[編集]

「潮騒の湯」(内湯)、「真珠の湯」(内湯)、「合歓の木湯」(露天風呂)の3つの浴槽を備える。

  • 源泉名:奥志摩温泉 合歓の郷 潮騒の湯
  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉(低張性中性温泉)
  • 効能:神経痛、筋肉痛、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性婦人病など。

NEMU GOLF CLUB[編集]

NEMU GOLF CLUB
所在地 日本の旗 日本
三重県志摩市浜島町迫子2692-3
概要
開業 1989年(平成元年)
設計 伊藤光雄
所有者 伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社
運営者 伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 416 10 4 417
2 5 529 11 4 373
3 4 399 12 3 176
4 3 185 13 4 396
5 4 423 14 5 527
6 4 362 15 3 192
7 4 425 16 4 412
8 3 224 17 5 556
9 5 558 18 4 431
36 3521 36 3480

その他
公式サイト NEMU GOLF CLUB TOP
※ヤード表示はバック
テンプレートを表示

NEMU GOLF CLUBは三重県志摩市のNEMU HOTEL & RESORT内にある、18ホール、パー72、7001ヤードの規模を持つゴルフ場である。(練習用は220ヤード。)総面積は1,100,000m2で、コースは川上源一の監修、伊藤光雄の設計である。500台収容の駐車場がある。旧名は合歓の郷ゴルフクラブ

2011年(平成23年)9月5日中日新聞社の後援により、「第1回伊勢志摩ゴルフカップ」が開催された[12]。また同年に6番ホールの売店トイレを改修、カートの道路の付け替えを行った[5]

マリーナ[編集]

クルージングトローリングフィッシングシーカヤック等を楽しめる。マリーナは「しま・ねむ海の駅」として海の駅に登録されている[13]

その他施設[編集]

ガーデンプール、テニスコート、パターゴルフ場、ヨガテラス、里山ラウンジ等の施設があり、さまざまな自然体験プログラムが用意されている。

過去に存在した施設[編集]

  • ヴィラ・ダイニング ‐ ヴィラ宿泊客専用のレストラン。しあわせ岬にあった。ビュッフェ形式であった。建物は取り払われ跡地は芝生になっていたが、現在は管理エリア内。
  • クラブ夢殿 - ヴィラ宿泊客専用のクラブヴィラ・ダイニングに隣接していた。営業終了後、建物はキリスト教会風に改修されチャペル合歓となった。
  • 洋風ヴィラ - カップル等、少人数向けのヴィラ。しあわせ岬の周辺にあった。跡地は芝生になっていたが、現在は管理エリア内。
  • キャンパーズ・ホステル - 合宿の若者などを対象とした宿泊施設。ホテル合歓とエクシード合歓の郷を結ぶ園内路沿いに建物が残っている。
  • 果樹園 - スポーツスタジアムと西の見晴台を結ぶ道路沿いにあった。現在は別荘地として分譲されて敷地外になっている。
  • ミュージックキャンプ - アンサンブル棟、スタジオ、録音スタジオ、屋内ホール、野外ステージから構成される「ミュージックキャンプ」があり、1969年から1973年まではヤマハポピュラーソングコンテストの会場として利用された。グランドピアノエレクトーンを備えていた。
  • サウンドミュージアム - オルゴールの展示・演奏・製作体験がメインの施設。アンサンブル体験などもできた。2009年4月9日をもって閉館した。
  • アクアパーク - プール。流水プールやスライダーなど、規模は伊勢志摩地区最大級。2013年9月1日をもって営業を終了した。
  • モータースポーツ施設 - レーシングカートゴーカート、バギーがあったが、2013年9月30日をもって営業を終了した。
  • チャペル合歓 - 主に結婚式場として使用されていたが、2013年9月30日をもって営業を終了した。現在は管理エリア内。
  • ヴィラ合歓 -「合歓スイート」(特別室)「ジャパニーズスイート」(和洋風)、「ジュニアスイート」(洋風)の3種のヴィラが点在していたが、2013年10月1日をもって営業を終了した。跡地は現在は管理エリア内。
    • ヴィラ合歓 - 別荘風の14棟28室からなる宿泊施設。定員4名の洋室(12室)と定員5名の和洋室(16室)があったが、2013年10月1日をもって営業を終了した。
    • 合歓スイート - 洋室と和洋室がそれぞれ2室で合計4室限定の豪華なヴィラ。各室に専用の露天風呂(温泉)を備える。2013年10月1日をもって営業を終了した。
  • エクシード合歓の郷 - 2つのベッドと4畳半の和室が100室ある宿泊施設。露天風呂付き大浴場があった(潮騒の湯)。2016年10月1日をもって営業を終了した。
  • ゲームセンター - アーケード版のイーアルカンフーほかがあった。

その他[編集]

アクセス[編集]

NEMU RESORTとその周辺
  • 所在地 三重県志摩市浜島町迫子2692-3
  • 宿泊客は予約制で賢島駅近鉄志摩線)から無料送迎バスを利用可能。
  • 前述の通り、予約すれば賢島港から海上タクシーの利用も可能。

脚注[編集]

  1. ^ 志摩市商工会"商工会ニュース"(2010年11月19日閲覧。)
  2. ^ 淡野(1986):16ページ
  3. ^ a b 淡野(1986):17ページ
  4. ^ 伊勢志摩経済新聞"「志摩レゲエ祭」に湘南乃風-志摩で音楽イベント、観光客増大目指す"2010年6月25日.(2011年4月4日閲覧。)
  5. ^ a b "ホテル合歓リニューアル ゴルフクラブも一部改修"伊勢志摩ホームニュース2011年11月5日付、1ページ
  6. ^ 「伊勢志摩・里海トライアスロン」に224人参加―合歓の郷敷地内で開催”. 伊勢志摩経済新聞 (2013年5月13日). 2016年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月14日閲覧。
  7. ^ 丸山崇志 "東ア沿岸環境管理策を探る 志摩で国際会議 日本初" 2013年10月1日付中日新聞朝刊、広域三重 三紀広域17ページ
  8. ^ “合歓の郷ホテル 10月に名称変更 三井不動産 /三重”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2015年7月28日). http://mainichi.jp/articles/20150728/ddl/k24/020/054000c 
  9. ^ “アマンと三井不動産、三重・志摩にリゾートホテル”. 日経電子版 (日本経済新聞社). (2015年7月27日). http://sumai.nikkei.co.jp/news/town/detail/MMSUvh000028072015/ 
  10. ^ 「NEMU HOTEL & RESORT」開業50周年記念企画(第1弾)決定”. 三井不動産・伊勢志摩リゾートマネジメント (2017年7月19日). 2018年10月22日閲覧。
  11. ^ 三重県・伊勢志摩国立公園内に佇むグループ初の温泉リゾート「アマネム」 tabit 2016年4月16日
  12. ^ 飯田竜司"県内外から愛好者ら 初の伊勢志摩ゴルフカップ"2011年9月6日付中日新聞朝刊、広域三重17ページ
  13. ^ 全国「海の駅」事務局"しま・ねむ海の駅|東日本|海の駅〜海を楽しみ 海を味わい 海に憩う"(2011年11月29日閲覧。)
  14. ^ 朝日新聞社"うたの旅人 名曲の予感はなかった 赤い鳥「翼をください」"2011年11月11日(2011年11月29日閲覧。)

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]