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古賀勝次郎

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古賀 勝次郎(こが かつじろう、1947年 - )は、日本経済学者早稲田大学社会科学部・社会科学総合学術院・政治経済学部名誉教授経済学博士早稲田大学)。専門は理論経済学、比較社会思想。

人物

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福岡県に生まれる。福岡県立修猷館高等学校を経て、早稲田大学商学部を卒業し、1977年、早稲田大学大学院経済学研究科博士課程を修了。

自由主義」の史的展開ならびに、その今日的情況を中心に研究を行う[1]。また、東西の比較思想研究なども手掛ける。 イギリス経験論デイヴィッド・ヒュームノーベル経済学賞を受賞したフリードリヒ・ハイエクミルトン・フリードマンに詳しく[2]、とりわけ「ハイエク」の思想体系の研究で知られる[3][4]

早稲田大学政治経済学術院、政治経済学部で長年にわたり演習(ゼミナール)を担当。また、気賀健三慶應義塾大学名誉教授、西山千明立教大学名誉教授などとともに、『ハイエク全集』(春秋社刊)の監訳者をつとめる。

著作

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単著

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  • 『ハイエクと新自由主義 ― ハイエクの政治経済学研究』行人社 1983
  • 『比較文化のすすめ ― 異文化理解のめざすもの』成文堂 1984
  • 『ハイエク経済学の周辺』行人社 1985
  • 『東西思想の比較 ― 融合の可能性を求めて』成文堂 1989
  • 『二十一世紀の世界像 ― グローバル化の中の日本の経済と文化』日本教文社〈教文選書〉 1993
  • 『ヒューム体系の哲学的基礎 ― デイヴィド・ヒューム研究1』行人社 1994
  • 『ヒューム社会科学の基礎 ― デイヴィド・ヒューム研究2』行人社 1999
  • 『近代日本の社会科学者たち』行人社 2001年

訳書

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ハイエク全集(監修・監訳・共訳)

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  • 「ハイエク全集〈第5巻〉『自由の条件〈1〉 自由の価値: en:The Constitution of Liberty, Part I:The Value of Freedom』」 春秋社 1986
  • 「ハイエク全集〈第6巻〉『自由の条件〈2〉 自由と法:The Constitution of Liberty, Part II:Freedom and the Law 』」 春秋社 1987
  • 「ハイエク全集〈第7巻〉『自由の条件〈3〉 福祉国家における自由:The constitution of liberty : part III Freedom in the welfare state』」 春秋社 1987
  • 「ハイエク全集〈第1巻〉『貨幣理論と景気循環 価格と生産:Monetary Theory and the Trade Cycle Prices and Production』」 春秋社 1988
  • 「ハイエク全集 : 新装版〈5〉自由の条件〈1〉『自由の価値』 春秋社 1997
  • 「ハイエク全集 : 新装版〈6〉自由の条件〈2〉『自由と法』 春秋社 1997
  • 「ハイエク全集 : 新装版〈7〉自由の条件〈3〉『福祉国家における自由』 春秋社 1997
  • 「ハイエク全集 : 新装版〈1〉『貨幣理論と景気循環 価格と生産』 春秋社 1998
  • 「ハイエク全集:新版 第1期〈5〉自由の条件〈1〉『自由の価値』 春秋社 2007
  • 「ハイエク全集:新版 第1期〈6〉自由の条件〈2〉『自由と法』 春秋社 2007
  • 「ハイエク全集:新版 第1期〈7〉自由の条件〈3〉『福祉国家における自由』 春秋社 2007
  • 「ハイエク全集:新版 第1期〈8〉『貨幣理論と景気循環・価格と生産』 春秋社 2008
  • 「ハイエク全集:新版 第2期〈9〉『経済学論集:Studies in economics』 春秋社 2009

脚注

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  1. ^ フリードマン ―『 政治は公的利益を装う!』― 市場が政府よりも優れている理由」『週刊エコノミスト』毎日新聞社、1999年1月19日号
  2. ^ 「ブリタニカ国際大百科事典」【ハイエク】、【ミルトン・フリードマン】の項目執筆、TBSブリタニカ、1995年
  3. ^ 「学者が斬る ― 再評価されるハイエク思想」『週刊エコノミスト』毎日新聞社、2008年7月8日号
  4. ^ 「ハイエクの人と業績を偲ぶ ― 『流行を恐れよ』 自践した生涯」『経済セミナー日本評論社、1992年6月号

関連項目

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