古谷製菓

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古谷製菓(ふるやせいか)とは

  1. かつて北海道札幌市に本社があった製菓会社 - 本項で詳述
  2. 上記製菓会社の創業者の孫が、のちにショコラティエ・マサールと同住所にて再度設立した製菓会社

会社概要[編集]

札幌で商店を経営していた古谷辰四郎が1912年、札幌区北5条西5丁目で精米・黒糖加工の小工場を開設したのが始まりで、1914年、同区苗穂(ほぼ現苗穂駅の裏手、アリオ札幌の近隣)に製飴工場を新設、製菓事業への礎を築いていった。

1925年発売の「フルヤのミルクキャラメル」(当時は古屋商店)、更に1931年発売の「ウィンターキャラメル」が代表的なヒット作品。第二次世界大戦後は、様々なキャラクターを交えた菓子を発売したことも特徴。現在でも、販売促進用グッズなどの収集家が存在しており、オークションでは高値が付くこともある。特にテレビ初期のころは子供向けアニメ・漫画番組とのコラボレーションによるタイアップ商品も数多く販売された。

最盛期は北海道だけでなく本州まで進出していたものの、爆発的なヒットに恵まれず、明治製菓(現・明治)森永製菓江崎グリコなどの大手に押されて売り上げが低迷し、1984年5月1日倒産した。

与野市(現・さいたま市)にあった東京工場の跡地は、現在、彩の国さいたま芸術劇場となっている。

発売されていた製品[編集]

  • フルヤのミルクキャラメル[1]
    • 一時、小樽の池田製菓において復刻版が発売された。池田製菓倒産後、同社の「バンビキャラメル」と共に、小樽の「北海道村」が製造を引き継いだが同社も倒産したため廃番。
  • ウィンターキャラメル[2]
    • 古谷製菓倒産後、明治製菓(現・明治 (企業))が商標および権利を取得し、一時子会社の㈱札幌ウィンターで製造・販売していたが、程なくして休止している。
    • その後、創業者の孫である古谷勝が、商標「フルヤのウインターキャラメル」を、2009年に取得[3]。同氏が、1988年に設立したチョコレート専門店「ショコラティエ・マサール」により、2010年に当時の強烈なバニラ風味を再現したキャラメルが復活し、札幌市内各所で販売された。
  • カレーキャラメル

ほか。

提供していた番組[編集]

など

脚注・出典[編集]

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  1. ^ 古谷製菓 〝3割操業〟の中で、自主再建を選択したフルヤ。苦難が続きそうだ=25日午前、フルヤ札幌工場 掲載1984/07/25 - フォト北海道 道新写真データベース 北海道新聞。写真に写る段ボールパッケージのデザインは、同ミルクキャラメルの商品包装と同一のものである。
  2. ^ 寒波を商う 包装に忙しいウインターの古谷製菓工場 掲載1952/01/19 - フォト北海道 道新写真データベース 北海道新聞
  3. ^ 出願日:2008年12月25日・出願番号:商願2008-103915、登録番号:第5255868号・登録日:2009年8月7日・登録公報発行日:2009年9月8日、存続期間満了日:2019年8月7日、商標「フルヤのウインターキャラメル」、権利者氏名:古谷勝(出典:特許庁が提供する登録商標検索サイトJ-Plat-Pat の検索結果)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]