収容所群島
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『収容所群島』 (しゅうようじょぐんとう) Архипелаг Гулаг | ||
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著者 | アレクサンドル・ソルジェニーツィン | |
訳者 | 木村浩 | |
発行日 |
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発行元 |
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国 |
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言語 | ロシア語 | |
公式サイト |
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『収容所群島』(しゅうようじょぐんとう、Архипелаг ГУЛАГ、ラテン文字表記:Arkhipelag GULAG)は、ソ連の作家、アレクサンドル・ソルジェニーツィンの記録文学。
旧ソ連における、反革命分子とみなされた人々に対しての強制収容所「グラグ(グラーグ)」への投獄、凄惨な拷問、強制労働、処刑の実態を告発する文学的ルポルタージュである。統制の厳しい本国では出版できず、1973年から1975年にフランスで発売。各国語訳が進められた結果、人権上由々しき問題として大反響を巻き起こした。当然ながらソ連では禁書扱いされた。ソルジェニーツィン自身は、続刊が出版されている最中である1974年に市民権を剥奪されて西ドイツへ国外追放されている。
タイトルの「収容所群島」とは、広大なソ連領内の各地に点在する収容所の分布のありようを、大海中に点在する島々になぞらえた表現である。
日本語訳[編集]
- ソルジェニーツィン 『収容所群島 1918-1956 文学的考察』(6巻) 木村浩訳、新潮社、1974年-1977年/新潮文庫、1975-1978年。2006年-2007年、ブッキングにて復刊。
関連文献[編集]
- ジョヴァンニ・グラッツィーニ『収容所群島への道 ソルジェニーツィンの愛と苦悩』花野秀男訳、二見書房、1974年。
- 原卓也ほか『ソルジェニーツィンを考える』ロシア手帖の会編、集英社、1975年。
- クロード・ルフォール『余分な人間 『収容所群島』をめぐる考察』宇京頼三訳、未来社〈ポイエーシス叢書 10〉、1991年10月。ISBN 4-624-93210-2。 - 原タイトル:Un homme en trop。
- ナターリヤ・レシェトフスカヤ『私のソルジェニーツィン 前夫人の回想記《時間との論争》』中本信幸訳、サイマル出版、1974年。ISBN 978-4-377-20227-4。
- ジャック・ロッシ、ミシェル・サルド『ラーゲリのフランス人 収容所群島・漂流24年』外川継男訳、恵雅堂出版、2004年9月。ISBN 4-87430-031-6。 - 原タイトル:Jacques, le francais。