双竜自動車

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双竜自動車
SsangYong Motor
種類 有限会社
市場情報
略称 雙龍、雙龍自、サンヨン
本社所在地 大韓民国の旗 大韓民国
京畿道 平沢市七槐洞
設立 1954年
業種 輸送用機器
事業内容 自動車
代表者 Hyung-Tak Choi (CEO)
従業員数 4,220人
主要株主 インドの旗 マヒンドラ 70%
外部リンク www.smotor.com
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双竜自動車
各種表記
ハングル 쌍용자동차
漢字 雙龍自動車
発音 サンヨンジャドンチャ
日本語読み: そうりゅうじどうしゃ
英語 SsangYong Motor
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双竜自動車サンヨンじどうしゃ)は大韓民国の準大手自動車メーカー。株式の70%[1]はインドのマヒンドラ&マヒンドラが保有。英称はSsangYong Motor Company

漢字表記は「雙龍自動車」(「雙」は日本語の「双」に相当)。日本語では「雙龍」の他、「双龍」とも表記される。

国内向けも輸出向けも「雙龍」ブランドを名乗るが、韓国国内では「S」をモチーフにしたCIマークを採用するのに対し、輸出向けは鹿トナカイの角を連想させるCIマークを採用する[2]。これは、世界的に見ても珍しいケースである。

沿革[編集]

1954年 河東煥(ハ・ドンファン、하동환1930年7月29日 - )が、ソウル特別市麻浦区で『河東煥自動車製作所』(하동환자동차제작소、トラック・バス架装工場)を創立。朝鮮戦争停戦後の復興で盛業になる。

1963年 東方自動車工業(동방자동차공업)を吸収合併し、河東煥自動車工業株式会社として改組。UDトラックス(旧:日産ディーゼル)リアエンジンバスのノックダウン生産を手掛け、1966年頃からブルネイ南ベトナム等へ輸出開始。

1967年 新進自動車(신진자동차、後のGM大宇)と業務提携し、乗用車市場にも参入。

1974年 AMCと提携し、在韓米軍韓国軍向けジープライセンス生産に着手。

1976年 消防車など特殊車両の生産を開始。

1977年 東亞自動車(동아자동차)に社名変更。

1979年 主生産工場を京畿道平澤市に移転。

1983年 KH-7, CJ-7 型ジープや、乗用車コランド코란도)を生産していた釜山市巨和거화)を吸収合併し、業務を拡大した。

1986年 雙龍グループに買収され、現社名に変更。

1993年 『イノベーション宣言』の下、ムッソー무쏘、1993年)、イスタナ이스타나、1995年)、新型コランド(1996年)、チェアマン체어맨、1997年)と、矢継ぎ早に新車を投入したが、過剰投資とグループ内部の対立から、経営状態が急速に悪化した。

1997年 乗用車部門と大型車両部門を分離。前者は大宇グループ대우그룹)に経営権が譲渡され、大宇自動車の一部門になった結果、2000年に大宇グループが経営破綻するまで、一時的に雙龍ブランドが消滅する。労働争議も多発し、1999年にはロックアウトも敢行された。

その後しばらくメインバンクの管理下に置かれていたが、2004年中国上海汽車 (SAIC) が株式の49%を取得し、傘下に収めた。しかし主力の北米向けSUV輸出の急激な縮小から、経営が再び悪化。

2009年1月9日 自主再建を断念し、ソウル中央地裁に法定管理[3]を申請[4]民主労働党進歩新党の支援を受けた労組側約500名は、政府に対して直接交渉と従業員の地位保全等を求め5月29日から平澤工場に立てこもったが、8月4日機動隊が突入し強制排除された[5]

2010年11月23日 インドの自動車メーカーマヒンドラ&マヒンドラ社が、5225億ウォンで雙龍自動車を買収する契約を締結。これによりマヒンドラは雙龍自動車の株式の70%を保有することになった [1]。雙龍自動車には債務があり、売却代金だけでは債務返済を賄えないが、不足分の約700億ウォンについて債権団は、2011年1月に債務免除に応じるか否かを決定する予定[1]

2012年10月3日、マヒンドラ&マヒンドラは10月17日にレクストンをインドデビューさせると発表した。製造はマハーラーシュトラ州チャカンにあるマヒンドラの工場にて行われる[6]。これにより、雙龍ブランドがインド市場に上陸を果たすことになる。

2019年12月、双龍自動車は韓国政府と産業銀行に借入金の返済延長と新規資金支援を要請。これは、11四半期連続で赤字を計上している中で、2020年上半期に満期を迎える借入金の償還に充てることが目的。なお、政府側は株主であるマヒンドラグループの追加増資と構造調整が行われてこそ支援の議論できるとして結論を先延ばした[7]

2020年12月21日、企業再生を扱うソウル回生裁判所に2度目となる更生手続きの開始を申請したと発表した[8]。2021年にかけて、アメリカの自動車流通会社であるHAAHオートモーティブ社がマヒンドラに対して買収交渉を行ったが、同年4月には決裂した[9]

事業[編集]

AMC、後にメルセデスからエンジン等の技術供与を受け、SUVを中心に製造・販売していた。

1990年にはパンサー買収してスポーツカーにも進出したが、ごく少数に留まった。

韓国国内では他の旧大宇系自動車メーカー同様、大宇自動車販売が流通を担当した。日本では2007年頃までGM大宇・マティスの代理店オートレックス(本社:福岡市)が輸入していたが、ほどなく中止された模様。

車種一覧[編集]

本稿では現行車のみを挙げています。その他絶版車等は下記のページを参照されたい。

車種 初登場年 現行型 現行車種の概要 生産工場
発表 最新の改良
SUV
Ssangyong Tivoli.jpg
Tivoli
チボリ 2015年 2015年
1月13日
(初代)
双竜自動車で生産する小型SUV。後部を延長した「チボリ エア」(XLV)も用意されている。
SsangYong Korando, GIMS 2019, Le Grand-Saconnex (GIMS1297).jpg
Korando
コランド 1983年 2019年2月
2月
(4代目)
双竜自動車で生産する準中型SUVであり、現存する大韓民国最長寿ブランド[10]
SsangYong Rexton2018 front (edit).jpg
REXTON
レクストン 2001年 2017年
5月1日
(2代目)
双竜自動車で生産する大型SUV。韓国では2017年-2020年11月まで「G4レクストン」を名乗っていた。
ピックアップトラック
2018 Ssangyong Musso Saracen Automatic 2.2 Front.jpg
Rexton Sports
レクストンスポーツ 2006年 2018年
(2代目)
双竜自動車で生産する大型ピックアップトラックで、コランドスポーツの後継モデル。

画像[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 「印マヒンドラ、雙龍自の買収契約を締結」 朝鮮日報 2010年11月24日
  2. ^ 輸出向けCIマークは韓国国内においてもオプションで選択可能。
  3. ^ 日本の会社更生法に相当
  4. ^ “韓国の雙龍自動車が破綻 世界景気低迷で販売急減”. 日経新聞. (2009年1月9日). http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090109AT2M0901Z09012009.html 2009年1月9日閲覧。 
  5. ^ “雙龍自スト:警察が鎮圧作戦、組合員らと衝突”. 朝鮮日報日本語版. (2009年8月5日). http://www.chosunonline.com/news/20090805000010 2009年8月5日閲覧。 
  6. ^ Mahindra to debut SsangYong Rexton in India on October 17”. マヒンドラ&マヒンドラ (2012年10月3日). 2012年10月3日閲覧。
  7. ^ 「生死の岐路」に立つ双龍車、韓国政府・マヒンドラに「SOS」”. 中央日報. 2019年12月31日閲覧。
  8. ^ 韓国・双竜自動車が更生手続き申請 債務返済滞り”. 日本経済新聞. 2020年12月29日閲覧。
  9. ^ 韓経:双竜自動車、法定管理に進むか…マヒンドラとHAAHの交渉が決裂”. 中央日報 (2021年1月26日). 2021年4月23日閲覧。
  10. ^ 2005-2011年のブランクを除くと、1985年登場のヒュンダイ・ソナタが最長寿である。

外部リンク[編集]