原田凍谷

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原田 凍谷(はらだ とうこく、1962年 - )は、愛知県出身の日本書道家である。

ブラッシュ アート ショウの代表同人を務め、新しい表現幅を広げようとレンジ オブ ブラッシュの目標を掲げている。 近年、毎日書道展の企画委員や中日書道展の理事に就任するなど、活動範囲を広げている。2018年より毎日書道展 改革委員に就任する。

顔真卿の書法について、2003年  墨    160号「顔真卿を極める」に先行鋒を使って解説。先行鋒と従行鋒はこの記事の為にこの時に原田凍谷が造語。書法はこの二つに潮流が二分することを解明することにより、はっきりとした流れが説明できるとしている。2021年2月に顔真卿の書法(書芸文化新社)を発行。

2023年4月より中部大学  人間力創成教育院  教授になり、書道史・書法史の研究を行っている。

略歴[編集]

講師 以後現在まで

  • 1990年 中日文化センター講師 以後現在まで
  • 1991年 ベルギーヘント大学日本語学科書道講師
  • 1996年 第48回毎日書道展 会員賞受賞 審査会員となる
  • 1996年 第46回中日書道展 準大賞受賞 2科審査会員となる
  • 1996年 毎日文化センター講師
  • 2000年 道風展審査会員となる
  • 2002年 書道研究団体 登絖社設立
  • 2004年 書道研究誌 「伝(DEN)」発刊 現在まで刊行中
  • 2005年 第55回中日書道展 記念賞受賞 1科審査会員となる
  • 2006年 中部大学 総合芸術論 講師となる。
  • 2013年 毎日書道展 企画委員となる
  • 2015年 中部日本書道会理事に就任
  • 2018年 毎日書道会 改革委員に就任する
  • 2020年 中部大学 人間力創成総合教育センター  准教授に就任
  • 2021年 顔真卿の書法 技法と表現 (書芸文化新社)出版
  • 2021年 原田凍谷個展「書の自然観」(セントラルミュージアム銀座)開催
  • 2022年 中部大学 人間力創成教育院 准教授
  • 2022年 毎日書道顕彰 芸術部門 受賞
  • 2022年 作品集「書の自然観」を製作
  • 2023年 中部大学人間力創成教育院 教授  

展覧会[編集]

  • 1986年 中国昆明展
  • 1989年 日本現代書芸術シンガポール展
  • 1996年~2011年 BRUSH ART SHOW 代表同人出品
  • 2000年~2011年 日本蘭亭書法交流会 招待出品
  • 2002年 毎日書道展 北京展
  • 2003年 現代日本の書 代表作家ベトナム展
  • 2005年 アメリカユタ大学席上揮毫
  • 2005年 ソウル書芸ビエンナーレ
  • 2006年 韓中日現代書20人展
  • 2006年 日本現代書ロシアを巡る書展
  • 2006年 ロシア エカテリンブルク・サマーラで書道講義・デモンストレーション
  • 2007年~ ヨーロッパを巡る書展 出展(日本代表)
  • 2007年 「はなればなれ」展 写真家・加藤慎一とのコラボレーション
  • 2008年 毎日書道展 名古屋栄オアシス21 「オアシスの風」 企画運営
  • 2008年 「ASHES TO ASHES」 写真家・加藤慎一とのコラボレーション レクサス展
  • 2008年 毎日書道展 ブラジル展
  • 2008年 「Turn & Face the Strain」 ウエスティン 名古屋キャッスルホテル 写真家・加藤慎一とのコラボレーション
  • 2008年 「陶とかりぐらふ展」ノリタケギャラリー 
  • 2010年 個展「帰命」名古屋・栄 丸栄美術画廊
  • 2011年 釜山ビエンナーレ 出品
  • 2011年 ソウル・「墨家」現代書展 審査担当
  • 2021年 原田凍谷個展「書の自然観」(セントラルミュージアム銀座)開催

現在の役職[編集]

  • 登絖社 会長
  • 中部大学人間力創成教育院 教授
  • 毎日書道展 改革委員・審査会員
  • 中日書道展 理事・審査会員
  • BRUSH ART SHOW 代表同人
  • 道風展 審査会員
  • 春日井市民展 審査会員
  • 日本詩文書作家協会 理事
  • 高野山書道協会 理事
  • 書道研究雑誌 「伝 DEN」 主幹
  • 中日文化センター講師
  • 名鉄カルチャーセンター名駅講師
  • 春日井市アートフルマイタウン 講師