原爆詩集

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原爆詩集』(げんばくししゅう)は、詩人峠三吉詩集。東京の出版社が発売禁止を恐れてすべて発売拒否したため、オリジナル版は1951年9月、広島で自家版として500部ガリ版刷りで発売された。当時峠と協働作業していた画家・四國五郎が表紙装丁、挿画を描いた。追って、翌年1952年青木書店から刊行。

この詩集は、自らも被爆者である峠三吉が、広島市への原子爆弾投下を題材に戦争の皮肉さを訴えた作品である。中でも『序』は『にんげんをかえせ』という題でも名高く、その他26編が収録されている。

この詩に作曲した大木正夫カンタータ『人間をかえせ』(1961年)も知られている。

序 峠三吉

ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

作品[編集]

  • 八月六日
  • 盲目
  • 仮繃帯所にて
  • 倉庫の記録
  • としとったお母さん
  • 炎の季節
  • ちいさい子
  • 墓標
  • 河のある風景
  • 微笑
  • 一九五〇年の八月六日
  • 巷にて
  • ある婦人へ
  • 景観
  • 呼びかけ
  • その日はいつか
  • 希い――「原爆の図」によせて――
  • あとがき

関連項目[編集]

外部リンク[編集]