博多駅南
博多駅南(はかたえきみなみ)は、福岡県福岡市博多区にある地名。1丁目から6丁目が設定されている[1]。郵便番号は812-0016。
概要[編集]
福岡市博多区の中部に位置する。北は博多駅中央街、東は博多駅東、比恵、山王、西はJRの高架を挟んで博多駅前4丁目、美野島、南は竹下、東光寺町と接しており、博多駅の南側から竹下まで南北に細長く広がる地域である。博多区の中心部である博多駅の南側に面していることから、オフィス街・商業地域として発展している。
歴史[編集]
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
1889年に開業した初代の博多駅は旧来の博多市街に接した場所(現在の出来町公園付近)に作られた。当時の鹿児島本線は西に向けて初代博多駅に入った後、現在の「博多駅前」の町境に沿うように南に急カーブを描いていた。「博多駅東」は当時の博多駅裏にあたり田畑が残っており、市街地化はあまり進んでいなかった。
ホームが2面しかなかった博多駅は第二次世界大戦前には旅客・貨物がさばききれなくなる限界を迎えており、戦後の復興でますます混雑が激しくなった。その解決のためにはもはや駅の移設しか手はないように思われた。国鉄は、鹿児島本線の急カーブをショートカットするように博多駅裏の田畑に新たな線路を通し、その真ん中に高架化した新駅を作ってホームも多数確保することとした。新駅の周囲の田畑には区画整理によって新市街が作られた。これが駅西側(博多口側)の「博多駅前」、および駅東側(筑紫口側)の「博多駅東」「博多駅南」である。
町域の変遷[編集]
住居表示実施後 | 実施年月日 | 住居表示実施前(各大字の一部) |
---|---|---|
博多駅南一丁目から博多駅南三丁目 | 1969年(昭和44年) | 花野町・宮島町・小林町・春住町・音羽町・東領1丁目〜3丁目・三社町・瑞穂町・山王町・宮下町・榊田町・扇町・大字犬飼・大字住吉・大字竹下 |
博多駅南四丁目から博多駅南六丁目 | 1971年(昭和46年) | 花野町・宮島町・小林町・春住町・音羽町・東領1丁目〜3丁目・三社町・瑞穂町・山王町・宮下町・榊田町・扇町・大字犬飼・大字住吉・大字竹下 |
主な施設[編集]

- 福岡メディカルセンター(福岡県医師会本部)
- 九州北部税理士会本部[2]
- ウィズザスタイルフクオカ
- 福岡パナソニックビル
- 九州日立システムズ
- サミー福岡支店
- イオン九州本社
- 九州急行バス本社
- キュートーシステム本社
- サンコー本社
- ホシザキ北九本社
- 九鉄工業福岡本社
- 九大進学ゼミ本社
- 横浜幸銀信用組合福岡本部
- 音羽公園
- サニー駅南店
- マルショク駅南店
教育施設[編集]
※1丁目と2丁目は東住吉小学校、3丁目と4丁目、5丁目1番~5番,11番~19番,21番,27番~30番、6丁目8番は春住小学校の校区、5丁目6番~8番、10番、20番は春住小学校と福岡市立那珂小学校の校区に分かれる[3]。
名所・旧跡[編集]
交通[編集]
道路[編集]
鉄道[編集]
※最寄り駅。町内に鉄道駅はない。
バス[編集]
- 西鉄バス
- 駅東二丁目
- 駅東三丁目
- 駅南二丁目
- 駅南三丁目
- 春住町
- 榊田町
- 扇町
- 瑞穂
- 山王公園前
- 山王一丁目
- きよみ立体橋東
脚注[編集]
- ^ 角川日本地名大辞典40.福岡県
- ^ 九州北部税理士会
- ^ 町名別通学区域一覧表(令和3年4月1日現在) (PDF) - 福岡市教育委員会教育環境部通学区域課
- ^ 学校法人 麻生塾 麻生専門学校グループ 各校へのお問い合わせ・アクセス