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南海8300系電車

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

南海8300系電車
泉北高速鉄道9300系電車
8300系2次車
(2017年7月26日 粉浜駅
基本情報
製造所 近畿車輛
製造年 8300系:2015年 -
9300系:2022年 -
製造数 8300系:136両(2025年4月現在)
9300系:16両(2024年9月現在)
運用開始 8300系:2015年10月8日
9300系:2023年8月8日
主要諸元
編成 8300系:2・4両編成
9300系:4両編成
軌間 1,067 mm狭軌
電気方式 直流1,500 V架空電車線方式
最高運転速度 本線空港線:110 km/h
高野線泉北線:100 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度(常用) 3.7 km/h/s
減速度(非常) 4.0 km/h/s
車両定員 先頭車:141[1]
中間車:153人[1]
全長 先頭車:20,765 mm[1]
中間車:20,665 mm[1]
全幅 2,830 mm[1]
全高 先頭車:4,140 mm[1]
中間車:4,050 mm[1]
車体 ステンレス鋼[1]
(前頭部のみ普通鋼
台車 ボルスタレス台車
モノリンク式
新日鐵住金日本製鉄SS-179M・SS-179T(8300系1-8次車)
円筒積層ゴム片支持方式
近畿車輛KD-325A/325B・KD-326A/326B(8300系9次車-・9300系)[2]
主電動機 6極全閉内扇式かご型誘導電動機
東洋電機製造TDK-6315-A[1][3]
主電動機出力 190 kW[1]
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式[1]
歯車比 85:14(6.07)[1]
編成出力 2両編成:760 kW
4両編成:1,520 kW
制御方式 VVVFインバータ制御
IGBT素子(8300系1-5次車)
ハイブリッドSiC素子(8300系6次車-・9300系)[4]
制御装置 日立製作所
VFI-HR1421D(8300系1-5次車)
VFI-HR1421L(8300系6次車-・9300系[1][2]
制動装置 回生ブレーキ併用
全電気指令式電磁直通ブレーキ遅れ込め制御付)MBSA
全電気ブレーキ
保安装置 南海型ATS
2023年度
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南海8300系電車(なんかい8300けいでんしゃ)は、2015年平成27年)に登場した南海電気鉄道の一般車両(通勤形電車)の一系列である。

本項では、8300系をベースとして泉北高速鉄道が導入した9300系電車についても記述する。2025年令和7年)に泉北高速鉄道が南海電気鉄道に吸収合併されたため、同年からは9300系も南海所属の車両となっている[5]

以下では、難波方先頭車の車両番号+F(Formation=編成の略)を編成名として表記する。

概要

老朽化が進む7000系7100系の置き換え、ならびにインバウンド需要の増加に対応した情報案内サービスの充実を目的に、2015年(平成27年)より南海本線空港線和歌山港線で営業運転を開始した[6][7]。また2019年令和元年)からは、同じく老朽化していた6000系を置き換えるため、高野線への導入も開始された[8][9]

「省エネルギー化」・「安全・サービスの向上」・「車両メンテナンスの向上」を目指して開発されており、8000系(2代)をベースに車体や客室をリニューアル、機器類には省エネルギー効率やメンテナンス性をより一層高めたものを採用している。

これまで南海の車両は、旧帝國車輛工業以来取引を続けてきた総合車両製作所(旧:東急車輛製造)製が大半を占めていたが、本系列は1973年昭和48年)の7100系2次車以来となる近畿車輛製の車両となった[10]

構造

車体

8000系を踏襲した20 m級4扉のステンレス車体であるが、前頭部を8000系のFRP製から衝撃吸収構造の普通鋼製に改めている。基本的な意匠も8000系に準じているが、正面の角を大きく丸めてスカートと一体感を持たせているほか、車体側面の雨樋を屋根上に移したため、すっきりした外観となっている。

前照灯には前方視認性を向上させるためLEDを採用、標識灯にも従来より照度の高いLEDを開口部いっぱいに使用し、遠方からの視認性を確保している[11]。また運転台・車掌台の正面ガラスは、8000系までの一体型から分割型に変更し、破損時の交換作業を容易化している[4]

車体には南海標準のブルーとオレンジの帯を配しているが、本系列では破損しやすい扉部分(前面貫通扉、乗務員室扉、側引戸)と、デザイン上不要な正面の角の部分は帯が省略された。また、8000系では塗装仕上げとされていた帯は再びカラーフィルム製となり、退色対策としてブルーの帯は紺色に近い色調に変更されている。1次車の側面吹寄せ部には、外板の溶接線を隠し、かつステンレスの反射を抑えるため濃灰色のフィルムが貼り付けられたが、2次車以降では省略されている[11][4]

屋根上の空調装置は8000系と同様のセミ集中式であるが、車外スピーカーは故障対策として空調装置の外キセから独立して搭載している。東西方向に設置した2台を専用のキセに納め、これを空調装置の外キセの隣に1基ずつ装備する。

客室

車内は8000系のイメージを引き継いだ、白色系のつや消しメラミン化粧板と、茶色系の床面・座席(優先座席は青色系)の組み合わせである。窓ガラスには南海の一般車両で初めて複層ガラスが採用された。

座席は質感の異なる2種類のクッション材を使用している。モケットは8000系より模様の大きいドット柄で、モケットに合わせて色調を変更した袖仕切りの内側とともに、明るく暖かみのあるデザインとしている。座席定員は扉間で7人掛けであるが、従来のバケットシートは廃止しスタンションポールのみによる区分となった。また、8000系では2人 - 3人 - 2人に区分されていたが、本系列では4人 - 3人に見直されている。

側引戸の内張りは8000系のステンレス無塗装から化粧板付きに戻され、戸先には識別用の黄色テープを施している。その足元も8000系の凹凸付き滑り止めをやめ、清掃面を考慮した平滑なゴムチップ入り防滑床材を使用している。ドアチャイム開扉誘導鈴、扉開閉警告表示灯は引き続き装備されている。

天井は、整風板や照明器具のソケットを連続調としてデザイン性を高めている。照明にはレシップ製の直管型LED照明を採用し、8000系より数を増やして(1両あたり16本→24本)照度アップを図っている。

2016年に導入された2次車では、当時スーツケース等の大型手荷物の持ち込みによる混雑悪化が問題視されていたため、新たに「ラゲッジスペース」と称する多目的スペースが出入口付近に設けられた[4][注 1]。これに伴い、扉間の座席定員は6人(一部4人)に削減され、併せて袖仕切りの形状も用途に合わせて変更された。ラゲッジスペースは以後、南海本線向けに製造された編成を中心に配置されている。

2019年(令和元年)に高野線へ導入された6次車では、モケットをグレー系の縞柄模様とした新型のバケットシートと藍色の吊手が採用されている[4]。これは9000系のリニューアル企画「NANKAI マイトレイン」プロジェクトの人気投票で選ばれたデザイン[13]を一部取り入れたもので、以降の増備車の標準装備となった。また2022年(令和4年)竣工の8次車からは、袖仕切り・側引戸・床面を木目調にするとともに、他の化粧板も薄めの黄色系に置き換えた「NANKAI マイトレイン」仕様として登場し、「我が家のリビング」を思わせるくつろぎの空間へとアップデートが図られている[4][14]

2023年(令和5年)に竣工した9次車は、上記のラゲッジスペースと「NANKAI マイトレイン」仕様を組み合わせた新しい内装で登場した。こうした多様化するニーズに応える客室設計のあり方が評価され、本系列は泉北高速鉄道9300系とともに「2023年度グッドデザイン賞」を受賞した[15][注 2]

なお上記の仕様変更とは別に、2023年(令和5年)度には列車内のセキュリティ向上と犯罪抑制のため、出入口付近への防犯カメラ設置が行われ、年度内に全車への施工が完了している[17][注 3]

自動放送装置・車内案内表示器

本系列ではインバウンド需要に対応するため、自動放送装置ならびにLCD車内案内表示器が搭載された。いずれも4カ国語(日本語英語中国語韓国語)による情報案内を行うものである。車内案内表示器には三菱電機の「トレインビジョン」を採用し[19]、これを東西の側引戸上部に千鳥配置している[注 4]ソフトアニメーション表示が可能な仕様で、表示内容は列車モニタ装置から取得した位置情報を元に決定される。また、非常ブレーキ使用時など異常時案内にも対応する。

主要機器

制御装置

5次車までは、8000系を踏襲したIGBT素子によるVVVFインバータ制御装置(1C4M方式)で、速度センサレスベクトル制御日立製作所製 VFI-HR1421D形 を搭載する。6次車からは、9000系更新車に続いて南海では2例目となるハイブリッドSiC素子を適用した日立製作所製 VFI-HR1421L形 に変更し、省エネルギー効率をさらに高めている[2][4]

主電動機

国内で初めて狭軌用全閉内扇式かご型誘導電動機東洋電機製造製 TDK6315-A 形[注 5])を本格採用している[注 6]。極数は6極[3]。従来の開放形主電動機では自己通風による塵埃の侵入のため日常的な分解清掃作業を要したが、本構造の採用により「24年非分解」を実現した。

駆動装置

駆動装置は8000系までのWNドライブ方式歯車比98:15)を改め、TD平行カルダンドライブ方式(85:14)を採用している[3][注 7]

補助電源装置

8次車までは、8000系向けをベースにしたIGBT素子の静止形インバータ(東洋電機製造製 SVH75-4045A1形)で、回路方式はダイレクト変換2レベルインバータ、定格出力は75 kVA、1基あたり2両分を負担する。直流フィルタコンデンサには乾式コンデンサを使用し、信頼性を高めている[3]。9次車以降は東洋電機製造製 SVH75-4045B3-M形 に変更している[2]

集電装置

シングルアーム式で、8000系と同一の東洋電機製造製 PT-7144-B形 である。Mc1車(モハ8300形)の下り方、Mc2車(モハ8400形)の上り方、Mc3車(モハ8350形)の両端に搭載する。

台車

8次車までは、8000系と同様のモノリンク式ボルスタレス台車(新日鐵住金→日本製鉄製 SS-179M形・SS-179T形)である。ただし、主電動機・駆動装置の変更に伴い台車枠形状は新設計とし、差圧弁は車体側に移設している。また、軸ばねは本系列の負担荷重に応じた設計とするため、電動台車と付随台車で異なるばね定数のものを採用した。空気ばねの中心間距離は、車体ローリング剛性改善のため8000系から引き続き1,950 mmとしている。9次車からは、メーカーを近畿車輛に切り換えるとともに、軸箱支持装置を円筒積層ゴム片支持方式とした KD-325A/325B形・KD-326A/326B形 に変更されている[2]。円筒積層ゴム部で前後左右の水平力を支持、コイルばねにて上下力を支持する。

先頭台車に搭載する増粘着剤噴射装置は、従来よりメンテナンス性と噴射性能を向上させた新型のものに変更している。

ブレーキ装置

従来車と同様の全電気指令式電磁直通ブレーキで、回生ブレーキ使用時の遅れ込め制御機能を有する。

空気圧縮機

5次車までは8000系と同様の周辺機器一体型のスクロール式で、油漏れ対策として返油機能を追加した改良品を採用している。6次車からは9000系更新車で実績のあるオイルレス形に変更し、無給油による環境への配慮と省メンテナンスを実現している[4]

その他

乗務員室の構成は8000系を基本的に引き継ぐが、運転台の故障表示器は従来のものを撤去し、運転士用表示器として7.5インチ対応の液晶ディスプレイを新設している。また、車内の急激な温度変化を抑える機能として扉選択スイッチを備えている。

改造工事

ワンツーマン化改造

2022年(令和4年)6月、8304Fを対象に車両側面カメラが試験的に設置された[21]。これは車両側面とホームの安全確認を行うためのもので、様々な環境下での視認性が検証されていた。その後、2025年(令和7年)3月から南海本線の一部区間で本系列4両編成を使用してワンマン運転を行うことになったため[22]、ワンツーマン化改造と称するワンマン対応工事が一部の4両固定編成に開始された[23][24]。施工内容は以下の通りである。

  • 車両側面カメラの設置
  • 車両側面カメラの映像を表示する運転席モニタの設置
  • ワンマン・ツーマン切替設備の搭載

車体ラッピング

堺ブレイザーズトレイン・ブレイザーズトレイン
2023年(令和5年)10月の2023-24 V.LEAGUE開幕に合わせ、日本製鉄堺ブレイザーズの全17選手とチームのマスコットキャラクター「我王」を装飾した「堺ブレイザーズトレイン」の運行が開始された。ラッピングは8320Fに施された[25][26]2024-25 大同生命 SV.LEAGUEが開幕された2024年(令和6年)10月からは、コラボレーション第2弾として同様の外観の「ブレイザーズトレイン」が運行開始され[27]、ラッピングは8311Fに行われた[28]
桃園メトロラッピングトレイン
大阪・関西万博開催に向け、2025年(令和7年)2月より桃園メトロとのコラボラッピングトレインが運行され、8308Fを対象に装飾が行われた[29][30]。同年4月には、8309Fにも同一のラッピングが施された[28]
サウジアラビアラッピング
2025年(令和7年)5月より、サウジアラビア文化庁によるラッピングが本系列4両編成×1本に施され運行されている[31]。運行期間は同年11月中旬頃までを予定している。

運用

南海本線

2015年(平成27年)6月下旬から7月下旬にかけて1次車4両編成×5本(8301F - 8305F)が近畿車輛を出場し、8301Fと8302Fが同年10月8日、南海本線・空港線・和歌山港線で営業運転を開始した[7][注 8]。2016年(平成28年)には2次車にあたる2両編成×6本(8701F - 8706F)が登場し[32][33]、8701Fと8702Fが9月12日より営業運転を開始した[34]。その後も2019年(平成31年・令和元年)度上半期にかけて3 - 5次車(8306F - 8311F・8707F - 8712F)が増備され、7100系の置き換えが進められたが、同年度下半期より高野線向けに新造が移行したため、暫く南海本線への増備が滞った。1000系を南海本線に集約するため、2021年(令和3年)10月には8712Fが、2022年(令和4年)3月には8310Fと8711Fが高野線に転属した[35][36]。2023年(令和4年)4月には9次車(8320F・8718F)が4年ぶりの南海本線向けとして竣工した[37]が、6000系置き換えのため、同年7月には8311Fと8710Fが高野線に転出した[38]

2025年(令和7年)3月より、本系列4両編成を用いる一部の普通車で泉佐野駅 - 和歌山市駅間をワンマン運転することとなった[22]。このため南海本線への集中的な転属が開始された。2024年(令和6年)8月から2025年(令和5年)2月にかけて、8310F・8311F・8312F・8313F・8321F・8322F・8710Fが高野線より転入した[23][39]。さらに2024年(令和6年)11月から12月にかけて8323F・8324F・8720Fが増備され[23][40]、2025年(令和7年)4月現在は4両編成×18本、2両編成×12本が在籍する[23][28]

本系列単独での運用のほか、他系列とも併結し4両から8両まで幅広い運用に充当され、12000系と併結し特急サザン」の自由席車としても運用されている[41]

2次車登場時より8000系と併結運転を行っている[42]が、2021年(令和3年)からは更新工事を受けた9000系との併結も開始された[43]。他方、登場初期に行っていた1000系2両編成との併結[11]は、1000系がインバウンド対応工事を受けたのを機に実施されなくなった[44]

なお、2023年(令和5年)8月から8718Fを使用したGOA2.5自動運転走行試験が和歌山港線で行われ[45][46]、2025年(令和7年)3月までに延べ7,200 kmの走行試験を行った[47]

高野線

2017年(平成29年)度末、中期経営計画の一環として、高野線の6000系72両全車の代替を目的に、高野線向け本系列の新製導入が決定された[48][49][50]。その第1陣として、6次車が4両編成×4本、2両編成×1本(8312F - 8315F・8713F)製造され、そのうち8312Fと8313Fが2019年(令和元年)11月22日より営業運転を開始した[8][9]。11月30日には泉北高速線への乗り入れが開始された。その後も増備が続けられた[注 9]が、前述の南海本線一部区間ワンマン化に伴い、4両編成を中心に南海本線へ転属となった[23][39]。その中で2024年(令和6年)12月には8719Fが高野線向けに増備され[23][40]、2025年(令和7年)4月現在は4両編成×6本、2両編成×8本が在籍する[23][52]

高野線では各駅停車から快速急行まで、幅広い運用に充当されている。かつては本系列4両編成に1000系1051Fを併結した8両編成でも運転されていた[53]

泉北高速鉄道9300系電車

9300系9302Fほか8両
(2023年10月29日 三国ヶ丘駅 - 百舌鳥八幡駅間)

9300系は、泉北高速鉄道2023年(令和5年)8月8日より難波駅 - 和泉中央駅間で運行を開始した南海8300系9次車をベースとする新型通勤車両である[54][55]。当初は追加増備の予定はないとされていた[56]が、2024年(令和6年)3月には2次車となる9303F・9304Fが導入され[57]、2025年(令和7年)4月現在は4両編成×4編成が運用されている[23][58]

本形式および南海8300系は「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しており[15]、発表後には記念ヘッドマークが掲出された[59]

導入コスト抑制のため、車体や走行機器類は南海8300系9次車と共通設計である[56][60]。外装は、帯色を泉北高速鉄道のラインカラーであるブルー、先頭部をアイボリー塗装とし[60]、従来車を踏襲しながらシンプルなデザインにまとめている[56]。内装では、座席に従来の赤色系(優先席は黄色系)のモケットをアレンジした縞柄模様を採用し、新しさの中に伝統的な「泉北高速鉄道らしさ」を表現している[56]。壁面や床面は全体が濃い木目調仕上げとなっている[56]

表示類の南海仕様化

2025年(令和7年)4月の南海への吸収合併に向け、2024年(令和6年)12月から泉北高速鉄道の表示類が南海の仕様に順次変更された[61]

編成表

2025年(令和7年)4月1日現在[23][28][52][58][62]

4両編成×24本・2両編成×20本の計136両が在籍する。そのうち、南海本線(住ノ江検車区)所属車両は96両、高野線(小原田検車区)所属車両は40両となっている。また、9300系は4両編成×4本の計16両が在籍する。

8300系 4両編成
難波
関西空港・和歌山港・橋本・和泉中央
形式
 

モハ
8300

(Mc1)

サハ
8600

(T1)

サハ
8650

(T2)
 

モハ
8400

(Mc2)
所属線区 竣工 次車区分 備考
搭載機器 CONT
SIV
CPSIVCONT
CP
車両番号 8301860186518401 南海本線2015/10/081次車
(車体側面フィルム有)
8302860286528402
8303860386538403 2015/11/13
8304860486548404 2015/12/01
8305860586558405 2015/11/20
8306860686568406 2017/07/033次車(LS有)
8307860786578407 2017/07/19
8308860886588408 2018/07/094次車(LS有)
8309860986598409 2018/07/252024/05/29 ワンツーマン化[23][24]
8310861086608410 2019/06/105次車(LS有)2024/12/02 ワンツーマン化[23][24]
8311861186618411 2019/07/022024/08/03 ワンツーマン化[23][24]
8312861286628412 2019/11/226次車
【座席形状変更】
2024/10/02 ワンツーマン化[23][24]
8313861386638413 2019/11/152025/02/09 ワンツーマン化[23][24]
8314861486648414 高野線2019/11/29
8315861586658415 2020/01/16
8316861686668416 2020/12/187次車
8317861786678417 2021/01/28
8318861886688418 2022/01/198次車
【内装木目調化】
8319861986698419 2022/02/17
8320862086708420 南海本線2023/04/289次車(LS有)
8321862186718421 2024/01/2210次車(LS有)
8322862286728422 2024/02/08
8323862386738423 2024/12/20[23]11次車(LS有)
8324862486748424 2024/11/27[23]
8300系 2両編成
難波
関西空港・和歌山港・橋本・和泉中央
形式
クハ
8700

(Tc1)
 
 

モハ
8350

(Mc3)
所属線区 竣工 次車区分 備考
搭載機器 SIVCONT
CP
車両番号 87018351 南海本線2016/09/122次車(LS有)
87028352
87038353
87048354 2016/09/20
87058355
87068356
87078357 2017/07/033次車(LS有)
87088358 2017/07/19
87098359 2018/07/094次車(LS有)
87108360 2018/07/25
87118361 高野線2019/06/105次車(LS有)
87128362 2019/07/02
87138363 2019/11/226次車
【座席形状変更】
87148364 2020/12/187次車
87158365 2021/01/28
87168366 2021/01/198次車
【内装木目調化】
87178367 2022/02/17
87188368 南海本線2023/04/289次車(LS有)自動運転走行試験編成
87198369 高野線2024/12/19[23]11次車(LS有)
87208370 南海本線2024/12/06[23]
9300系[56]
難波・中百舌鳥
和泉中央
形式
 

モハ
9300

(Mc1)

サハ
9600

(T1)

サハ
9650

(T2)
 

モハ
9400

(Mc2)
所属線区 竣工[37] 次車区分 備考
搭載機器 CONT
SIV
CPSIVCONT
CP
車両番号 9301960196519401 泉北線2023/07/181次車
9302960296529402
9303960396539403 2024/03/282次車
9304960496549404
凡例
  • CONT:制御装置
  • SIV:静止形インバータ
  • CP:空気圧縮機
  • 下線:ワンマン運転対応車
  • <・>:集電装置(シングルアーム)
  • :弱冷車
  • :女性専用車両ステッカー

脚注

注釈

  1. 2014年(平成26年)頃のインバウンド急増から空港急行に利用客が集中するようになり、着席した乗客がスーツケースを身体の前側に構えることで車両の通路が塞がれトラブルが生じかねない状態となっていた。こうした混雑の緩和や通路スペースの確保を目的にラゲッジスペースが整備された[12]。なお、ラゲッジスペース自体は手荷物専用ではなく、ベビーカースペースや立席スペースなど多目的の利用を想定しており、その旨をピクトグラムにて案内している。
  2. 受賞が公表された2023年(令和5年)10月5日から、8301F+8701Fの先頭部に記念ヘッドマークが掲出された[16]
  3. 車内防犯カメラは2022年(令和4年)10月より本系列を用いて実証実験を行っていた[18]
  4. 本系列のLCD採用は南海の鉄道線用車両としては初の事例であるが、南海全体で見ると鋼索線のコ11・21形がやや先行して搭載しており、これに続く2例目となった。
  5. 定格出力190 kW、定格回転数1,900 rpm、端子電圧1,100 V、定格周波数96 Hz。
  6. 京王1000系に試験搭載された TDK6390-B(180 kW)の実績を踏まえたものである[20]
  7. 南海でTD平行カルダン駆動を採用しているのは2000系50000系2300系で、いずれも東洋電機製造製の主電動機・駆動装置を使用している。また歯車比も全て85:14である。
  8. 7000系は同年10月3日に実施された引退記念イベントをもって営業運転を終了した。
  9. 2020年(令和2年)12月22日から23日にかけて甲種輸送された8317Fと8715Fは、近畿車輛が創業100周年を迎えて初の出場車であることから、徳庵駅 - 吹田貨物ターミナル駅間で記念のヘッドマークを掲出した[51]

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 9300系:車両図鑑 - ウェイバックマシン(2024年6月24日アーカイブ分) - 泉北高速鉄道(2025年1月24日閲覧)
  2. 1 2 3 4 5 「南海電気鉄道 現有車両主要諸元表」-『鉄道ピクトリアル』2023年10月臨時増刊号、PP.280-281
  3. 1 2 3 4 南海電気鉄道株式会社8300系車両用電機品 (PDF) 」-『東洋電機技報』第132号、PP.25・26、東洋電機製造(2015年10月、国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 「車両総説」-『鉄道ピクトリアル』2023年10月臨時増刊号、PP.52-54
  5. 現在の車両:鉄道博物館 - 南海電気鉄道(2025年4月1日閲覧)
  6. 新型車両「8300系」を導入します (PDF) - 南海電気鉄道(2015年3月25日)
  7. 1 2 南海電鉄8300系が営業運転を開始」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2015年10月14日)
  8. 1 2 南海高野線で8300系が営業開始」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2019年11月23日)
  9. 1 2 【南海】8300系高野線で営業運転開始」-『鉄道ホビダス(鉄道投稿情報局)』、ネコ・パブリッシング(2019年11月26日)
  10. 南海電鉄、新型車両8300系公開! 近畿車輛が製作、今秋デビュー - 写真83枚」-『マイナビニュースマイナビ(2015年9月2日)
  11. 1 2 3 「8300系 解説」-『南海電鉄車両大全』第1巻(チョッパー&VVVF制御車)、PP.41-42(1000系との併結時の写真も掲載)
  12. 空港アクセスと関西空港駅の利便性がさらに向上します! ~ダイヤ改正、関西空港駅の訪日外国人専用窓口の拡大を行います~ (PDF) - 南海電気鉄道(2016年11月17日)
  13. 「NANKAI マイトレイン」特設サイト - 南海電気鉄道(2024年6月27日閲覧)
  14. お客さまに‘なんかいいね’を届けたい。(新造車両編) - 南海電気鉄道(2023年11月23日閲覧)
  15. 1 2 南海電気鉄道8300系車両、及び泉北高速鉄道9300系車両が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞 (PDF) - 南海電気鉄道・泉北高速鉄道(2023年10月5日)
  16. 南海8300系にグッドデザイン賞受賞記念ヘッドマーク」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2023年10月7日)
  17. 2024年度鉄道設備投資計画について (PDF) - 南海電気鉄道(2024年5月14日)
  18. -2022年10月29日(土)から- 通勤車両への防犯カメラ設置に向けた試験の実施について (PDF) - 南海電気鉄道(2022年10月25日)
  19. AREA HIGHLIGHTS 関西支社×南海電鉄で行く高野山・熊野古道 (PDF) - 三菱電機(2017年9月22日)
  20. 狭軌用全閉内扇形主電動機 (PDF) 」-『東洋電機技報』第126号、P.20、東洋電機製造(2012年9月、国立国会図書館デジタルコレクション)
  21. 車両側面とホームにおける安全確認方法の検証 ~車両側面にカメラを試験的に設置し、その視認性を検証します~ (PDF) - 南海電気鉄道(2022年5月23日)
  22. 1 2 2025年3月22日(土)から南海本線・泉佐野駅~和歌山市駅の一部の普通車においてワンマン運転を実施します (PDF) - 南海電気鉄道(2024年12月20日)
  23. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 「別冊付録 大手私鉄車両ファイル 車両データバンク」-『鉄道ファン』2025年8月号
  24. 1 2 3 4 5 6 『私鉄車両編成表2025』、P.208
  25. 堺ブレイザーズトレインを運行します - 南海電気鉄道(2023年09月22日)
  26. 堺ブレイザーズトレイン発進! - つーる・ど・堺(2023年10月4日)
  27. バレーボールチーム「日本製鉄堺ブレイザーズ」の選手がデザインされた「ブレイザーズトレイン」を運行します! (PDF) - 南海電気鉄道・ブレイザーズスポーツクラブ・堺市(2024年9月30日)
  28. 1 2 3 4 『私鉄車両編成表2025』、P.161
  29. 大阪・関西万博に向けたコラボラッピングトレインを運行開始 (PDF) - 南海電気鉄道・桃園大衆捷運(2025年2月19日)
  30. 南海8300系8308編成が「桃園メトロラッピングトレイン」に」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2025年3月8日)
  31. 5月11日(日)より、サウジアラビア文化庁によるラッピング電車を運行中! - 南海電気鉄道(2025年6月9日)
  32. 南海電鉄8300系2連4本が甲種輸送される」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2016年7月21日)
  33. 南海本線で8300系2次車が試運転」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2016年9月3日)
  34. 南海電鉄8300系2次車が営業運転を開始」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2016年9月13日)
  35. 「別冊付録 大手私鉄車両ファイル2022 車両データバンク」-『鉄道ファン』2022年8月号
  36. 南海8300系8310編成+8711編成が高野線へ転属」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2022年3月5日)
  37. 1 2 『私鉄車両編成表2024』、PP.161-165
  38. 「別冊付録 大手私鉄車両ファイル 車両データバンク」-『鉄道ファン』2024年8月号
  39. 1 2 『私鉄車両編成表2025』、P.206
  40. 1 2 『私鉄車両編成表2025』、P.202
  41. 『大手私鉄サイドビュー図鑑12 南海電鉄』、P.110
  42. 『大手私鉄サイドビュー図鑑12 南海電鉄』、P.76
  43. 「車両総説」-『鉄道ピクトリアル』2023年10月臨時増刊号、P.57
  44. 「車両総説」-『鉄道ピクトリアル』2023年10月臨時増刊号、P.56
  45. 『係員付き自動運転(GoA2.5)実現』に向けて自動運転走行試験を2023年8月頃から開始します (PDF) - 南海電気鉄道(2023年6月13日)
  46. 南海電鉄、和歌山港線「自動運転」走行試験を公開 - 廃駅が復活!?」-『マイナビニュース』、マイナビ(2023年12月18日)
  47. 2027年度に高師浜線において GOA2.5 自動運転を開始 (PDF) - 南海電気鉄道(2025年3月26日)
  48. 「南海グループ経営ビジョン2027」及び新中期経営計画「共創136計画」について (PDF) - 南海電気鉄道(2018年2月28日)
  49. 南海、高野線に新車両投入 訪日客を取り込み - ウェイバックマシン(2021年2月12日アーカイブ分)」-『日本経済新聞電子版』、日本経済新聞社(2018年5月18日)
  50. 「ニュース南海」-『NATTS』2019年6月号、南海電気鉄道
  51. 創業100周年を迎えての初出場車両 - ウェイバックマシン(2024年5月6日アーカイブ分) - 近畿車輛(2020年12月23日)
  52. 1 2 『私鉄車両編成表2025』、P.164
  53. 南海1000系1051編成と8300系8315編成が併結して運転される」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2020年1月18日)
  54. 新型通勤車両「9300系」を導入します (PDF) - 泉北高速鉄道(2022年11月11日)
  55. 泉北高速鉄道9300系が営業運転を開始」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2023年8月9日)
  56. 1 2 3 4 5 6 「泉北高速鉄道9300系」-『鉄道ピクトリアル』2023年9月号、P.116
  57. 「2023年度 民営鉄道車両動向」-『鉄道ピクトリアル』2024年10月号、PP.162・163(なお、本文献には配置線区に誤植がある。)
  58. 1 2 『私鉄車両編成表2025』、P.165
  59. 泉北高速鉄道9300系にグッドデザイン賞ヘッドマーク」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2023年10月18日)
  60. 1 2 【新しさの中に感じる落ち着きとなつかしさ】泉北高速鉄道9300系が公開される」-『鉄道ホビダス(特集・コラム)』、ネコ・パブリッシング(2022年6月30日)
  61. 泉北高速車両の表示等の変更を順次実施中 ~南海電鉄の「泉北線」として生まれ変わります~ (PDF) - 泉北高速鉄道・南海電気鉄道(2024年12月27日)
  62. 「南海電気鉄道車両一覧表(泉北線のぞく)」-『私鉄車両年鑑2025』、P.260、イカロス出版(2025年5月26日、ISBN 978-4-8022-1593-0

参考文献

外部リンク