南條竹則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南条竹則から転送)
移動先: 案内検索

南條 竹則(なんじょう たけのり、1958年11月11日 - )は、日本の作家翻訳家英文学者東京都出身。

中央区日本橋本石町生まれで、原宿・浅草千束で育つ[1]開成中学校・高等学校を経て[1]東京大学文学部西洋史学科卒、同大学院英語英文学修士課程修了。

早稲田大学に在学中だった東雅夫石堂藍らの「幻想文学会」や雑誌「季刊 幻想文学」に、在学中から参加し、並木二郎の名で評論や翻訳を行い、倉阪鬼一郎らとも知り合う。

1993年、『酒仙』で第5回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。以後、中国文学に取材した作品も含め幻想小説を多数発表している。温泉逗留、海外旅行を趣味としており、特に中国の食文化への関心が深い。電気通信大学助教授だったが、作家、評論、翻訳に専念するため退職。

著書[編集]

  • 『酒仙』新潮社 1993、新潮文庫 1996
  • 『満漢全席-中華料理小説』集英社 1995、集英社文庫 1998
  • 『虚空の花』筑摩書房 1995
  • 『遊仙譜』新潮社 1996
  • 『セレス』講談社 1999
  • 『恐怖の黄金時代 - 英国怪奇小説の巨匠たち』集英社新書 2000
    • 『怪奇三昧 英国恐怖小説の世界』小学館クリエイティブ 2013。増補版
  • 『ドリトル先生の英国』文春新書 2000
  • 『蛇女の伝説 - 「白蛇伝」を追って東へ西へ』平凡社新書 2000
  • 『あくび猫』文藝春秋 2000
  • 『猫城』東京書籍 2001
  • 『幻想秘湯巡り』同朋舎 2001(惑星と口笛ブックス 2017復刊)
  • 『寿宴』講談社 2002
  • 『中華満喫』新潮選書 2002
  • 『魔法探偵』集英社 2004
  • 『悪魔聖誕 デビルマンの悪魔学』ジャイブ 2004
  • 『中華文人食物語』集英社新書 2005
  • 『りえちゃんとマーおじさん』ソニーマガジンズ 2006
  • 『鬼仙』中央公論新社 2006
  • 『悲恋の詩人ダウスン』集英社新書 2008
  • 『美人料理』中央公論新社 2008
  • 『飽食終日宴会奇譚』日本経済新聞出版社 2009
  • 『中華美味紀行』新潮新書 2009
  • 『「悪魔学」入門「デビルマン」を解剖する』講談社 2010
  • 『人生はうしろ向きに』集英社新書、2011 
  • 『ドリトル先生の世界』国書刊行会 2011
  • 『泥鰌地獄と龍虎鳳 中華料理秘話』ちくま文庫 2013。文庫オリジナル
  • 『吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝』集英社新書ヴィジュアル版 2015

翻訳[編集]

  • アーサー・マッケン『輝く金字塔』国書刊行会・バベルの図書館 1990
  • H.R.ウェイクフィールド他『怪談の悦び』創元推理文庫 1992
  • ブライアン・オールディス他『妖魔の宴 フランケンシュタイン編 1』竹書房文庫 1992
  • J.A.ブルックス『倫敦幽霊紳士録』松村伸一共訳 リブロポート 1993
  • ジョーゼフ・カーマン『ドラマとしてのオペラ 名作オペラを検証する』音楽之友社 1994
  • アン・リー『飲食男女』監訳 新潮社 1995
  • メアリー・ウェズレー『怪しげな遺産』集英社 1995
  • リチャード・ミドルトン『幽霊船』国書刊行会 1997
  • リック・ムーディ『アイス・ストーム』坂本あおい共訳 新潮文庫 1998
  • シンシア・アスキス他『淑やかな悪夢 英米女流怪談集』倉阪鬼一郎・西崎憲共編訳 東京創元社 2000、創元推理文庫 2006
  • ジャネット・グリーソン『マイセン 秘法に憑かれた男たち』集英社 2000
  • ヒュー・ロフティングガブガブの本 『ドリトル先生』番外篇』国書刊行会 2002
  • ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転 心霊小説傑作選』坂本あおい共訳 創元推理文庫 2005
  • 『イギリス恐怖小説傑作選』編訳 ちくま文庫 2005
  • マイケル・カニンガム『星々の生まれるところ』集英社 2006
  • 『アーネスト・ダウスン作品集』岩波文庫 2007
  • R・L・スティーヴンスン新アラビア夜話』坂本あおい共訳 光文社古典新訳文庫 2007
  • ウォルター・デ・ラ・メーア、メイ・シンクレア、アルジャノン・ブラックウッド『地獄 英国怪談中篇傑作集』坂本あおい共訳 メディアファクトリー 2008
  • G・K・チェスタトン『木曜日だった男 一つの悪夢』光文社古典新訳文庫 2008
  • ヒュー・ロフティング『ドリトル先生アフリカへいく』集英社 2008
  • アーサー・マッケン『白魔』光文社古典新訳文庫 2009
  • A・E・コッパード『天使の美酒・消えちゃった』光文社古典新訳文庫 2009 
  • ウェルズ『盗まれた細菌・初めての飛行機』光文社古典新訳文庫 2010
  • ヒュー・ロフティング『タブスおばあさんと三匹のおはなし』集英社 2010
  • ヒュー・ロフティング『トミーとティリーとタブスおばあさん』集英社 2012
  • カーター・ディクスン『黒死荘の殺人』高沢治共訳 創元推理文庫 2012
  • アルジャーノン・ブラックウッド『秘書綺譚 ブラックウッド幻想怪奇傑作選』光文社古典新訳文庫 2012
  • G・K・チェスタトン『ブラウン神父の無心』坂本あおい共訳 ちくま文庫 2012
  • アルジャーノン・ブラックウッド『人間和声』光文社古典新訳文庫 2013
  • 『屋根の上の魚 リチャード・ミドルトン作品集』盛林堂ミステリアス文庫 2013
  • フラン・オブライエン『不思議屋/ダイヤモンドのレンズ』光文社古典新訳文庫 2014
  • 南方熊楠英文論考 〈ノーツアンドクエリーズ〉誌篇』 集英社 2014。訳者で参加
    飯倉照平監修 松居竜五・田村義也・志村真幸・中西須美・前島志保共訳
  • メイ・シンクレア『胸の火は消えず』編訳 共訳 創元推理文庫 2014
  • チャールズ・ラム『完訳 エリア随筆』藤巻明註釈 国書刊行会 2014-2017。4分冊
  • D・G・ロセッティ作品集』松村伸一共編訳 岩波文庫 2015
  • オスカー・ワイルド『カンタヴィルの幽霊/スフィンクス』光文社古典新訳文庫 2015
  • G・K・チェスタトン『ブラウン神父の知恵』坂本あおい共訳、ちくま文庫 2016.1
  • G・K・チェスタトン『詩人と狂人たち ガブリエル・ゲイルの生涯の逸話』創元推理文庫 2016.11
  • チャールズ・チャップリン『小説ライムライト チャップリンの映画世界』デイヴィッド・ロビンソン解説、上岡伸雄共訳、集英社 2017.1
  • バリー『ケンジントン公園のピーター・パン』光文社古典新訳文庫 2017.5
  • G・K・チェスタトン『ポンド氏の逆説 新訳版』創元推理文庫 2017.10

脚注[編集]

外部リンク[編集]