医学と医療の年表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

医学と医療の年表(いがくといりょうのねんぴょう)では、医学医療技術の年表を取り扱う。

15世紀以前[編集]

紀元前[編集]

  • 紀元前2600年頃
  • 紀元前1500年頃 - 古代ギリシアのエーゲ海諸島のテーラ (Thera) でサフランが(通風)薬として使われた。
  • 紀元前8世紀-6世紀 - 古代中国で『山海経』が編纂され、薬効を持つ草木・鉱物について記載された。
  • 紀元前500年頃 - ススルタ(Sushruta, 古代インド)がススルタ大医典 (Sushruta Samhita) を著し、120以上の外科用器具、300もの外科手術法および8種類の手術区分について著述している。また、鼻ソギの刑に対して整形外科手術を施した。
  • 紀元前420頃 - ヒポクラテスが、病気には自然に由来する原因があると主張し科学的医療の先鞭を付けた。またヒポクラテスの誓いを提唱した。
  • 紀元前4世紀 - 古代中国の扁鵲が脈学を創始した。黄帝内経を元に、鍼灸の診断法と治療法について著された『難経』を著した秦越人は、おそらく扁鵲であるとされている。(伝説)
  • 紀元前280年頃 - ヘロフィロスが神経系統を研究し、知覚神経と運動神経とを識別した。
  • 紀元前250年頃 - エラシストラトスErasistratus、古代ギリシア)が脳を研究して、大脳小脳とを識別した。
  • 紀元前200年頃

紀元後[編集]

  • 50-70年頃 - ペダニウス・ディオスコリデス古希: Περὶ ὕλης ἰατρικής: De Materia Medica libriquinque 『マテリア・メディカ』 『薬物誌』、『ギリシア本草』とも訳される)を著した。この著作はこの後1600年にもわたって利用され、近代薬学の先達となった。
  • 180年 - ガレノス麻痺脊髄切断の関係を研究した。
  • 1世紀頃 - 前漢後期から後漢前期あたりに秦越人が黄帝内経を元に、鍼灸の診断法と治療法について著された『難経』を著した。扁鵲が書いたとされているが、おそらくは扁鵲学派と呼ばれる集団によって編纂されたのではないかとされている。
  • 2世紀前半 - 後漢の華佗が、麻沸散を用いた全身麻酔で開腹術を行った。
  • 3世紀前半 - 後漢の張仲景が『傷寒雑病論[1]』(後の『傷寒論』と『金匱要略』)で急性の熱病の治療法を著した。
  • 3世紀後半
    • の王叔和(おう しゅくか、210年 - 285年)が『傷寒論』を編纂し、『脈経』を著した。
    • 西晋の皇甫謐(こう ほひつ、215年 - 282年)が『帝王世紀』、『黄帝三部鍼灸甲乙経』 を著した。
  • 4世紀 - 東晋葛洪が医書『肘後備急方』を著した。
  • 6世紀前半 - 陶弘景が『神農本草経集注』を編纂した。
  • 7世紀 - で医書『千金要方』が編纂された。
  • 610年 - 隋の巣元方(そう げんぽう)が『諸病源候論』を著した。
  • 8世紀 - の官吏・王とうが漢方処方を『外台秘要方』として編纂した。
  • 9世紀 - アル=ルハーウィーが『医師の倫理規約』を著した。
  • 10世紀 - ライイのアブー=バクル・ザカリーヤ・ラーズィー (Rhazes: Al-Razi) が臨床治療に基づいた一連の研究によりガレノスなどの見解を修正。没後に覚書が『医学集成』として編纂される。
  • 11世紀 - 宋が国家事業として『傷寒論』、『金匱要略』、『金匱玉凾経』、『黄帝内経素問・霊枢』など、医書を校訂改編した(宋改)。
  • 1000年頃 - アンダルシアアブー・アル=カースィム・アッ=ザフラウィー (Abulcasis: Abu al-Qasim) が『解剖の書』(Kitāb al-Taṣrīf: Al-Tasrif) を著し、外科技術や各種治療法、臨床学、自ら設計した医療機器などについて論じた。
  • 1010年頃 - イブン・スィーナー(アヴィセンナ:Avicenna)が、『治癒の書』(Kitāb al-Shifā': The Book of Healing) と『医学典範』(Qānūn fi al-Ṭibb: The Canon of Medicine) を著した。
  • 1170年頃 - イブン・ルシュド(アウェロエス:Averroes)が、『医学大全』(Kulliyat, ラテン語名:Colliget)を著した。
  • 1242年 - イブン・アン=ナフィース (Ibn an-Nafis) が、心臓に左右の心室が存在することと、血流の小循環について著述した。
  • 1249年 - ロジャー・ベーコン (Roger Bacon) が遠視を治療するための凸レンズ眼鏡について著述した。
  • 14世紀 - グラナダのイブン・アル=ハティーブが天然痘、コレラ、腺ペストなどの流行病の医療現場での体験から、接触感染による伝染について研究する。
  • 1396年 - 明の劉純が医書『玉機微義』を著した。
  • 1403年 - ヴェネツィアが、黒死病に対して罹患者隔離を実行した。
  • 1451年 - ニコラウス・クザーヌス (Nicholas of Cusa) が、近視を治療するために凹レンズ眼鏡を発明した。
  • 15世紀 - 明の熊宗立が『医書大全』を著した。
  • 15世紀 - イランのマンスール・ブン・ムハンマド・ブン・アル=ファキーフ・イルヤースがペルシア語による人体構造、循環器系(肺循環含む)、神経システムについて図示した『人体の解剖の書』を作成。

16世紀[編集]

年表:16世紀

17世紀[編集]

年表:17世紀

18世紀[編集]

年表:18世紀

19世紀[編集]

年表:19世紀

20世紀[編集]

年表:20世紀

21世紀[編集]

年表:21世紀

脚注[編集]

  1. ^ Wikisource reference 張仲景. 傷寒雜病論. - ウィキソース. 
  2. ^ Wikisource reference 李時珍. 本草綱目. - ウィキソース. 
  3. ^ a b Prevention of BC by more effective treatment in early CP as shown by the cumulative incidence of blast crisis (German CML Study Group experience 1983-2011)

関連項目[編集]