北村年子

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北村 年子(きたむら としこ)は、ルポライターノンフィクション作家ラジオパーソナリティ、自己尊重トレーニング・トレーナー、「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」共同代表。滋賀県生まれ、京都府育ち。日本ジャーナリスト専門学校出身。

人物[編集]

文芸誌女性誌の編集者を経て、フリーランスジャーナリストとなる。 『ポップティーン』などの雑誌に執筆。子どもたちに取材し、インタビューをおこない10代の少女200人のアンケートと肉声をまとめたインタビュー集『少女宣言』(長征社、1987年)を執筆、『朝日新聞』紙上で、鶴見俊輔の激賞を受けた。

1989年10月から1990年3月までTBSラジオの深夜放送番組『スーパーギャング』火曜日のパーソナリティをつとめた。聴取者からは「ネンコさん」と親しみをこめて呼ばれた。「ティーンズダイヤル」と銘打ち、主に、中学校生、高等学校生からの電話をもとに番組は構成された。ゲストとして伊藤悟石坂啓、雑誌編集者などが出演した。番組からは、ミニコミ誌『ろばみみ通信』が創刊され、またTBSラジオ「ティーンズダイヤル」編、『ホントの自分を言っちゃおう 真夜中の伝言』(青春出版社 1990年)も刊行された。

1990年に大阪・釜ヶ崎での越冬活動に参加したのち、各地の「ホームレス」の人たちへの支援活動にかかわりながら、子ども・若者による「ホームレス」襲撃事件を取材し、1997年にルポ『大阪・道頓堀川「ホームレス」襲撃事件――弱者いじめの連鎖を断つ』(太郎次郎社)を出版。

2008年、「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」を呼びかけ、共同代表となって立ち上げる。 子どもたちが「ホームレス」問題を理解するための「交流・体験学習プログラム」にも取りくみ、各地の小中高校、大学、専門学校、児童館などで、『「ホームレス」問題とは何か』『いじめ・襲撃――暴力と自尊感情』などの授業も行なっている。

2009年には教材用DVD映画『「ホームレス」と出会う子どもたち』を制作。全国の小中学・高校、大学、専門学校、児童館などの教育現場で広く活用されている。

さらに、みずからの出産・子育て体験を通して、乳幼児を抱える母親のための連続講座、虐待防止プログラム、子育て・子育ち支援活動に取りくみながら、親や子どもの自尊感情(セルフ・エスティーム)を育むための「自己尊重トレーニング」のトレーナーとして活動。子育て・子育ちにかかわる人びと、保育士、教師、行政・福祉職員、ユース(若者)などを対象にした講演・ワークショップ、子育てサポーターの養成にも力を注いでいる。

2010年、女性や社会的弱者の視点にたった人権活動が認められ、第6回やよりジャーナリスト賞を受賞した[1]

出演[編集]

ラジオ[編集]

著書[編集]

単著[編集]

編著[編集]

  • 『現代のエスプリ 10代の言い分』(至文堂)

共著[編集]

  • 『生きることの発見—いま、若者たちに伝えたいこと(1)』(NPO法人フリースペースたまりば)
  • 『貧魂社会ニッポンへ 釜ヶ崎からの発信』(アットワークス)
  • 『戸籍から「個籍」へ』(ゆじょんと)
  • 『いじめ 今、親にできること』(木馬書館)

解説執筆[編集]

  • 『ホームレス暴行死事件—少年たちはなぜ殺したのか』(吉田俊一著・新風舎)

外部リンク[編集]