北川明

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北川 明(きたがわ あきら、1943年 - )は、日本の出版社第三書館代表者。国会議員辻元清美の内縁の夫。日本赤軍の元メンバーで兵站委員会に所属していた。

経歴[編集]

日本赤軍[編集]

兵庫県神戸市長田区出身。京都大学入学。辻元清美とは、辻元が早稲田大学在学中に知り合った。北川は1970年代前半重信房子によってパレスチナで結成された日本赤軍の兵站委員会に属し、欧州レポートを担当した。日本赤軍は、レバノンベカー高原を主な根拠地に「革命運動」を自称し1970年代から1980年代にかけて、一連のハイジャック空港内での乱射事件などの無差別殺人を起こし、外国公館の政府要人や飛行機の乗客を人質に取って、身代金や仲間の奪還を目論んだり、外国公館を攻撃するなど、多数の民間人をも巻き込んだテロ事件を繰り返し世界各国から非難を受けていた。

1975年昭和50年)、日本赤軍兵站委員会のメンバーだった島田恭一と北川がスウェーデンの警察当局によって逮捕され、日本に強制送還されている[1]。同年9月、2人は羽田空港で逮捕された[1]。理由は旅券法違反で、2人はドイツ連邦共和国(当時、西ドイツ)の日本人商社員誘拐・身代金奪取作戦に参加する予定だった[1]

第三書館[編集]

その後、東京都新宿区西早稲田に第三書館を創立。『交番のウラは闇』『ケーサツの横はドブ』(どちらも1987年)などの警察批判本・暴露本シリーズや『ザ・暗殺術』『ザ・殺人術』(どちらも2002年)などの戦闘テクニック書、大麻解禁を主張する書籍などを刊行した。辻元清美は第三書館の元取締役で、辻元の著作5点も第三書館から刊行されている。同社は、2007年に『プリンセス・マサコ』の邦訳を刊行し、2015年フランスで起こったシャルリー・エブド紙襲撃事件の際には、同紙が掲載したムハンマドの風刺画を販売して多数の日本在住ムスリムから抗議を受けた[2]。なお、辻元清美が政策秘書給与詐欺の疑いで検挙された2004年の事件では、詐取金の一部が北川に渡っていたことが判明している。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 1975年9月4日付『毎日新聞』『読売新聞
  2. ^ 週刊新潮』2015年2月19日号

関連項目[編集]