北京地下鉄

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北京地下鉄
Beijing Subway logo.svg
基本情報
中華人民共和国の旗 中華人民共和国
所在地 北京市
種類 地下鉄
開業 1969年10月1日
運営者 北京市地鉄運営有限公司
北京京港地鉄有限公司
詳細情報
総延長距離 574 km
路線数 19路線
駅数 345駅
軌間 1,435 mm
路線図
北京地下鉄路線図
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北京地下鉄
各種表記
繁体字 北京地鐵
簡体字 北京地铁
拼音 Bĕijīng Dìtiĕ
発音: ペイチン ティーティエ
英文 Beijing Subway
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北京地下鉄(ペキンちかてつ、中国語: 北京地铁英語: Beijing Subway)は、中華人民共和国首都北京市市街地の地下鉄および市街地と近郊を結ぶ交通機関である。

2016年末現在、北京を拠点とする11の市区町村、345の駅、全長574kmにおよぶ19の路線(18の地下鉄線と空港線)がある。2014年以降、北京地下鉄の1日平均乗車人員は1000万人を超え、2017年4月28日には1日平均乗車人員が12,802,700人に達した。

運営中の路線[編集]

現在以下の19路線を有する。なお、殆どの列車に日本でいうVIS(電光掲示板による案内表示)がある。路線によって表示方法は大きく異なる。

路線名 営業区間 駅数 営業キロ 開業日
1号線 苹果園 - 四恵東 23 31.0km 1971年1月15日
2号線 環状線 18 23.1km 1971年1月15日
4号線 公益西橋 - 安河橋北 24 28.2km 2009年9月28日
5号線 天通苑北 - 宋家荘 23 27.6km 2007年10月7日
6号線 海淀五路居 - 26 42.8km 2012年12月30日
7号線 北京西駅 - 焦化廠 19 23.7km 2014年12月28日
8号線 朱辛荘 - 南鑼鼓巷 17 26.6km 2008年7月19日
9号線 国家図書館 - 郭公荘 13 16.5km 2011年12月31日
10号線 環状線 45 57.1km 2008年7月19日
13号線 西直門 - 東直門 16 40.9km 2002年9月28日
14号線 張郭荘 - 西局 7 12.4km 2013年5月5日
北京南駅 - 善各荘 19 31.4km 2014年12月28日
15号線 清華東路西口 - 俸伯 20 41.4km 2010年12月30日
16号線 北安河 - 西苑 9 19.6km 2016年12月31日
八通線 四恵 - 土橋 13 18.9km 2003年12月27日
大興線 公益西橋 - 天宮院 11 21.8km 2010年12月30日
亦荘線 宋家荘 - 次渠 13 23.3km 2010年12月30日
房山線 郭公荘 - 蘇荘 11 21.4km 2010年12月30日
昌平線 西二旗 - 昌平西山口 12 31.9km 2010年12月30日
機場線 東直門北京空港 → 東直門間 4 28.5km 2008年7月19日

路線図[編集]

2016年12月31日現在

Beijing-Subway.png

運賃[編集]

2014年12月28日に運賃改定が行われ、機場線を除き距離に応じた距離別運賃制となっている。機場線は一律25元である。2007年10月7日から2014年12月27日までは一律2元であった。

現在の北京地下鉄の最長距離区間は88kmであるので、最高運賃は9となる。

キロ程 運賃(人民元)
初乗り6km 3
6 - 12 km 4
12 - 22 km 5
22 - 32 km 6
32 - 52 km 7
52 - 72 km 8
72 - 92 km 9
92 - 112 km 10

2007年10月7日の5号線開通にあわせて定期券は廃止された。また、2008年6月9日より全線・全駅で一斉に自動改札機が導入された。

2006年5月より市政交通スマートカード(市政交通一卡通)とよばれるICカードが全面的に導入されている。これはJRのSuicaICOCAなどと同様に、カードを機械にかざすだけで運賃を支払うことができるもので、北京の地下鉄全線のほか、路線バス(トロリーバスも含む)全線、タクシー(2008年北京オリンピック開催までに全車両導入予定)、一部の高速道路の料金所や市内でのショッピング、駐車場、映画館、公園、公衆電話などでも使え、自動車の通行料等支払いシステムであるETCでも同じカードが使える。また、駐車場と地下鉄の料金支払いにICカードで連続して決済した場合は、駐車料金に1日分の上限(2元)が設けられるなど、パークアンドライドの特別割引が適用される。なお、地下鉄の駅では、日本と同じく、入口と出口の自動改札機に1回ずつタッチして、出口の改札機で料金が決済される。

初回購入時には20元のデポジットが必要で、残高のチャージは10元単位でおこなわれ(最高チャージ額は500元で、カード内残高の限度額は1000元)、カードが必要なくなったらデポジット・残高ともに手数料無料で返却できる。なお、スマートカードで市バスを利用する場合、運賃は5割引され、おもに北京の郊外で路線網もつ八方達のバスでは5割引のICカード運賃が適用される。

いままで切符は窓口での手渡しでの販売、改札ではその切符を手渡ししてでの入場であったが、2008年6月8日、従来の紙製の切符が廃止され、すべて自動改札に移行され[1]、カードを持っていない人は券売機及びフロントにて1度のみ使用できるICカードを購入しなければならない。

なお、スマートカードは2008年8月7日より天津市の公共交通ICカードであるシティカード(城市卡)とシステム統合され、いずれかの都市のカードで北京・天津両都市の公共交通等で利用・割引できるようになった。ただし、両都市を30分で結んでいる京津都市間鉄道ではまだ利用できないことや、日本のICカード相互利用とは異なり両都市の残高プールが別々になっている[2]といったことが注意すべき点として挙げられる。

2014年12月28日、毎月一定額以上北京市政交通カードを利用した際の割引が導入された。

沿革[編集]

北京の地下鉄路線網の変遷(2016年12月の開業路線まで)

1953年7月27日に朝鮮戦争が休戦した後、中国の主導者は国内の復興と再建に全力で取り組むことを決定した。モスクワの戦いでは、モスクワ地下鉄防空壕と軍事司令所として機能していたことを参考に、同年下半期に中国共産党北京市委員会は「北京市を改築・拡張する計画の草案」を取りまとめた。この草案では、地下鉄が平常時における防御手段として提案された。

当時の中国は地下鉄建設の経験に乏しかったため、ソビエト連邦東ドイツから技術支援を受けた。1954年に、モスクワ地下鉄の建設従事者を含むソ連の技術者が、北京地下鉄の建設準備作業に招待された。1953年から1960年までの間に、何千人もの中国人留学生がソビエト連邦に派遣し、地下鉄の建設について研究した。

1957年に、北京地下鉄は最初の路線計画を取りまとめた。環状線1路線と7路線の計8路線からなる172km、114駅の路線網が計画され、その中の2路線が最初に着工されることになった。一つは長安街に沿って東西に建設される路線で、起終点駅は五棵松駅大望路駅とされた。もう一つは、頤和園北宮門駅)から西直門駅西四駅、中山公園(天安門西駅)を経て北京体育館(天壇東門駅)まで建設される路線である。これらの2路線が選ばれたのは、多くの国家機関を通るルートだったことによる。しかし、南北に建設される区間が4号線として実際に建設されたのは、それから40年後のことであった。

1960年代から中ソ対立が顕著になったことで建設計画は中止を余儀なくされた。1960年からソ連の専門家が中国から去り、1963年までに全員が帰国した。この頃に行われていた大躍進政策(三年困難時期)による弊害で1961年に建設計画が中止されたが、数年後に再開。北京市街地西部の丘陵地帯にある西山に国家指導者が避難することを容易にするために、それまで計画されていた地下鉄線を西に延長した。1965年2月4日に、毛沢東主席がこの計画を承認した。

北京地下鉄の一期工事は1965年7月1日に建設が開始され、朱徳鄧小平を含む国家指導者、ならびに北京市市長の彭真が起工式に参列した。地下鉄の建設にあたって最も争議したのは、開削工法に必要な掘削面積を確保するために復興門駅 - 北京駅間で北京内城の城壁や城門を解体することであった。建築家の梁思成は、旧市街のシンボルとして城壁の保存を提案した。毛沢東主席は、城壁の解体は住宅の解体より優れていると提案した。最終的に、周恩来首相は正陽門にある城楼やの保存を要求し、その他の城壁や城門は解体された。

1969年10月1日に国慶節に合わせて完工。路線長は23.6kmで、開削工法を採用して西山の苹果園駅から北京駅までが開通し、17の駅が開業した。この区間が中国初の地下鉄となった。

中国国際放送の日本語サイトには、「軍事施設として建設された」とあり[3]、一説には毛沢東の指示で天安門下(長安路)に掘られていた防空壕兼食料備蓄庫を転用しているといわれる。

路線計画[編集]

北京では地下鉄道網の拡充がおこなわれている。現在、以下の各路線が建設中である。北京市は2021年までに同市の地下鉄を計27路線、総延長約998.5kmにするとの地下鉄整備計画を発表した(駅名はすべて仮称)[18]

Beijing-Subway-Plan.png

脚注[編集]

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  1. ^ “北京地下鉄、自動改札システムを正式導入”. 人民日報. (2008年6月9日). http://beijing2008_j.people.com.cn/94275/94300/94310/6447252.html 2009年6月15日閲覧。 
  2. ^ カードが一枚にはなっているものの、残高をプールする所は北京と天津では別々になっている。つまり、北京でチャージ・使用した残高分は天津では利用できず、天津の残高分も北京では利用できない。
  3. ^ 北京地下鉄のたび ―蘋果園駅―CRI online
  4. ^ 北京三条地铁线开通首日延时半小时 未见大客流
  5. ^ a b 北京两地铁线年底提前通
  6. ^ 地铁十号线二期2012年有望通车《京华时报》
  7. ^ 北京轨道交通4地铁线2012年有望通车
  8. ^ 轨道交通昌平线与8号线联络线工程规划方案公告
  9. ^ 北京轨交5年规划再增100公里 4条新线今年开工 Archived 2012年3月1日, at the Wayback Machine.
  10. ^ 轨道交通6号线二期工程规划示意图
  11. ^ a b 八条轨道交通新线敲定通车日期
  12. ^ 地铁7号线 Archived 2012年7月30日, at Archive.is
  13. ^ 地铁7号线 Archived 2012年7月30日, at Archive.is
  14. ^ 北京地铁15号线一期增加2站年底通车
  15. ^ http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzA4MzAzNTQ5Ng==&mid=402331764&idx=1&sn=951879346a0e067872c3dcf04ea3951f&scene=2&srcid=1225XmqJTvNkYXc6useIVqI1&from=timeline&isappinstalled=0
  16. ^ 地铁望京东站朝阳公园站年底开通
  17. ^ 16号线北段这周六开通!还有,这15条公交线路调整啦~
  18. ^ “未来五年再建12条地铁”. 北京日报. (2015年9月29日). オリジナル2016年3月12日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160312033300/http://bjrb.bjd.com.cn/html/2015-09/29/content_315377.htm 2016年6月24日閲覧。 
  19. ^ 地铁8号线三期拟年内开工
  20. ^ 《北京地铁八号线三期工程》环境影响评价第一次公示 Archived 2011年4月23日, at the Wayback Machine.
  21. ^ 8号线三期南延线首次进行环评公示
  22. ^ http://www.bjghw.gov.cn/web/dtsqghzl8/
  23. ^ 西郊线明年有望开通 Archived 2016年2月6日, at the Wayback Machine.
  24. ^ 全自动驾驶燕房线明年开通 Archived 2016年10月27日, at the Wayback Machine.
  25. ^ 北京现代有轨电车西郊线规划方案公告
  26. ^ 地铁6号线西延线2018年投入运营 Archived 2016年2月6日, at the Wayback Machine.
  27. ^ 机场线西延年内将开工
  28. ^ 关于北京地铁8号线三期规划展览的说明
  29. ^ 14号线中段年底基本开通 Archived 2015年11月21日, at the Wayback Machine.
  30. ^ アーカイブされたコピー”. 2015年6月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年5月30日閲覧。
  31. ^ 3号线一期等6条地铁年内开建

関連項目[編集]

外部リンク[編集]