北九州 - 別府・大分線

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ゆのくに号(ゆのくにごう)は、福岡県北九州市大分県別府市大分市とを結ぶ高速バス路線(北九州 - 別府・大分線)の愛称である[1]

西鉄バス北九州大分交通大分バス亀の井バスの4社共同で、2015年平成27年)3月7日より運行開始した[2]

概要[編集]

北九州市(に当たる地域)と別府市・大分市とを結ぶバス路線は過去にもいくつか存在しており、直近では2010年6月から2011年9月25日まで、西鉄バス北九州・大分交通・亀の井バスの3社共同により土日祝のみの試験運行を行っていた。[要出典]

その後、2015年3月1日東九州自動車道豊前IC-宇佐IC間が開通したことにより北九州市-大分市間が概ね全通しアクセスが改善したことを受けて、同年3月7日より1日9往復の定期路線として運行が開始されることとなった[2][3]

運行開始当初の段階では愛称が設定されていなかったが、同年6月1日から8月まで愛称を募集し、1197件の応募の中から、9月12日チャチャタウン小倉で行われた「バスの日イベント」、及び、JR大分駅府内中央口広場で行われた「バスフェスタ2015インおおいた」で、愛称が「ゆのくに号」に決定したことが発表された[4][1][5][6]

また、並走するJR九州の特急『ソニック』との運行時間上での対抗策とし、2016年12月24日に新系統である『ノンストップ』が新設された[7]

運行会社[編集]

運行経路・停車停留所[編集]

各駅停車便[編集]

太字は停車停留所。全区間クローズドドアにより同一県内間のみの利用は不可。

砂津 - 小倉駅前 - 平和通り -三萩野 - 競馬場前北九州市立大学前[8] - 守恒駅 - 徳力公団前駅 - 中谷 - (国道322号・小倉地区中心部方面) - 小倉南IC - (九州自動車道) - 北九州JCT - (東九州自動車道) - 行橋今川BS - 高速別府湾・APU - 別府IC - 鉄輪口 - 別府北浜 - 高崎山 - 大分〈トキハ前/フォーラス前〉 - 大分新川
  • 1日6往復[7]。所要時間2時間30分。
  • トキハ前は北九州行きの乗車のみ、フォーラス前は別府・大分行きの降車のみ停車する[9]。中谷では、西鉄バス北九州・中谷営業所敷地外のバス停に停車する。
  • 中谷 - 砂津間は、福岡 - 北九州線の「なかたに号」と同じルートをたどるが、なかたに号で停車する一部の停留所(徳力嵐山口駅など)には止まらない。
  • 運行開始時は、椎田南IC - 豊前IC間未開通の為、この区間は国道10号線で運行していた。また、北九州市内は、現在のノンストップと同じルート(小倉東インター・長野出入口から北九州都市高速1号線篠崎南出入口経由)で運行された。そのため、現在の各停ダイヤは運行開始時より、行橋今川 - 高速別府湾APUは9分短く、小倉 - 大分間の全体では8分程度長い。
  • 別府IC - 日出JCT - 大分農業文化公園IC間が霧や雪により通行止めになりやすく、しばしば国道10号で迂回運行する。その際は高速別府湾APU・鉄輪口は通過扱いとなる。また、東九州道の集中工事に伴う通行止め(中津IC - 日出JCT間)においても、同様に迂回を行う。

ノンストップ系統[編集]

太字は停車停留所。全区間クローズドドアにより同一県内間のみの利用は不可。

砂津 - 小倉駅前 - 平和通り -三萩野 - 篠崎南出入口 -  (北九州都市高速1号線) - 長野出入口小倉東IC - (九州自動車道) - 北九州JCT - (東九州自動車道) - 日出JCT - (大分自動車道) - 大分IC - 椎迫 - 要町(大分駅前高速バス乗り場) - 大分〈トキハ前/フォーラス前〉 - 大分新川
  • 1日3往復[7]。所要時間1時間56分と、各停便より40分程度の短縮を図るとともに、小倉~大分間で2時間を切るダイヤとなっている。(並走する特急ソニックは1時間20分程度)
  • トキハ前は北九州行きの乗車のみ、フォーラス前は別府・大分行きの降車のみ停車する[9]
  • 大分市内では、とよのくに号(スーパーノンストップ系統)と同様に、大分ICから高速道路に乗る。北九州市内では運航開始と同様の小倉東インター・北九州都市高速経由となる。
  • 高崎山バス停および別府市内、中谷バス停から競馬場前北九州市立大学前バス停は経由しない、また、高速別府湾APUバス停・行橋今川バス停は通過するため、別府湾SAおよび、行橋今川PAランプを利用しない。

沿革[編集]

  • 2015年(平成27年)
    • 3月7日 - 運行開始[2]。椎田南IC - 豊前IC間未開通のため、当該区間は国道10号経由で運行。北九州市内は小倉東インター、北九州都市高速1号線経由で運行。
    • 4月28日 - 今川パーキングエリアに行橋今川BSを新設[10]
    • 6月1日 - 愛称募集開始[4]
    • 9月12日 - バスイベントにて愛称が「ゆのくに号」に決定したことを発表[1][5]
  • 2016年(平成28年)
    • 4月25日 - 2016年4月24日の椎田南IC - 豊前IC間開通に伴い、ダイヤ改正。全線で東九州道経由となる。北九州市内での経路が北九州都市高速1号線経由から、中谷・小倉南インター経由に変更。また三萩野 -行橋今川間に競馬場・北九州市立大学前、守恒駅、徳力嵐山口駅、中谷の4停留所が新たに追加される。
    • 6月20日-7月15日:熊本地震後の観光需要喚起を目的として「今こそ、高速バスで行こう!キャンペーン」を実施し、期間内のみ最大運賃を1,500円とする[11]
    • 12月4日:ダイヤ改正。小倉南区・別府市街地を経由しない『ノンストップ』系統が新設。

使用車両・車内設備[編集]

  • 4列シート(横2+2列)
    • 大分交通・大分バスは3列シート車(横2+1列 定員29名)を使用
  • トイレ

JRとの競合[編集]

JR九州の特急「ソニック」(大分・別府 - 小倉 - 博多)とは、福岡と別府・大分を結ぶ高速バス『とよのくに号』とともに競合関係となっており、運賃面ではソニックが2枚きっぷ・4枚きっぷで普通運賃(通常はこれに特急料金が別途発生する)よりもさらに安い料金設定(トクトクきっぷ)を行っている。ソニックでは所要時間1時間30分程で小倉 - 別府・大分間が片道実質2500円台で乗車できる。一方、ゆのくに号では所要時間においては各停便:2時間30分、ノンストップ便:約2時間と若干かかるものの、片道最安1500円からと価格面で差別化を図っている。また、どちらかの便が交通事情によってストップした場合にも、相互に誘導をすることで、交通網の冗長化を図っている[12]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 祝・愛称決定!「ゆのくに」号 - にしてつバスっちゃ!北九州 新着情報 2015年9月13日付
  2. ^ a b c 東九州自動車道を活用した新たな高速バス路線「北九州〜別府・大分線」運行開始日決定! (PDF) - 西鉄バス北九州株式会社 News Release 平成27年2月18日
  3. ^ 記者発表資料 東九州道(豊前IC~宇佐IC)、(佐伯IC~蒲江IC)開通後1ヶ月の整備効果について (PDF) 国土交通省九州地方整備局佐伯河川国道事務所・西日本高速道路株式会社、2015年5月1日
  4. ^ a b 高速バス「北九州~別府・大分線」 愛称を募集します!〜7月以降も運賃割引キャンペーンを実施します〜 - 西鉄バス北九州 News Release
  5. ^ a b バスにお絵描き楽しいな 大分市で「フェスタ」 大分合同新聞、2015年9月16日
  6. ^ わがまち・マイタウン:高速バスの愛称「ゆのくに」号に 小倉北/福岡 毎日新聞、2015年9月29日
  7. ^ a b c ―北九州~大分間のアクセスがより便利に!―高速バス『北九州~別府・大分線(ゆのくに号)』12月24日(土)ノンストップ便運航開始 - 西日本鉄道株式会社 総務広報部(平成28年11月22日) 同日閲覧
  8. ^ 小倉競馬場北九州市立大学の2つの施設名が停留所名となっているが、停留所は北九州モノレール・競馬場前駅の真下にある。
  9. ^ a b 大分バスにおける正式名称は「大分バス本社前」であるが、本路線では他社と同様この名称を使用する。
  10. ^ 高速バス:北九州−別府・大分線、バス停を新設 今川PAに28日から/福岡 毎日新聞、2015年4月7日
  11. ^ 福岡~大分・別府・湯布院・黒川温泉 片道1,500円 「今こそ、高速バスで行こう!キャンペーン」実施 (PDF)”. 西日本鉄道ほか7社 (2016年6月14日). 2016年7月23日閲覧。
  12. ^ 例として、2016年11月11日の、JR九州において長時間停電が発生し、特急ソニックが運休したときには、ゆのくに号1往復において続行便が運転することが、西鉄バス北九州のTwitterアカウントで告知された

関連項目[編集]

外部リンク[編集]