しなの鉄道北しなの線
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北しなの線を走行する、しなの鉄道の115系電車 (黒姫-妙高高原) | |
| 概要 | |
| 起終点 |
起点:長野駅 終点:妙高高原駅 |
| 駅数 | 8駅 |
| 運営 | |
| 開業 | 1888年5月1日 |
| 経営移管 | 2015年3月14日[1][2] |
| 所有者 |
鉄道局→鉄道庁→逓信省→鉄道作業局→帝国鉄道庁→鉄道院→鉄道省→ 運輸通信省→運輸省→ 日本国有鉄道(国鉄)→ 東日本旅客鉄道(JR東日本)→ しなの鉄道 |
| 運営者 |
しなの鉄道 (第1種鉄道事業者) 日本貨物鉄道(JR貨物) (第2種鉄道事業者) |
| 使用車両 | 使用車両を参照 |
| 路線諸元 | |
| 路線総延長 | 37.3 km (23.2 mi) |
| 路線数 | 単線(長野駅-北長野駅、黒姫駅-妙高高原駅間複線) |
| 軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
| 電化 | 直流1,500V 架空電車線方式 |
| 運行速度 | 最高95 km/h (59 mph) |
| 停車場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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北しなの線(きたしなのせん)は、長野県長野市の長野駅と新潟県妙高市の妙高高原駅を結ぶしなの鉄道の鉄道路線である[1][2]。
概要[編集]
元は東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の一部で、2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線・長野駅 - 金沢駅間延伸開業の際に並行在来線として経営分離された区間で[1][2]、そのうちの長野県内の区間にあたる。
経営移管の経緯[編集]
北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間の延伸開業に際し、信越本線の長野駅 - 直江津駅間はJR東日本から経営分離されることが1998年に決定し、このうち長野県内の区間について経営移管後の対策を検討するため、長野県と長野市、飯山市、信濃町、飯綱町の沿線4市町による「長野以北並行在来線対策協議会」が2006年5月30日に設立された。
この長野以北の県内区間の運営主体については2007年1月4日、当時の長野県知事村井仁が定例会見の質疑で 「しなの鉄道という主体が、恐らくは(既に開業している軽井沢駅 - 篠ノ井駅間と併せ)一貫して背負わなきゃならないことに多分なるんだろうと思います」との見解を示していた[3]。
その後検討が進められた結果「しなの鉄道は既に並行在来線の運営に関するノウハウを蓄積しており、また既に開業している区間と一体的に運営することで初期投資や運行経費の削減が図れる」などとして、2012年3月23日の対策協議会において、しなの鉄道が運営主体となることを前提とし、並行在来線の運営方針や行政側からの支援策などを取りまとめた「長野以北並行在来線経営基本計画」が策定され、長野県側から同日付でしなの鉄道側へ経営引き受けに関する要請が行われた。これを受け、しなの鉄道は同年4月17日の臨時株主総会で、長野県内の区間(長野駅 - 妙高高原駅間)の経営を継承する旨を正式に決議して要請を受諾、翌4月18日からはしなの鉄道も対策協議会に加わり、経営計画などに関する検討が進められた。
2013年3月27日、しなの鉄道は同日開いた取締役会において、同区間の路線名を「北しなの線」とする旨を決定した。なお新潟県内の区間(妙高高原駅 - 直江津駅間)は、同時にJR西日本から経営分離される北陸本線の直江津駅 - 市振駅間と併せ、新潟県と沿線自治体が出資する第三セクターのえちごトキめき鉄道へ移管し、路線名は「妙高はねうまライン」となった。
路線データ[編集]
- 管轄・路線距離(営業キロ):
- 軌間:1067mm
- 駅数:8駅(起終点駅含む)
- 飯山線の運行調整や沿線各駅の一括管理を行うため豊野駅に駅長と社員を配置し、えちごトキめき鉄道が管理する妙高高原駅を除く各駅の運営は、原則として所在市町等に委託する。長野駅はJR東日本と共同使用する。
- 複線区間:
- 長野駅 - 北長野駅間[注 1]
- 黒姫駅 - 妙高高原駅間
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 最高速度:95km/h
- 保安装置:ATS-SN
- 運転指令所:上田指令室(CTC)
歴史[編集]
- 1888年(明治21年)5月1日:官設鉄道として(関山駅 - )田口駅(現・妙高高原駅) - 長野駅間が開業。田口駅・柏原駅・牟礼駅・豊野駅・長野駅が開業。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定により高崎駅 - 新潟駅間が信越線と命名。
- 1913年(大正2年)10月1日:古間信号所が開業。
- 1914年(大正3年)6月1日:信越本線に改称。
- 1922年(大正11年)4月1日:古間信号所の呼称を信号場に変更。
- 1928年(昭和3年)12月23日:古間信号場が駅に変更。
- 1958年(昭和33年)1月8日:三才駅が開業。
- 1966年(昭和41年)8月24日:本区間を含む長野駅 - 直江津間が電化。
- 1968年(昭和43年)10月1日:柏原駅が黒姫駅に改称。
- 1969年(昭和44年)10月1日:田口駅が妙高高原駅に改称。
- 1973年(昭和48年)9月28日:長野駅 - 北長野駅間が複線化。
- 1980年(昭和55年)9月17日:黒姫駅 - 妙高高原駅間が複線化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化にともない東日本旅客鉄道が第一種鉄道事業者、日本貨物鉄道が第一種・第二種鉄道事業者として承継。
- 1998年(平成10年)1月14日:信越本線 長野駅 - 直江津駅間について、北陸新幹線開業時にJR東日本から経営分離することに、吉村午良長野県知事(当時)が同意[5]。
- 2003年(平成15年)3月:黒姫駅 - 妙高高原駅( - 越後石山駅)間CTC・PRC化。
- 2006年(平成18年)5月30日:長野県と県内の沿線4市町が「長野以北並行在来線対策協議会」を設立[5]。
- 2011年(平成23年)3月29日:長野以北並行在来線対策協議会が「長野以北並行在来線基本スキーム」を策定[5]。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)3月14日:北しなの線 長野駅 - 妙高高原駅間が開業[1][2]。
運行形態[編集]
定期列車は1時間あたり1 - 2本程度運行されている。運行本数は長野駅 - 妙高高原駅間の全線で21往復、長野駅 - 豊野駅間の区間運転が平日3往復、土曜・休日1往復が設定されており、いずれも各駅に停車する普通列車として運行されている。しなの鉄道線との間では、小諸駅と妙高高原駅との間を長野駅で列車番号を変えて直通する列車が下り2本・上り1本設定されている[9][注 2]ほか、平日のみ信越本線篠ノ井駅発豊野駅行きの列車が設定されており、2016年現在、この列車のみ長野駅で列車番号が変わらない。また長野駅 - 豊野駅間では北しなの線の列車に加え、飯山線直通の普通列車が下り16本・上り15本運行されている[10]。
しなの鉄道の車両の運行基本単位は3両編成とし、全線でワンマン運転(着駅精算方式)を実施している。運用方法はしなの鉄道線と同様で、運転士はドアの開閉や自動放送の操作等を行うのみで、運賃は着駅での精算となる[10]。なお朝の通勤通学時間帯に運行される長野駅 - 妙高高原駅間と長野駅 - 豊野駅間の各1往復は5両編成での運行を実施しており、この計2往復と、飯山線直通の朝・夕方以降の一部列車は、車掌が乗務する乗務員2名体制で運行されている。
妙高高原駅はえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインとの境界駅となっているが、ワンマン運転の運用方法や運用車両の相違などから、相互直通運転は実施されていない。北しなの線と妙高はねうまラインの相互間は、定期列車においては全て同駅で乗り換える必要があるが、一部の時間帯を除き同一ホームで概ね10分以内に乗り換えられるダイヤが編成されている[10]。
なお2015年4月4日から、東日本旅客鉄道長野支社が長野駅 - 十日町駅間で、週末・休日を中心に1日1往復を運行している飯山線の臨時快速列車「おいこっと」は、北しなの線内は全駅通過する[注 3][11]。
このほかJR貨物による貨物列車が篠ノ井線から直通しており、長野駅 - 北長野駅間で1日2往復運行されている[12]。なお北長野駅 - 妙高高原駅間と妙高はねうまライン全線は、経営移管以前から定期貨物列車の運行がなくなっているが、非常時における貨物輸送の迂回経路として維持されており、しなの鉄道は国から貨物経路確保措置に関する補助金を受給している。
使用車両[編集]
- 電車
- 気動車
- キハ110系(長野駅 - 豊野駅間 飯山線直通列車):JR東日本長野総合車両センター所属
- 飯山線の列車については、しなの鉄道がJR東日本長野支社に運行業務を委託しており、同支社が全区間の乗務を担当する。
駅一覧[編集]
- 駅名欄に◆・◇を付した駅は貨物取扱駅を表す(◇は定期貨物列車の発着なし)。
- 定期列車は全て普通列車のみの運転である。しなの鉄道線から直通する快速列車も、北しなの線内では普通列車として各駅に停車する。
- 線路 … ∥:複線区間、∨:これより下は単線、∧:これより下は複線、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能な駅)
| 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 | 線路 | 所在地 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 長野駅◇ | - | 0.0 | 東日本旅客鉄道: 長野電鉄:■長野線 |
∥ | 長野県 | 長野市 | |
| 北長野駅◆ | 3.9 | 3.9 | ∨ | ||||
| 三才駅 | 2.9 | 6.8 | ◇ | ||||
| 豊野駅 | 4.0 | 10.8 | 東日本旅客鉄道:■飯山線[*** 2] | ◇ | |||
| 牟礼駅 | 7.8 | 18.6 | ◇ | 上水内郡 | 飯綱町 | ||
| 古間駅 | 6.5 | 25.1 | | | 信濃町 | |||
| 黒姫駅 | 3.8 | 28.9 | ∧ | ||||
| 妙高高原駅 | 8.4 | 37.3 | えちごトキめき鉄道:■妙高はねうまライン | ∨ | 新潟県妙高市 | ||
- 北しなの線の駅は古間駅をのぞいて有人であるが、長野駅と豊野駅、妙高高原駅をのぞいて早朝・夜間は無人となる(一部昼間に営業を休止する駅あり)。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 長野駅 - 北長野駅間には長野総合車両センターと貨物を取り扱う北長野駅があり、それらの敷地以外のほとんどが三線区間となっている。このうち東側の1線は旅客列車の出入庫や貨物駅への発着に使用されており、通常は旅客営業列車が走行することはない。
- ^ 公式には直通と案内されているが、交通新聞社の『JR時刻表』各号では別列車として案内されている
- ^ 快速「おいこっと」は長野駅 - 豊野駅 - 替佐駅間の途中駅をすべて通過する。
出典[編集]
- ^ a b c d 酒井博章、五十幡将之(2015年3月15日). “北陸新幹線開業 沿線の期待のせて”. 中日新聞 (中日新聞社)
- ^ a b c d 川辺和将、巽賢司(2015年3月15日). “北陸新幹線:長野−金沢間開業 飯山歓喜 1万5000人、新時代祝う 一番列車、拍手と「ふるさと」で歓迎”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ 知事会見2007年1月4日 北陸新幹線の並行在来線について(1) Archived 2015年9月24日, at the Wayback Machine. - 長野県(2013年12月20日最終更新)
- ^ 稲垣衆史、一條優太(2015年3月13日). “新幹線・北陸へ:/中 在来線赤字、地元懸念”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d e f g h i j k 長野以北開業準備状況 - しなの鉄道(2014年6月27日閲覧)
- ^ “しなの鉄道(株)、えちごトキめき鉄道(株)、あいの風とやま鉄道(株)及びIRいしかわ鉄道(株)申請の第一種鉄道事業許可について” (プレスリリース), 国土交通省, (2014年2月26日) 2014年2月26日閲覧。
- ^ “北しなの線運賃上限認可申請等について” (プレスリリース), しなの鉄道, (2014年10月27日), オリジナルの2014年10月31日時点によるアーカイブ。 2014年11月7日閲覧。
- ^ “北しなの線とJR線の乗継割引運賃の設定について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2014年10月27日) 2014年11月7日閲覧。
- ^ “しなの鉄道時刻表”. しなの鉄道 (2016年). 2016年12月14日閲覧。
- ^ a b c “北しなの線 ご利用の皆様へ(北しなの線住民説明会資料) (PDF)”. しなの鉄道・長野以北並行在来線対策協議会 (2015年2月). 2015年3月18日閲覧。
- ^ “飯山線観光列車 おいこっと”. 東日本旅客鉄道長野支社. 2015年3月23日閲覧。
- ^ 『貨物時刻表 平成27年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2015年。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- しなの鉄道(公式サイト)
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