勿来軌道

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勿来軌道(なこそきどう)は、現在の福島県いわき市にあった馬車鉄道である。常磐線勿来駅川部村小川字橋本(現いわき市川部町橋本)を結んでいた。1909年に勿来駅-窪田村白米酒井原(現いわき市勿来町白米酒井原)間が開通し、翌1910年に川部村まで開通した。白米酒井原しろよねさかいはらまでは併用軌道、以遠は専用軌道で、専用軌道区間にトンネルが2つあった。軌間762mm、延長6.02km。1937年休止[1]、1940年廃止。主に沿線の鉱山より石炭を運んでいた。

脚注[編集]

  1. ^ “軌道特許取消”. 官報. (1937年2月15日). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2959516/6 2021年1月28日閲覧。. 

参考文献[編集]

  • 今尾恵介「日本鉄道旅行地図帳 2号 東北―全線・全駅・全廃線 (2)」 (新潮「旅」ムック)、2008年、新潮社 ISBN 978-4107900203

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