勝川春山
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勝川 春山(かつかわ しゅんざん、生年不詳 - 天保12年4月7日〈1841年5月27日〉)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]勝川春章の門人とされるが、実際には春章門下の勝川春英に絵の教えを受けたという。本姓は大関、俗名文吉。勝川を称して天明から寛政にかけて美人画などの錦絵を残した。春山の描く長身の美人画には春章の作風などとは異なり、鳥居清長の影響が強く見られる。一時期、寿香亭吉信の門人となり泉昌有と称したが、のちにまた春山の名に戻っている。
作品
[編集]- 「海道名物志」
- 「淀川堤八幡参りの図」 大判錦絵3枚続
- 「金竜山仁王門」 大判錦絵3枚続 国立国会図書館所蔵[1]
- 「太々講二見ケ浦詣」 大判錦絵3枚続 東京国立博物館所蔵
- 「大川端夜景」 大判錦絵3枚続 東京国立博物館所蔵
- 「景清牢破り」 大判 東京国立博物館所蔵
- 「碁盤忠信」 大判 東京国立博物館所蔵
- 「浅草寺」 竪大判3枚続 島根県立美術館所蔵
- 「雛形若菜の初模様・あふきや内春日野」 大判 シカゴ美術館所蔵
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※近代デジタルライブラリーに本文あり。138頁、105コマ目。
- 木村捨三 「勝川春山の代々」 『浮世絵芸術』(第二号) 日本浮世絵協会、1963年[1]
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
- 田中達也 「泉守一(寿香亭目吉)(Ⅱ)」 『麻布美術館だより』第11号 麻布美術館、1986年
関連項目
[編集]- 勝川春山 (2代目) - 門人、娘婿。