動物画
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馬の動物画
動物画(どうぶつが / 英: zoological art)とは、博物画の一種で、生きている動物を写実的に描いた絵画のことを指す。厳密には、さらに外形を描く肖像画(英: portait)と内部を描く解剖画(英: anatomical art)に区分される[1][2]。なお、生きている動物を描くものであるため、死んだ動物を描いても動物画にはならず、こちらは静物画となる。
歴史[編集]
動物画の歴史は、先史時代のラスコーやアルタミラなどの洞窟壁画にまで遡ることができるため、極めて古い絵画のジャンルである。動物は古くから人間と深い関わりを持つため、人間は歴史画や風景画などあらゆる絵画に動物を描いた[3][4]。17世紀のオランダや18世紀のフランスに動物画を専門とする画家「動物画家」が現れたり、18世紀のイギリスで動物画が流行するなどした。
脚注[編集]
- ^ 日本グラフィックデザイナー協会 教育委員会 2000, pp. 6-7
- ^ 京都造形芸術大学 1998, p. 6
- ^ “Wildlife Art of the 20th Century”. Woodland Trust. 2016年9月9日閲覧。
- ^ “Whistlejacket: about 1762, George Stubbs”. National Gallery. 2016年9月9日閲覧。
参考文献[編集]
- 日本グラフィックデザイナー協会 教育委員会, ed. (2000-04-10), VISUAL DESIGN3 イラストレーション 改訂新版, 東京: 六耀社, ISBN 4-89737-374-3(出典部分の筆者は荒俣宏。第1版は1993年刊行。)
- 京都造形芸術大学, ed. (1998-05-20), イラストレーションの展開とタイポグラフィの領域, 情報デザインシリーズ, Vol.1, 東京: 角川書店, ISBN 4-04-651401-9 (出典部分の筆者は榎本了壱。)