勉強法

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勉強法(べんきょうほう)とは、試験などでよい成果を上げるための効率的な学習方法のことである。 または、勉強のやり方、手順のこと。

概要[編集]

広い意味では人生のあらゆる局面は勉強であるとも言えるが、勉強法が特に問題にされるのは学校テストでよい成績を取ったり入学試験資格試験等で合格点を取るための手段としてである。教育学心理学脳科学社会学等からの応用も盛んである。

特に情報処理から発展した認知心理学はここ数十年で学習環境を大きく変えた。教育心理社会、脳科学等は動機づけ自己効力感記憶理解問題解決思考教育制度と相互関係がある。

勉強にあたって[編集]

  • 目標値設定などはっきりと具体的な目標を立てる。
  • 動機を明確にするが深く考えすぎない(価値観に関わる事柄の解決を急がない)。
  • 予習・復習、反復・継続のバランスを取る。
  • 集中力の持続を研究する。休息も勉強のうちである。
  • 健康管理も勉強のうちである(睡眠時間、食事など)。
  • ストレス学習障害についての文献に目を通し必要なら専門家に相談する。
  • 日々、勉強に取り込んでいく。
  • 受験勉強の場合

勉強のステップ[編集]

  1. 読む: 勉強において教科書参考書に目を通すことは最初のステップである。
  2. 書く: ノートなどに教科書や参考書を書き写したり、まとめ直すことで内容を頭にインプットする。
  3. 問題を解く: 試験で出るような問題を実際に解く。勉強においてはインプットだけではなくアウトプット訓練が重要。試験の過去問題集を入手して解くことが望ましい。
  4. 教える: 他人に教えられるようにする。分かりやすく教えるためには教える内容を理解しなければならないため、必然的に理解が深まる。
  5. 問題を作る: 問題を作る人の立場になってみる。問題を作る側は、解く側の理解度を問うている。
  6. 知識を文章にして発表する論文を書くなど)。

学習を助けるアイデア[編集]

  1. ポモドーロテクニックを使って、集中力とリラックス力を養おう。気を散らすものをすべて排除し、タイマーを25分に設定して集中する、その後、自分にご褒美を与える[1]
  2. 集中とリラックス、両方を活用する。イライラしている場合は、別のトピックに切り替えよう。または体を動かそう[1]
  3. 練習、繰り返し、思い出すことで神経回路を作り出す。重要な問題を練習して、各ステップを簡単に思い出せるようにする。解決策、概念、そしてテクニックはあなたの心の中の歌のように流れ出るようなものであるべし[1]
  4. アイデアの間を行ったり来たりスキップする。同じ基本的なテクニックを少し変更して練習し続けるだけではいけない。さまざまなテクニックを切り替えよう。これにより、いつテクニックを使用するのか確認できる。本は通常似たようなアイデアを同じ章に書くものなので、自分自身で異なる章を行ったり来たりスキップする練習をしなければならない[1]
  5. 少なくとも数日間かけて学習しよう。これにより、新しいシナプスが形成される時間が与えられる[1]
  6. エクササイズ!運動はニューロンを活性化させる。新しくより強いシナプスの形成が可能になる[1]
  7. 自分で自分をテストする。他の人にテストしてもらう。他の人に教える。これら全ては、記憶のアウトプットに関係している。テストと想起で記憶のアウトプットを行うことは、学んだ知識を定着させるうえで、一番良い方法である[1]
  8. 面白い写真やたとえを使用する。記憶力を底上げする「記憶の宮殿」を使い始めよう[1]
  9. 最も困難な作業を最初に始めてください[1]
  10. いつもの授業以外で積極的に学ぶ方法を見つけよう。他の説明についてオンラインで調べてください。他の本を読んでください。クラブに入ってください。興味のあるテーマでクラブを見つけられない場合は、新しく作れるかどうかを確認してください[1]

学習を妨げた落とし穴[編集]

  1. 十分な睡眠を取っていない。睡眠はあなたの頭脳リンクをより強くし、脳内の毒素を洗い流す。テストの前にぐっすり睡眠を取っていないのであれば、せっかく一生懸命に勉強した意味もなくなってしまう[1]
  2. 受動的な読書と読み直し。ただ流すように見るのではなく、積極的に思い出す反復練習をする必要がある[1]
  3. マーカーまたは下線を引く。騙されてはいけない。文章を大きくマーカーで強調したり、下線を引いたりするだけでは、実際には頭に何も入ってはいない。重要な概念があれば簡単にメモをしてください。これらのメモは、重要な概念についての一連の神経細胞ネットワークを作成するのに役立つ[1]
  4. 解答をざっと眺めただけで、理解したと思い込むこと。問題は自分で解決する必要がある[1]
  5. 一夜漬け。土壇場の学習では、しっかりした一連の神経細胞ネットワークが構築できない[1]
  6. 怠惰な学習姿勢。簡単な教材で練習するだけではいけない。それはドリブルに集中することによってバスケットボールをすることを学ぶようなもの。慎重に練習してください、あなたが最も難しいと思うことに意識を集中してください[1]
  7. 教科書を無視する。あなたが勉強に教科書を使っているなら、あなたの本またはコースノートについて、どんな場面、何について話しているのか等、予習してから勉強することを忘れないでください。そして、問題を解決しようとする前に、どうやって問題に取り組むべきかについて読んでください[1]
  8. 混乱した原因を明らかにしない。分からない点がいくつかあるか。たぶん、これらはまさにテストで尋ねられる点である。必ずあなたの先生やあなたの友人から教えてもらってください[1]
  9. 勉強に集中しないこと。勉強するときに集中できる場所を選択してください。スマートフォンの電源を切って手の届かない場所に置いておくことを勧める[1]
  10. 友達と勉強する代わりに友達とチャットする。良い勉強会は学習するための素晴らしい方法である。しかし、勉強する代わりに噂話ばかりする「勉強会」はあまり役に立たない[1]

関連項目[編集]

関連人物[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 10 Top Ideas to Help Your Learning‏ Barbara Oakley