前進社

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前進社(ぜんしんしゃ)は、日本の出版社。

  • 「中核派」中央派の出版社、公然事務所。本項で記述。
  • 1932年(昭和7年)から1933年(昭和8年)に「前進」を出版していた東京の出版社。

前進社

中核派の機関紙「前進」のロゴタイプ

前進社
正式名称 前進社
英文名称 Zenshinsha
現況 事業継続中
種類 権利能力なき社団
取次コード 88139
本社郵便番号 132-0025
本社所在地 日本の旗 日本東京都江戸川区松江1-12-7
主要出版物 『前進』(週刊)、『国際労働運動』(月刊)
外部リンク 中核派(前進)
特記事項 中核派中央派の公然拠点。
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前進社旧本社跡(国際興業バス池袋営業所

前進社(ぜんしんしゃ)は日本出版社革命的共産主義者同盟全国委員会(通称「中核派」中央派)の公然事務所を兼ねる。

概説[編集]

本社は東京都江戸川区松江1-12-7(都営バス、京葉交差点バス停付近)に存在し、日本各地に支社、支局をおく。「社」を名乗るが、法人格のない任意団体である(そのため、コミックマーケットにも企業ブースではなく、サークル「みどるこあ」としてサークル参加できた)。

「中核派」の拠点事務所であることから、年に数回警視庁公安部による家宅捜索を受けている。周囲を高い塀で囲い、正面の入口は鉄板で封鎖されている。家宅捜索の際には警察がその鉄板を焼き切って中へ入ることもある。公安調査庁によると、東京本社にはおよそ80人の活動家が居住しているとされる[1]。周辺の駐車場には監視のため公安が乗り込んだキャンピングカーが駐車されている[2]

かつては、豊島区千早に存在しており、その鉄筋コンクリート5階建ての威容から、楠木正成の居城に擬えて「千早城」の異名をとった。豊島区の前進社は国際興業国際興業バス池袋営業所)に活動費捻出のために売却され、比較的地価の安い江戸川区へ移転した。敵対する革マル派から「ブクロ派」と蔑称されるのは、千早移転以前に豊島区東池袋(ひがしいけぶくろ)にあったためである。

出版物[編集]

定期刊行物[編集]

いずれも中核派の機関紙誌である。

『前進』(週刊新聞)
1959年(昭和34年)9月20日第1号刊行。20号までは革命的共産主義者同盟全国委員会が直接発行していた。
『国際労働運動』(月刊誌)
「武装」、「コミューン」を経て現誌名。
『共産主義者』(季刊誌)
通称「イスト」(共産主義者の英訳(Communist コミュニスト)の略)。

書籍[編集]

  • 『清水丈夫選集』(全10巻) - 中核派議長である清水丈夫の著作集。
  • 『本多延嘉著作選』(全7巻) - 中核派の創設者・本多延嘉の著作集。

支社[編集]

カッコ内は最寄り駅等。

略史[編集]

  • 1974年(昭和49年)9月3日 - 豊島区千早に移転。
  • 1994年(平成6年)10月 - 江戸川区松江に移転。

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 「コラム中核派,革マル派,革労協解放派の拠点事務所」『内外情勢の回顧と展望(平成24年1月)』(レポート)、公安調査庁、2011年12月16日、60頁。
  2. ^ 前進チャンネル第100回

資料[編集]

関連項目[編集]

  • 解放社 - 敵対する革マル派の出版社

外部リンク[編集]