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前田佳代乃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
前田佳代乃
Kayono Maeda
2016年
基本情報
生年月日 (1991-01-13) 1991年1月13日(33歳)
国籍 日本の旗 日本
出身地 兵庫県西宮市
身長 165cm[1]
体重 63kg[1]
選手情報
所属 引退
分野 トラックレース
アマチュア経歴
2006-2008 兵庫県立西宮高等学校
2009-2012 鹿屋体育大学
2013-2018 京都府自転車競技連盟
主要レース勝利

アジアジュニア選手権

500mTT 2008

日本の旗 日本選手権

500mTT 2008-2012
スプリント 2009-2018
チームスプリント 2011-2012
獲得メダル
トラックレース
UCIトラックワールドカップクラシックス
2012 カリ TSP
最終更新日
2018年11月7日

前田 佳代乃(まえだ かよの、1991年1月13日 - )は、元女子自転車競技トラックレース)選手。全日本選手権トラック種目女子スプリントで10連覇

経歴

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兵庫県西宮市出身。鹿屋体育大学卒業。実父の影響を受けて自転車競技に取り組むようになった[2]

兵庫県立西宮高等学校時代の2008年奈良競輪場で開催された第28回アジア自転車競技選手権大会ジュニア部門・500m個人タイムトライアル(500mTT)で優勝。また、前橋競輪場で行われた、全日本自転車競技選手権大会・500mTTでも優勝。

2009年にはジュニア世界選手権自転車競技大会(モスクワ)・500mTTにおいて、36秒111を記録し5位入賞。また、全日本自転車競技選手権大会(境川自転車競技場)では、500mTT2連覇を果たした他、個人スプリントも制し、短距離二冠を達成。

2010年は、ガールズケイリン[3]第3、4戦優勝。そして、全日本自転車競技選手権大会(宮城県自転車競技場)で、2年連続の個人スプリント、500mTT制覇(500mTTは大会3連覇)を達成。

2011年は、全日本自転車競技選手権大会で、500mTT 4連覇、個人スプリント3連覇、新種目のチームスプリントでも石井寛子とのペアで制し、三冠を達成した。

2012年は、5月1日、ロンドンオリンピック代表選手に選出された[4][5]が、ロンドンオリンピック ・スプリントにて1/16決勝敗者復活戦で敗退。そのほか、全日本自転車競技選手権大会で、500mTT 5連覇、個人スプリント4連覇、石井寛子のペアで挑んだチームスプリントも連覇し、2年連続三冠を達成。またトラックワールドカップ・カリ大会で、石井寛子とのコンビで2位。

2013年、鹿屋体育大学を卒業。以後、京都府自転車競技連盟所属選手として活動。

2018年9月9日伊豆ベロドロームでの全日本選手権トラック種目女子スプリント決勝で太田りゆを下し10連覇を達成。その直後、現役引退を表明した[6]

現役引退後は「就職活動中」とした[7]が、日本オリンピック委員会が実施しているトップアスリートの引退後のセカンドキャリア支援「アスナビNEXT」を利用し、電通の子会社である電通九州に採用され、2019年2月1日付で入社した[8]

脚注

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  1. ^ a b 日本オリンピック委員会 ロンドンオリンピック選手プロフィール
  2. ^ 日本経済新聞大阪版 2012年8月1日付43ページ
  3. ^ アマチュア選手によるエキシビションレースであり、現在のプロの競輪選手によるレースとは異なる。
  4. ^ ロンドン五輪・ロンドンパラリンピック代表候補選手記者会見 - 日本自転車競技連盟 2012年5月1日付
  5. ^ 自転車の前田(鹿屋体大)ロンドン五輪へ - 南日本新聞 2012年5月1日付
  6. ^ “前田佳代乃「今日で引退」10連覇達成して電撃表明”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2018年9月9日). https://www.nikkansports.com/sports/news/201809090000797.html 2018年11月7日閲覧。 
  7. ^ 全日本10連覇の前田佳代乃は就職活動中。太田りゆ、小林優香へ渡したバトンの重み”. morecadence.jp (2018年11月6日). 2018年11月7日閲覧。
  8. ^ アスリートのセカンドキャリア支援「アスナビNEXT」:前田佳代乃さん(自転車)の採用が決定”. 公益財団法人日本オリンピック委員会 (2019年2月1日). 2019年8月26日閲覧。

外部リンク

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