剁椒魚頭

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剁椒魚頭
各種表記
繁体字 剁椒魚頭
簡体字 剁椒鱼头
発音: ドゥオジャオユィトウ
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剁椒魚頭(ドゥオジャオユィトウ[1][2]、ドゥオジャオユートウ[3]中国語: 剁椒鱼头)は湖南料理の1つ、湖南風蒸し魚[2]。代表的な湖南料理に挙げられる[1][3]

概要[編集]

大きな川魚の頭を開いて、剁椒と呼ばれる唐辛子のみじん切りを発酵させた調味料を大量にかけて蒸した料理である[1][3]。湖南では、残ったソースを麺にかけて食べている[1]

逸話[編集]

剁椒魚頭については以下のような逸話がある[4]

の5代皇帝雍正帝の時代に文人弾圧である文字の獄が起きた。文学者の黄宋憲粛清の対象となったが逃走。逃走中に農村でふるまわれた料理の美味さに感銘を受け、獄が終わって自宅に帰った後にその料理を改良し、剁椒魚頭を完成させた。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 「ガチ中華」の魅力にせまる!本場中国の代表料理と、世界に広がる各国中華を地球の歩き方が徹底解説”. 地球の歩き方 (2022年5月25日). 2022年9月23日閲覧。
  2. ^ a b 中村正人 (2021年7月4日). “東京で味わえる バラエティ豊かな「中国の地方料理」の世界”. フォーブス. 2022年9月23日閲覧。
  3. ^ a b c 和田真知子 (2019年10月9日). “中国・湖南省で絶対に食べたい「黒臭豆腐」と「米粉」の味”. 日刊ゲンダイ. 2022年9月23日閲覧。
  4. ^ 『W16 世界の中華料理図鑑』地球の歩き方、2022年、77頁。ISBN 978-4059201083 

外部リンク[編集]