制阿難
ジャヤ・アーナンダ जय आनंद |
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第13王朝 | |
初代国王 | |
王朝 | 第13王朝 |
在位期間 | 1318年 - 1342年 |
生年 | 不詳 |
没年 | 1342年5月 |
ジャヤ・アーナンダ(サンスクリット語: जय आनंद, ラテン文字転写: Jaya Ananda, 生年不詳 - 1342年5月)は、チャンパ王国(占城国)第13王朝の初代国王(在位:1318年 - 1342年)。『大越史記全書』では制阿難(せいあなん、ベトナム語: Chế Anan)と記される。初名はパタルトール(チャム語: Patalthor)。
生涯[編集]
もともとはチャンパに服属する一介の土酋であった。1318年にチャンパは陳朝大越の侵攻を受け、国王のジャヤ・シンハヴァルマン5世がジャワへ救援を求めて逃亡すると、大越によってパタルトールが効城亜王に擁立された。
1323年に弟の保佑八剌を元に遣使してその後ろ盾を得て、1326年に大越軍を破ったことで大越の支配下から脱することに成功した[1]。1328年にも使者を送って大越の侵略を訴え、泰定帝は両者に和解するよう詔を下した。1328年には阿南那那里沙を元に遣使し、1335年にも朝貢して大越に道を遮られたことを訴えている。
ジャヤ・アーナンダは子のジャモを布田(大王)、娘婿のマハー・サーヴァをポティー(宰相)に任じていたが、ジャヤ・アーナンダの死後にマハーサーヴァがジャモを追放して即位した[1]。
出典[編集]
参考資料[編集]
- George Cœdès (May 1, 1968). The Indianized States of South-East Asia. University of Hawaii Press. ISBN 978-0824803681.
- 『新元史』巻二百五十三 列伝第一百五十 外国三 占城
- 『大越史記全書』本紀巻之六 陳紀 英宗皇帝
- 『大越史記全書』本紀巻之七 陳紀 裕宗皇帝 付昏徳公楊日礼一年
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