函館運輸所
(函館運転所から転送)
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| 函館運輸所 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 鉄道事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
| 帰属組織 | 函館支社 |
| 所属略号 | 函ハコ、函 |
| 配置両数 | |
| 内燃機関車 | 3両 |
| 電車 | 16両 |
| 気動車 | 108両 |
| 貨車 | 1両 |
| 合計 | 128両 |
| 備考 | 2018年4月1日現在のデータ |
函館運輸所(はこだてうんゆしょ)は、北海道函館市にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館支社の車両基地および乗務員区所である。
目次
概要[編集]
函館駅構内にあり、主に函館本線(函館 - 長万部間)で運用される電車・気動車のほか、特急列車で運用される気動車が配置される。また、函館支社の車掌・運転士が所属している。当初は函館機関庫として発足したが、後に函館運転所に改称し現在に至る。
青函派出所(←青函運転区)[編集]
このほか、2016年(平成28年)3月26日まで五稜郭駅に隣接する青函派出所(せいかんはしゅつじょ)が存在した[1]。青函派出所は1988年(昭和63年)の津軽海峡線開業に伴い青函運転区として発足したが、2002年(平成14年)に函館運輸所に統合され、同所の青函派出所となった。その後、2016年3月4日をもって青函派出所は廃止され、設備・業務を隣接する日本貨物鉄道(JR貨物)五稜郭機関区に移管している[2]。
2015年度まではJR北海道所属のED79形電気機関車8両も配置されていたほか、五稜郭機関区に所属するED79形50番台・EH800形の留置・仕業検査・交番検査・台車検査を受託していた。また函館地区で折り返すEH500形電気機関車の留置も行われていた。なお、統合前の所属略号は「青函」(=青函運転区)だった。
所属車両[編集]
2018年4月1日現在の所属車両は以下のとおり[3][4]。なお、所属車両の略号は旅客車両が「函ハコ」(函館支社=函+函館=ハコ)、機関車が「函」。車両はすべて本所に所属している。
| 電車 | 気動車 | 機関車 | 客車 | 貨車 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 16両 | 108両 | 3両 | 0両 | 1両 | 128両 |
電車[編集]
- HE-300編成[5]2両編成2本(HE-301, 302)の計4両が配置されている。
- 2016年3月まで特急「スーパー白鳥」に用いられた0番台のうち、HE-100編成とHE-200編成の3両編成各6本は2016年6月から2017年4月にかけて札幌運転所へ転属し、特急「ライラック」用として転用された[3]。
- HE-300編成の活用については現在未定となっている。
- 1000番台の3両編成4本 (B-1001 - 1004)計12両が配置されている。
- 北海道新幹線開業に伴い2016年3月26日から「はこだてライナー」として運転されている。
気動車[編集]
- キハ183系気動車
- キハ183形3両(8563 - 8565)、キハ182形5両(7551, 7552, 7554, 7556, 7560)の計8両が配置されている。
- 主に特急「北斗」で使用されたが、2018年3月の特急「北斗」定期運用の終了に伴い、順次特急「オホーツク」「大雪」向けに苗穂運転所へ転属しており、2018年4月1日時点で上記の車両のみ籍が残っている[3]。
- キハ281系気動車
- キハ281形8両(1 - 6, 901, 902)、キハ280形15両(1 - 4, 101 - 110, 901)、キロ280形4両(1 - 4)の計27両が配置されている。
- 特急「スーパー北斗」で運用される。
- キハ261系気動車
- 函館方先頭車を含むユニット[6]2両編成7本(ST-1106 - 1112)札幌方先頭車を含むユニット[7]2両編成8本(ST-1206 - 1213)、増結車(キハ260形1300番台)27両(1309 - 1335)の計57両が配置されている[3]。
- 特急「スーパー北斗」で運用される。
- キハ40形気動車
- 700番台の6両 (734, 802, 808, 831, 835, 837)と、1700番台の10両 (1792, 1800, 1801, 1803 - 1806, 1809, 1811, 1813)計16両が配置されている。1700番台車は機関換装済みであるが、このうち2両は「バーベキューカー」の動力車としても運用される。
- 函館本線の普通ワンマン列車で運用される。
- なおJR籍ではないが、江差線の道南いさりび鉄道への転換に伴い、2015年度に同鉄道へ機関換装・特別保全工事施工済みの1700番台車9両 (1793, 1796, 1798, 1799, 1807, 1810, 1812, 1814, 1815)が譲渡され、同所を拠点に運用されている。
ディーゼル機関車[編集]
- DE10形ディーゼル機関車
- 1500番台の3両 (1737 - 1739)が配置されている。
- 現在所属する3両は1661号機(2017年釧路へ転属)とともに青函トンネル救援用として津軽今別駅や木古内駅に待機していたが、北海道新幹線開業後は運輸所内での入れ替え作業や、キハ261系・733系の苗穂工場入出場回送時の牽引車として用いられている[8]。
- また、3両ともキハ261系・733系といった密着連結器装備車と連結する際の利便性向上のため、2017年から2018年にかけ双頭(両用)連結器を装備する改造が行われている[8]。
- かつて配置され、2015年度に釧路運輸車両所と旭川運転所に転属した4両のうち2両 (1690, 1692)は黒色塗装で、「SL函館大沼号」の補機としても使用されていた。
貨車[編集]
過去の配置車両[編集]
- 785系電車
- 300番台のNE-303編成(2両編成1本)が所属していた。
- 札幌運転所で保留車となっていたNE-105編成を転用のうえ改造したもので、特急「スーパー白鳥」の増結ユニットとして使用されていたが、「スーパー白鳥」廃止後に除籍・解体された。
- ED79形電気機関車
- 2015年4月1日時点で0番台の8両 (4, 7, 9, 12, 13, 14, 18, 20)が配置されていた。
- JR北海道が所有する唯一の電気機関車で、このうち6両 (4, 7, 12, 13, 14, 20)は延命工事施工済みであった。寝台特急「北斗星」、「カシオペア」、急行「はまなす」で使用されていた。
- 2016年4月にすべて廃車された。
- DD51形ディーゼル機関車
- 2015年4月1日時点で500番台の10両(1093, 1095, 1100, 1102, 1137, 1138, 1140, 1141, 1143, 1148)が配置されていた。いずれも北斗星色で、全重連形。
- 寝台特急「北斗星」、「カシオペア」、急行「はまなす」で運用されていた。
- 札幌運転所および苗穂工場にて、間合い業務として列車増結時の入替・回送業務に使用される場合もあった。また、五稜郭 - 苗穂工場間の789系電車における検査入出場時の回送業務にも充当された。ただし、これらは運用の都合上、五稜郭機関区の所属機が充当される場合もあった。
- 1137は2015年11月30日に、1093, 1095, 1102, 1141の4両は2016年3月31日に、1100, 1138, 1140, 1143, 1148の5両は2016年4月30日に、いずれも廃車され配置が無くなった。
- 50系客車
- 2015年4月1日時点でオハ50形1両(5003)、オハフ50形1両(5007) 、オハフ51形2両(5003, 5004)の計4両が配置されていた。ただしオハ50 5003は保留車であった。
- 保留車以外のの3両は救援車として使用されていたが、2016年3月26日の北海道新幹線開通に伴い、年度内に4両とも廃車となった。
- 2016年5月22日現在、オハフ51 5003・5004は函館運輸所に、オハフ50 5007は五稜郭車両所にオハ50 5003とともに留置されている事が確認されている。
- ホキ800形貨車
- バラスト輸送用ホッパ車として14両が配置されていた。
- チ1000形貨車
- 入換用として、1両(チ1015)が配置されていたが、老朽化および上述のDE10形の改造に伴い、2018年3月31日付で廃車された[8][3]。
沿革[編集]
本所[編集]
- 1902年(明治35年)12月10日 - 北海道鉄道 (初代)が函館駅(初代)に機関庫設置[9]。
- 1904年(明治37年)7月1日 - 函館駅(2代目)が開業し、函館駅(初代)は亀田駅に改称。
- 1906年(明治39年)3月1日 - 亀田機関庫を函館機関庫に改称。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 国有化。
- 1908年(明治41年)6月27日 - 函館機関庫(旧・亀田機関庫)焼失。
- 1913年(大正2年)6月2日 - 函館機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)。
- 1915年(大正4年)11月10日 - 函館機関庫を旧・亀田駅付近から函館市若松町へ移転。
- 1929年(昭和4年)10月15日 - 函館機関庫を函館市海岸町へ移転。
- 1950年(昭和25年)2月10日 - 函館客車区設置。
- 1968年(昭和43年)12月12日 - 函館機関区と函館客車区が統合され、函館運転所が発足。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 五稜郭貨車区を函館運転所に統合。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道が継承、函館支社函館運転所となる。
- 1990年(平成2年)4月1日 - 函館車掌区が函館車掌所に改称。
- 1993年(平成5年)3月18日 - 長万部運転所を函館運転所に統合。
- 2002年(平成14年)7月1日 - 函館車掌所・函館運転所(気動車・客車部門、DC・DL運転士)・青函運転所(EC・EL運転士)が統合され、函館運輸所発足[10]。
青函派出所[編集]
- 1987年(昭和62年)5月12日 - 津軽海峡線開業準備のため五稜郭準備運転区として発足。それ以前に配置されていた機関車は、暫定的に函館運転所所属とされていたが、発足に伴いすべて当区所属となった。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 青函運転区に改称(EC・EL運転士を配置)。
- 1990年(平成2年)3月12日 - 青函運転所に改称。
- 2002年(平成14年)7月1日 - 函館運輸所 青函派出所に改称。運転士は函館運輸所へ移管[10]。
- 2005年(平成17年) - 貨物列車の牽引から撤退[11]。
- 2016年(平成28年)3月26日 - 同日のダイヤ改正により廃止。設備・業務をJR貨物五稜郭機関区へ移管[2]。
脚注[編集]
- ^ この青函派出所に対し、函館駅構内の基地は本所(ほんじょ)と通称された。
- ^ a b 松沼猛/久保田敦 (2017年8月1日). “津軽海峡をまたぐEH800と道内幹線物流を担うDF200の基地 五稜郭”. 鉄道ジャーナル (鉄道ジャーナル社) No.610.
- ^ a b c d e 交友社『鉄道ファン』 2018年7月号「JR旅客会社の車両配置表」
- ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2018夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2018年、p.10。ISBN 9784330884189。
- ^ 函館・新青森方からモハ788形300番台、クハ789形300番台の2両編成。
- ^ 函館方からキロ261形1100番台、キハ260形1100番台の2両編成。
- ^ 札幌方からキハ261形1200番台、キハ260形1200番台の2両編成。
- ^ a b c “JR北海道 函館運輸所で活躍中! DE10形両用連結器装備機”. 鉄道ファン 59 (1(通巻693)): pp.98-101. (2019年1月1日).
- ^ 後に亀田機関庫と呼ばれているが、この時点では亀田機関庫もしくは函館機関庫のどちらで呼ばれたか不明。「遥」道南鉄道100年史 JR北海道函館支社 2003年発行では設置当初より亀田機関庫と記載。
- ^ a b 「遥」道南鉄道100年史 JR北海道函館支社 2003年発行では、3月16日に函館運転所と函館車掌所とが統合して函館運輸所発足。12月1日に函館運輸所に青函運転所が統合され、函館運輸所青函派出所になったとされている。
- ^ ただし、機関車運用のみで運転はJR貨物の乗務員が担当。
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