出町商店街

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出町桝形商店街、河原町通側のエントランス

出町商店街(でまちしょうてんがい)は、京都市上京区に存在する商店街である。食料品店など、地域密着型の店舗が主である。2007年からは、レジ袋の削減などを目標とした「エコ商店街」の取り組みが行われ[1]、2010年には出町商店街振興組合が第8回京都環境賞奨励賞を受賞した[2]

出町桝形商店街[編集]

鯖のモニュメント

出町桝形商店街(でまちますがたしょうてんがい)は、出町商店街の一角の桝形通にある全長164mのアーケード街で[3]食料品店や衣料品店を中心に44店舗が軒を連ねる[1]

桝形通は以前は出町通と呼ばれ、周辺には公家や学者が多く暮らしていた。江戸時代から明治にかけては醸造業者や砂糖問屋などが存在したが、小売を行う店舗はほとんど見られなかった[4]1924年(大正13年)頃にこの地に東北市場(のちの出町市場)が開設されると、周辺に食料品店の集積が始まった[3]

第二次世界大戦後の1948年頃、法整備により出町繁栄会発足[4]1961年には衣料品スーパー「セルフ岸本屋」が開店するなど出町地区の商業の中心となり、八瀬大原、遠くは滋賀県からも買い物客が訪れるようになった[4]1974年にはアーケードの建設が決まり、建設および維持管理を目的として、1977年4月25日に桝形事業協同組合が設立された[3]

1991年からは京都府の基金により御影石石畳が整備された。鯖街道の終点にあることにちなみ、地元の子供によりサバなどの海の生物が描かれた陶板が埋め込まれている。2008年12月にはアーケードから吊られたサバのモニュメントが造られ、公募により「わかさばちゃん」と名付けられた[5]。毎年5月18日の御霊祭では、アーケード内を3基の神輿が通り抜ける[6]

地理[編集]

河原町通沿いの街並み。餅屋や鯖寿司の店が並ぶ

上京区東部。京阪電車叡山電車出町柳駅から高野川賀茂川を渡り、西に約200mの位置に入口がある[3]。桝形商店街は河原町通寺町通の間を東西に伸び、約150m南には今出川通が並行する。京都御苑からもほど近い。鯖街道の終点としても知られ、2002年には賀茂川に架かる出町橋のたもとに「鯖街道終着の地」の碑が建てられた[6]

展開[編集]

加茂川マコト[編集]

2011年11月に登場した、出町商店街のマスコット。伝統工芸品のデザインなどを行う下京区の有限会社スギテックによる「ことまきプロジェクト」の制作で、身長150cm、香道の趣味を持つ中学3年生の女の子という設定である[7]。2012年には、加茂川マコトのイメージに近い実在の女性のオーディションを実施。優勝した大学1年生が、イベントなどでPR活動を行う[8]。 なお、2013年3月一杯で専属契約を終了することが発表された[9]

たまこまーけっと[編集]

アニメション「たまこまーけっと」などのためで設立した「交流コーナー」

2013年1月より放送されているテレビアニメ作品『たまこまーけっと』にて、作中の主な舞台となる「うさぎ山商店街」のモデルとして当商店街の一部である出町桝形商店街が採用された。取材協力としてクレジットされている。アニメーション制作は京都アニメーション(宇治市木幡)。ファン有志と商店街の協力によるファン交流ノートも設置されている[10]

脚注[編集]

  1. ^ a b 京のお宝~商店街~ (PDF)立命館大学2009年度教職総合演習受講生のルポルタージュ)
  2. ^ 第8回(平成22年度)京都環境賞受賞者が決定しました! (PDF)
  3. ^ a b c d 地元から愛される“商店街”へ-桝形事業協同組合から-(京都府中小企業技術センター)
  4. ^ a b c 京極学区(上京区120周年記念誌)
  5. ^ 愛称募集中☆(フリーペーパー『でまちまで』ブログ版、2009年3月29日)
  6. ^ a b 京都観光Navi
  7. ^ 加茂川マコトってどんなコ…?(2012年7月14日付ことまき通信ブログ)
  8. ^ リアルマコトちゃ〜んついに誕生☆!!!(2012年10月30日付加茂川マコトブログ)
  9. ^ 出町商店街萌えキャラ事業について
  10. ^ 京都出町・桝形商店街公式Twitterによる発言

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度1分49秒 東経135度46分10.5秒