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冒険者たち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
冒険者たち
Les Aventuriers
監督 ロベール・アンリコ
脚本
台詞
原作 ジョゼ・ジョヴァンニ
『生き残った者の掟』
製作
出演者
音楽 フランソワ・ド・ルーベ
主題歌 「レティシア」
撮影 ジャン・ボフェティフランス語版
編集 ジャクリーヌ・メピエルフランス語版
製作会社 ソシエテ・ヌーヴェル・ド・シネマトグラフィー
配給
  • フランスの旗 ソシエテ・ヌーヴェル・ド・シネマトグラフィー
  • 日本の旗 大映
公開
  • フランスの旗 1967年4月12日 (1967-04-12)[1]
  • 日本の旗 1967年5月18日 (1967-05-18)[1]
上映時間 112分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
言語 フランス語
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冒険者たち』(ぼうけんしゃたち、Les Aventuriers )は、1967年フランスイタリア冒険映画ロベール・アンリコ監督。アラン・ドロンリノ・ヴァンチュラ主演。 ジョゼ・ジョヴァンニの小説『生き残った者の掟』の第1部を映画化した作品で[注 1]、それぞれの夢に破れた男2人・女1人の3人組が、共に宝探しの冒険へ旅立ち、財宝を得ようとした結果の悲愴な運命を描いている。

シドニー・ポワチエとの結婚で若くして映画界を引退した女優ジョアンナ・シムカスの代表作である。フランソワ・ド・ルーベが作曲し、シムカス扮するヒロインの名を与えられたテーマ曲「レティシア」は劇中で繰り返し使われている。

同原作の第2部は原作者ジョゼ・ジョヴァンニ自らの脚本・監督で『生き残った者の掟フランス語版』として映画化されている。

2006年、製作40周年を記念してデジタル・レストレーションを施した映像に監督インタビューや2006年のカンヌ国際映画祭で記念上映された時に撮られたジョアンナ・シムカスのインタビューも収録したDVD版が「40周年アニヴァーサリーエディション・プレミアム」と銘打って発売された。

あらすじ

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画期的な新型レーシングエンジンの開発にひとり取り組む自動車技師ローランと、その友人でパイロットのマヌー(アラン・ドロン)は、凱旋門の下を小型機でくぐり抜け、それを撮影するという企画に取り組んでいた。成功すれば賞金が出ると聞いていたが失敗し、危険飛行のペナルティでパイロットライセンスを失うマヌー。しかもこの企画は、気障(きざ)なマヌーを陥れるためにヴェルタンら飛行クラブの会員が仕組んだ悪ふざけだった。

ローランが営む廃車置き場に資材探しに来て2人と親しくなる前衛彫刻家のレティシア(ジョアンナ・シムカス)。新人として初めての個展に賭けたレティシアだが、批評家たちに酷評され絶望に泣き崩れた。ローランも新型エンジンを車に搭載し、自らテストドライブを行うがエンジンが爆発し、お先真っ暗となる3人。

そんな時、ヴェルタンから儲け話を聞き出すマヌー。数年前のコンゴ動乱の際に国外脱出を図った金持ちの小型機が莫大な財宝を積んだまま墜落し、海中に沈んでいるというのだ。

レティシアも連れてコンゴに渡り、大型ヨットを借りて潜水調査するマヌーとローラン。財宝を発見したら故郷の海にそびえる要塞島を買い、芸術作品の制作三昧で暮らすと夢を語るレティシア。マヌーもローランもレティシアを好いていたが、レティシアが一緒に暮らしたいと囁いたのはローランだった。

そんなヨットに泳いで忍び込み、マヌーたちに銃を向ける男。彼は沈んだ飛行機のパイロットでただ一人生還し、正確な沈没位置を知っていたのだ。男の案内で海底の飛行機を発見し、宝石や金貨の詰まったケースを引き上げるマヌーたち。そこへ沿岸警備隊を名乗る船が現れた。それが偽物であり、財宝の存在を知っている外人部隊の生き残りだと見抜いた男が発砲したために銃撃戦となり、射殺されるレティシア。

外人部隊を追い払った後、パイロットの男も救命ボートで立ち去らせるマヌーとローラン。レティシアを海に葬った2人は、彼女の遺産を親戚に届けるために、フランスの海辺にあるシャラント地方を訪れた。探し当てた叔父夫婦がレティシアを悪く言うので、形見のアクセサリーだけ置いて行こうとするマヌーたち。だか、この地で友人となった素朴な少年がこの家の子供だと知った2人はカバンから一億フランを取り出し、少年が成人したら受け取れるよう手配した。

少年の案内で沖の要塞島に渡るマヌーたち。島には戦争中の武器も多く残されていた。マヌーはパリに戻ったが、この地に住み着いたローランは、レティシアが住みたがった要塞島のホテル化を夢見始めた。

パリで派手な生活を送るマヌー。外人部隊がマヌーを探して迫って来たが、マヌーは気づかぬままローランのいる要塞島に舞い戻った。そこへ追って来る外人部隊。銃撃戦となり撃たれて倒れるマヌー。外人部隊を戦時中の武器で全滅させたローランは瀕死のマヌーに、「レティシアはお前と暮らすと言った」と告げたが、マヌーは「嘘つきめ」と笑って息絶えた。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ TBS テレビ東京 スターチャンネル[2]
マヌー・ボレリアラン・ドロン坂口芳貞野沢那智中村悠一
ローラン・ダルバンリノ・ヴァンチュラ加藤武森山周一郎吉水慶田中美央
レティシア・ヴァイスジョアンナ・シムカス倉野章子鈴木弘子井上喜久子渋谷はるか
パイロットセルジュ・レジアニ勝田久平林尚三小島敏彦越後屋コースケ
ヴェルタン(保険屋)ポール・クローシェフランス語版杉田俊也上田敏也簗正昭山岸治雄
ル・タベルハンス・メイヤーフランス語版渡部猛糸博平林剛
イヴェットオディール・ポワゾンフランス語版藤夏子池上麻里子高梁りつ
キヨバシ[注 2]ヴァレリー・インキジノフフランス語版村松康雄稲葉実吉富英治
キヨバシの秘書イレーヌ・チュンクフランス語版浅井淑子喜田あゆみ高橋雛子
デュブルイ夫人(叔母)テレーズ・カンタンフランス語版さとうあい米田えん
デュブルイ氏(叔父)ジャン・ダリー津田英三松本忍
ジャンジャン(レティシアの幼い従弟、デュブルイ夫妻の息子)ジャン・トロニョン松本梨香川原瑛都
ミショー(飛行クラブの社長)ジャン・ランディエフランス語版辻親八
殺し屋ギー・デロームフランス語版菊池通武
不明
その他
N/A田中康郎
北村弘一
弥永和子
木原正二郎
日高晤郎
野本礼三
糸博
田原アルノ
荒川太郎
星野充昭
真田五郎
尾花糸名子
橋本しんめい
大下昌之
羽鳥佑
夕城千佳
小野寺悠貴
日本語版制作スタッフ
演出田島荘三福永莞爾三好慶一郎
翻訳入江敦子後藤紗綾香
効果山田太平
藤田信夫
調整遠西勝三高木俊明
白鳥陽一
制作コスモプロモーションムービーテレビジョン東北新社
解説前田武彦荻昌弘
初回放送1971年10月22日
ゴールデン洋画劇場
21:00-22:56
1976年1月5日
月曜ロードショー
21:00-22:55
1991年9月8日
サンデーロードショー
14:30-16:26
2025年3月29日[3]

作品の評価

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後の作品への影響

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冒険と青春への性別・年代を越えた憧憬、海洋への傾倒など特徴的なモチーフを持った本作は『明日に向って撃て!』 (1969年)、『無宿』 (1974年)、『黄金のパートナー』 (1979年)、『冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-』 (1981年) 『彼女が水着にきがえたら』(1989年) などのオマージュ・フォロワーを生み、後々まで影響を与えた。いずれも男二人(一人が年長であることが多い)女一人の微妙な関係は踏襲しているが、三人の末路については様々である。[要出典]

オマージュ

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脚注

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注釈

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  1. 日本版の書名はジョヴァンニによる同一原作の映画作品『生き残った者の掟』に基づく。アンリコによる本作はヒットしたが、原作者のジョヴァンニは映画の脚色がソフト過ぎて気に入らず[要出典]、後からより暴力的でシビアな設定に脚色した『生き残った者の掟』を自ら製作・監督した。
  2. TBS版吹き替えでは京橋(きょうばし)と訳されている。

出典

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  1. 1 2 Les Aventuriers - IMDb(英語)
  2. 冒険者たち スターチャンネル新録版 -日本語吹き替え版”. 吹替キングダム (2025年6月23日). 2025年6月24日閲覧。
  3. 冒険者たち[4Kリマスター版][新録吹替版]”. BS10スターチャンネル. 2025年2月11日閲覧。
  4. 保科幸雄「高鳴る!冒険者たちのメロディ 燃える夢喰い男・千葉真一」(パンフレット)『冒険者 (アドベンチャー) カミカゼ』、東映株式会社映像事業部、1981年11月7日、4 - 5頁。

外部リンク

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