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内閣総務官

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日本の旗 日本
内閣総務官
Director-General, Cabinet Affairs Office
五七桐紋
現職者
須藤明夫

就任日 2024年令和6年)7月5日[1]
所属機関内閣官房
担当機関内閣総務官室
任命内閣
第2次岸田第2次改造内閣[注釈 1]
根拠法令内閣官房組織令
創設2001年平成13年)1月6日
ウェブサイト内閣総務官室

内閣総務官(ないかくそうむかん、: Director-General, Cabinet Affairs Office[2])は、日本国家公務員官職のひとつである。内閣官房に置かれる。一般職である。

沿革

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中央省庁再編に伴い内閣官房内閣総務官室にその長として新設された局長級の官職である。再編前の首席内閣参事官に当たる。

位置づけ

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内閣総務官は法律より一段下の政令(内閣官房組織令)を設置根拠とする「政令職」たる一般職国家公務員であり、内閣官房の庶務的な事項を処理することを主な職務とする。宮中への上奏、国会との連絡調整などもつかさどる。そのため、解散詔書が内閣官房長官を通じて衆議院議長に伝達される際に内閣官房長官に手渡す立場となり、国会中継などでもその姿が映される。

上記のとおり、内閣総務官は政令を根拠に置かれており、なおかつ「内閣総務官」の中に(室長級として)「内閣総務官」が置かれる、という整理がなされていることから、官報に掲載される正式な官職名は「内閣官房内閣総務官室内閣総務官」となっている。

なお、同じく内閣官房の役職である内閣広報官および内閣情報官については、政令よりも上位規範である法律(内閣法)を根拠として置かれており、それらの下部組織である内閣広報室および内閣情報調査室は政令(内閣官房組織令)に基づき設置されていることから、これらの正式な官職名はそれぞれ単に「内閣広報官」「内閣情報官」であって、「内閣広報室内閣広報官」や「内閣情報調査室内閣情報官」などは冠されない。

歴代の内閣総務官

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首席内閣参事官から改称後の歴代内閣総務官一覧(改称前最後の首席内閣参事官は元内閣府事務次官、厚生労働事務次官、人事院総裁の江利川毅)。

任期 氏名 出身 前職 後職
2001年1月-2003年7月 内田俊一 建設省 内閣官房内閣参事官 内閣広報官、内閣府事務次官など
2003年7月-2006年7月 柴田雅人 厚生省 内閣官房内閣審議官 内閣府政策統括官、内閣府審議官など
2006年7月-2010年8月 千代幹也 運輸省 内閣広報官(から退官)
2010年8月-2012年 原勝則 厚生省 厚生労働省老健局長、厚生労働審議官など
2012年9月-2015年9月 河内隆 自治省 内閣府大臣官房長、内閣府事務次官など
2015年9月-2017年7月 山﨑重孝 自治省 総務省自治行政局長、内閣府事務次官など
2017年7月-2018年7月 土生栄二 厚生省 内閣官房内閣審議官(兼厚生労働省大臣官房総括審議官)、
厚生労働省老健局長など
2018年7月-2020年7月 原邦彰 自治省 総務省大臣官房長、消防庁長官など、総務事務次官
2020年7月-2022年6月 大西証史 厚生省 厚生労働省老健局長(から辞職)
2022年6月-2024年7月 松田浩樹 自治省 内閣府大臣官房長、内閣府審議官
2024年7月-現職 須藤明夫 建設省

内閣総務官室

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内閣総務官室(ないかくそうむかんしつ、英語: Cabinet Affairs Office[3])は、日本内閣官房の内部組織の一つ。

内閣総務官(内閣官房内閣総務官室内閣総務官)を長とする組織である。内閣に関係する公文書の発受・保管・管理、内閣総理大臣内閣官房長官の官印・公印の保管、内閣又は首相が任命する認証官(国務大臣や大使など)の人事に関する事務手続き、国会答弁の割り振りなどを行っている。

脚注

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注釈

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  1. 内閣総務官は内閣総理大臣の申出により、内閣罷免できると規定されているが、憲法に規定された閣僚任免権と内閣法に規定された閣議の全会一致規定から、内閣総務官の任免権は最終的には首相が留保しており、また首相が閣僚罷免権を背景にいつでも発動することができるため、事実上首相が任免権を留保している。

出典

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  1. 内閣府辞令』(PDF)(プレスリリース)内閣府、2024年6月28日2024年9月14日閲覧
  2. 内閣官房組織等英文名称一覧”. 内閣官房. 2020年10月18日閲覧。
  3. 内閣官房組織等英文名称一覧”. 内閣官房. 2020年10月18日閲覧。

外部リンク

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