公文国際学園中等部・高等部

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公文国際学園中等部・高等部
地図北緯35度22分14.49秒 東経139度30分45.39秒 / 北緯35.3706917度 東経139.5126083度 / 35.3706917; 139.5126083座標: 北緯35度22分14.49秒 東経139度30分45.39秒 / 北緯35.3706917度 東経139.5126083度 / 35.3706917; 139.5126083
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人公文学園
設立年月日 1993年
創立者 公文公
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 完全一貫制
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 2学期制
学校コード D114310000268 ウィキデータを編集(高等学校)
C114310000224 ウィキデータを編集(中学校)
高校コード 14578F
所在地 244-0004
神奈川県横浜市戸塚区小雀町777
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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公文国際学園中等部・高等部(くもんこくさいがくえんちゅうとうぶ・こうとうぶ)は、神奈川県横浜市戸塚区にある私立学校

全国私立寮制学校協議会加盟・参加校。公文教育研究会の創立者である公文公が創立した。運営者は学校法人公文学園である。完全中高一貫校で、高校からの募集は原則行っていない。

沿革[編集]

教育[編集]

自由と自律を尊ぶ校風を特徴としており、制服はなく、いわゆる「校則」というものもないが、代わりに「生徒憲章」が存在する。また、校名の通り国際社会で活躍できる人材の育成が一つの柱となっており、帰国子女生徒の受け入れにも積極的である。寮が併設されており、全国各地から集まる学生が生活している他、新入生寮体験プログラムと称し、中1の4月 - 7月、9月 - 12月、のどちらか4ヶ月間、新入生は原則全員入寮する。2017年より任意参加になり、現在は、通学生のうち、3割程度が入寮している。入試は、160のち110名を国語-算数・国語-数学・国語-英語(A入試)にて募集する。残りの50名は国語、算数、理科、社会の四教科による試験で選抜される。


2009年(平成21年)にはルービックキューブ世界大会優勝者を出した。

2009年(平成21年)度ジャパン・ジュニア(高校生の全国大会)でビーチバレーボール部が全国優勝した。

2016年(平成28年)、第14回日本ジュニア数学オリンピックで銅賞入賞、2017年(平成29年)には第29回アジア太平洋数学オリンピックで日本代表として優秀賞、第27回日本数学オリンピックでも優秀賞を受賞した。

2019年(令和元年)、数学甲子園2019【第12回全国数学選手権大会】で数学部が5位入賞。

行事[編集]

体育祭
5月の終わり頃に行われる。四神である青龍(A組)、朱雀(B組)、白虎(C組)、玄武(D組)の4チームにわかれて対抗戦を行う。各学年が全員参加で行われる「学年種目」のほか、「徒競走」や「選抜リレー」、「令和玉入れ合戦ドンドコ」などが行われる。
表現祭
一般の学校の文化祭にあたる行事であり、当校では表現祭と呼ばれる。例年10月の下旬の休日に2日間行われる。当初はインタレストスタディーズの発表の場で、外部公開は行っていなかったが、次第に現在のような文化祭的な行事になり、一般公開も行われるようになった。
インタレストスタディーズ
当校の教師たちがそれぞれテーマを持った講座を開く。4日間に渡って行われ、成果を表現祭で発表する。
ウオーカソン
中等部でのみ行う長距離歩行大会。徒歩 (walking) とマラソン (marathon) を合わせた造語である。約30kmの道を歩く。2019年1月に、2019年度以降この行事を廃止することが通知された。
ふれあいキャンプ
入学直後にキャンプへ行く(山中湖1周などのイベント有り)。19期生は東日本大震災の影響、28期生は新型コロナウイルスの影響で行っていない。
OBS冒険型体験
中等部2年に、教育団体OBSと共に野外冒険体験をするものである。
日本文化体験


プロジェクトスタディーズ
インタレストスタディーズの発展版。生徒が自らテーマを決め個人で研究し、プレゼンする。9月に中間発表、3月に最終発表を行う
LEE
シンガポールニュージーランド大分の3コースに分かれて行う。

部活動[編集]

同好会と部活動の違いは人数および実績であるが、同好会よりも部員が少ない部も存在する。

運動部
  • サッカー部、テニス部(硬式)、バスケットボール部、バレーボール部(高等部男子はビーチバレー)、ハンドボール部、ラグビー部、バドミントン部、陸上競技部、剣道部、水泳部、ダンス部、弓道部
文化部
  • 演劇部、日本伝統文化部(茶道、競技かるた)、MMC(メディア・ミックス・クラブ/文芸・映像・unity・弁論・英語ディベートを内包)、数学部(パズル同好会を内包)、手芸料理部、美術部、生物部、囲碁将棋部、吹奏楽部、フィールドサイエンス部、科学技術研究部、写真同好会

施設[編集]

敷地内には、校舎、メディアセンター、図書館、グラウンド、ホール、アリーナ、室内プール、武道場、トレーニングルーム、部室棟、テニスコート、ビーチバレーコート、食堂、男子寮、女子寮がある。

校舎は地下4階、地上1階建てのイエローゾーン(ブルーゾーンとして扱われているが、イエローゾーン1階上にもフロアがあるため、実質的には地上2階)。2008年(平成20年)5月に新たな施設として公文毅記念講堂と普通教室を備えた地上1階、地下6階建てのグリーンゾーン、そして地上3階建てのブルーゾーンと3つある。

校舎は、階段状をした地下部分のイエローゾーンを主に中学1年 - 2年が、新設のグリーンゾーンを中学3年 - 高校1年が、地上部分のブルーゾーンを主に高校2年 - 3年が使用する。

校歌[編集]

作詞は大津あきら、作曲は三枝成彰

この校歌は、歌詞の中に一度も「公文国際学園」の校名が使われていない特徴的な校歌である。

交通アクセス[編集]

JR東海道線横須賀線根岸線湘南モノレール大船駅よりバス約8分。一部の時間帯において、学生の通学用に西口バス停4番乗り場よりスクールバスが運行されている。

著名な関係者[編集]

出身者[編集]

教職員等[編集]

  • 公文公 - 創立者 (公文式の創始者でもある)

公文国際学園中等部・高等部が舞台となった作品[編集]

  • ミントな僕ら』 - 校舎が森ノ宮学園校舎のモデルとなった。
  • シュート!』(1994年3月12日公開) - 校舎とグラウンドが、実写映画版の掛川高校ロケ地である。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]