八塔寺ふるさと村

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八塔寺ふるさと村

八塔寺ふるさと村(はっとうじふるさとむら)は岡山県備前市吉永町加賀美にある岡山県指定の町並み保存地区の名称。

標高約400メートルの台地に現在も茅葺き屋根の民家や段々畑が残り、日本古来の農村の景観を今に伝えている。

概要[編集]

八塔寺ふるさと村は、山岳仏教の道場として古くからの歴史をもつ。 現存する茅葺き屋根の民家を利用した、民俗資料館や宿泊施設などがなどの整備が行われている。現在は10数軒ほどの民家が点在している。

主な施設・寺院[編集]

民俗資料館

八塔寺ふるさと村では江戸期の茅葺き民家を備前市が復元整備し、民俗資料館として一般に公開している。当時の農機具や生活用品が展示されている。入館料は無料。

照鏡山八塔寺
天台宗の寺院。本尊は十一面観音。池田光政寄進のつり鏡が境内にある。
恵日山高顕寺
真言宗の宿坊寺院。本尊は不動明王。寶寿院(別名、宝珠院)と明王院が17世紀に合併し、今の名称となった。
八塔寺山
標高538メートル。頂上には行者堂がある。途中に展望台があり、天気の良い日は小豆島が望める。
日吉神社(山王宮)
吉永町指定の天然記念物である、樹齢約700年のコブノキが境内にある。
国際交流ヴィラ
外国人専用の市営宿泊施設とされていたが、現在は日本人も宿泊可能。茅葺きの歴史的な建物でできている。
寿光庵
かやぶき屋根のレストラン、宿泊施設もある。
八塔寺山荘
茅葺屋根の農家を移築・改造した宿泊施設。
五輪塔「石小詰の塚」(備前市指定文化財)
鎌倉時代の石造、行者が祈念し、行きながら成仏したと伝えられている。
皇屋敷跡(現在は跡地に石碑が建てられている)
承久の乱で敗北した後鳥羽上皇が、宿泊したと言われている。
山上伽藍八塔寺の旧跡・山上伽藍八塔寺の三重塔跡(備前市指定文化財)
戦乱で焼失した八塔寺本堂と三重塔は宝永3年(1706年池田綱政により、再建された。
しかし、寛政2年(1790年)の火災で寺は焼失。その後八塔寺は再建されたが、三重塔は再興できず、礎石だけが現在も残っている。
中国自然歩道休憩所(水車小屋)
茅葺きの水車小屋と、トイレや休憩所、公園が整備されている。
吊り橋
木造の吊り橋。
三国郵便局(現在は廃止)
木造のレトロな郵便局。最新のATMが設置されていた。
かつては集配郵便局であった。
平成18年(2006年9月11日に集配業務を吉永郵便局へ移管して無集配郵便局となった。
平成24年(2012年3月31日に廃止された[1]
飯盛山城 (備前国) 
赤松義村の家臣・宍粟作十郎が守備した城の跡。
のぞみが丘キャンプ場
ふるさと館

交通アクセス[編集]

その他[編集]

同地区では映画黒い雨や、テレビドラマ八ツ墓村火垂るの墓撮影が行われた。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 廃止:三国郵便局(岡山県)”. 郵便局株式会社 (2012年3月2日). 2013年5月7日閲覧。

外部リンク[編集]

参考文献[編集]

  • 『備前市文化財地図 』、「山上伽藍八塔寺の三重塔跡」・「山上伽藍八塔寺の旧跡」、備前市教育委員会編
  • 『吉永町史通史編1』、吉永町史刊行委員会編、1990  
  • 『吉永町史通史編2』、吉永町史刊行委員会編、2006  
  • 『岡山のふるさと村』、日本文教出版