全国珠算教育連盟主催珠算検定

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全国珠算教育連盟主催珠算検定(ぜんこくしゅざんきょういくれんめいしゅさい しゅざんけんてい)は、全国珠算教育連盟(略称、全珠連)が主催する珠算検定試験である。文部科学省後援。

概要[編集]

全国珠算教育連盟による珠算教育の推進を目的とした試験である。試験は段位~準3級は2ヶ月に一度奇数月に、4級~15級は毎月、最終日曜日(地方により変更などあり)に開かれる。

解答時間[編集]

乗算除算、見取算、伝票算、開法開平開立)は、7分間であり、暗算は3分間で、応用計算は10分間である。

段位および級位[編集]

段位[編集]

  • 試験科目は、乗算、除算、見取算、伝票算、暗算、応用計算、開法(開平・開立)である。全種目30問出題される。
  • 試験は各段位で共通で、得点によって準初段から十段までに判定される。前2回までの最高点によって段位の判定がされる。また伝票算、暗算、応用計算、開法は3科目が審査選択となる。

1級~3級[編集]

  • 試験科目は、乗算、除算、見取算、伝票算、暗算、応用計算である。伝票算、暗算、応用計算は2科目が審査選択となる。

4級~8級[編集]

  • 試験科目は、乗算、除算、見取算である。
  • 1種目15問で制限時間は各科目7分。1問10点で各科目100点以上で合格。
  • 以前は、乗算と除算が20問、見取算が10問、制限時間は各科目10分であった。

9級[編集]

  • 試験科目は乗算、見取算である。
  • 1種目15問で制限時間は各科目7分。1問10点で各科目100点以上で合格。
  • 以前は、乗算が20問、見取算が10問、制限時間は各科目10分であった。

10級~15級[編集]

  • 試験科目はA・B2種類の見取算である。
  • 1種目15問で制限時間は各科目7分。1問10点で各科目100点以上で合格。
  • 以前は、各科目が10問、制限時間は各科目10分であった。

合格基準[編集]

段位[編集]

  • 段位は、準初段から初段、弐段というように十段まである。
  • 試験は各段位で共通で、得点によって準初段から十段までに判定される。前2回までの最高点によって段位の判定がされる。また伝票算、暗算、応用計算、開法は3科目が審査選択となる。
  • 段位の合格判定は全審査種目の点数で行う。
  • 合格基準は以下のとおりである。満点は300点。
段位合格基準
段位 点数
準初段 80点
初段 100点
準弐段 110点
弐段 120点
準参段 130点
参段 140点
準四段 150点
四段 160点
準五段 170点
五段 180点
準六段 190点
六段 200点
七段 220点
八段 240点
九段 260点
十段 290点

受験料[編集]

  • 段位 - 3,000円
  • 1級 - 2,400円
  • 準1級 - 2,200円
  • 2級 - 1,800円
  • 準2級 - 1,700円
  • 3級 - 1,600円
  • 準3級 - 1,500円
  • 4級~準6級 - 1,100円
  • 7級~10級 - 1,000円
  • 11級~15級 - 600円

受験料は、いずれも税込

関連項目[編集]

外部リンク[編集]