全国大学院生協議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

全国大学院生協議会(ぜんこくだいがくいんせいきょうぎかい)は、大学院生自治会の連合組織である。略称は全院協(ぜんいんきょう)[1][2]

大学院生を取り巻く環境の改善を目指して活動しており、2020年4月10日時点で全国4校の院生協議会・院生自治会が加盟している[3]。他に、3校の院生協議会ともオブザーバーとしての関わりを持っている[3]。なお、1999年5月時点においては、全国26校の院生協議会・院生自治会が加盟していた[4]。毎年1回開催される全国代表者会議(全代)が最高決議機関である[3]。全代にて、これまでの活動の総括と今後の活動方針の決定を行い、議長と理事校を選出している[3]

2004年度より毎年「大学院生の経済実態に関するアンケート調査」を実施しており[3][2]文部科学省財務省、各政党国会議員などに対し奨学金制度の充実や学費の軽減などを求めて要請行動をしている[2][5]

関連・協力関係にある団体[編集]

奨学金の会の加盟団体には、2020年2月時点にて全国大学院生協議会の他、全日本医学生自治会連合や、日本共産党系とされる全国労働組合総連合全日本教職員組合などの計10団体が含まれる[8][9][10][11][12][13]。また、2016年7月においては、奨学金の会の加盟団体には全日本学生自治会総連合があった[14]
2010年代半ば以降、活動を休止しているとされる[20]

外部リンク[編集]

出典[編集]

  1. ^ 全院協って?(全国大学院生協議会)2020年7月4日閲覧 なお、旧公式サイトのURLは、全国大学院生協議会よりアンケートご協力のお願い(2018年7月8日)(一般財団法人日本国際政治学会)にて確認
  2. ^ a b c 活動紹介(全国大学院生協議会)2020年7月4日閲覧
  3. ^ a b c d e 全国大学院生協議会「全院協について」(2020年10月9日閲覧)
  4. ^ 「全院協」ってなに?――全国大学院生協議会の紹介(全国大学院生協議会、2002年2月11日にアーカイブ)
  5. ^ 大学院生が国会要請/学費年50万円・負債1000万円に/「負担の軽減・奨学金充実」しんぶん赤旗、2011年12月2日(金)掲載、2019年8月13日閲覧
  6. ^ 全国大学院生協議会公式サイトのリンクページに関連団体として記載されている(2020年7月4日閲覧)
  7. ^ 奨学金の会|プロフィールによれば、全国大学院生協議会事務局のメンバーを副会長としている。2019年8月13日閲覧
  8. ^ 第75回全国代表者会議決議 第2章第6節 他団体との連携注釈1より(2020年7月4日閲覧)
  9. ^ 加盟団体リンク(奨学金の会、2020年7月4日閲覧)
  10. ^ ひょうご参院選2016 改憲の行方(上)初の統一憲法集会 民進と共産危機感共有神戸新聞(2016年5月7日掲載、2020年10月17日閲覧)
    『共産系の「全労連」』との記述があり、記事の<<参院選キーワード>>にて「全労連」の正式名称が「全国労働組合総連合」と記されている。
  11. ^ 日教組とは何者か 注意すべき4つのポイント森口朗(2015年2月22日掲載、2020年7月4日閲覧)
    『共産党系が日教組とは別の全日本教職員組合(いわゆる「全教」)を設立』との記述がある。
  12. ^ 日教組と全教 どちらも左派的な主張だが違いも多い SAPIO(監修:森口朗)(2016年8月30日掲載、2020年7月4日閲覧)
    『共産党系の「全教(全日本教職員組合)」』との記述がある。
  13. ^ 日教組 進む現実路線 加入率低下で危機感も 産経デジタル(2020年1月27日掲載、2020年10月17日閲覧)
    『共産党系の全日本教職員組合(全教)』との記述がある。
  14. ^ 奨学金の会チラシ2016.7.28
  15. ^ 第71回全国代表者会議決議(全国大学院生協議会、2016年4月3日)73-74ページに、日本科学者会議とイベントの共催などを行った記載がある。
  16. ^ 全代決議・声明ページのリンク先にある第68回全国代表者会議 決議(全国大学院生協議会、2013年3月16日)38ページ(リンク切れ)
  17. ^ 第71回全国代表者会議決議(全国大学院生協議会、2016年4月3日)74ページによれば、2016年2月26日の全日本学生自治会総連合定期大会にて挨拶しており、この日に定期大会を開いた全学連は全学連大会一覧の通り共産党系のみである。
  18. ^ 全代決議・声明ページのリンク先にある第68回全国代表者会議 決議(全国大学院生協議会、2013年3月16日)43ページ(リンク切れ)
  19. ^ 全日本学生自治会総連合「第64回定期全国大会を開催しました。」(2013年12月8日にアーカイブ)2018年7月17日閲覧
  20. ^ 小林 哲夫 『平成・令和 学生たちの社会運動』 光文社 2021年1月 340ページ
  21. ^ 全国大学院生協議会ー2020年度大学院生の研究・生活実態に関するアンケート調査(2020年6月8日)(公益社団法人日本水産学会)